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時計が刻んだ先の話
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【 】
「さぁ、そろそろ返してくれてもいいだろ」
春貴は座ったままの白猫にそっと近寄る。白猫はにゃあとと鳴き、差し出した春貴の手に頬を擦り付けた。
「よしよし、いいこだ」
そう言いながら白猫を抱きかかえ、時計を外そうと手をかける。
ふわり、と生暖かい風が吹いて、春貴の目の前にスーツ姿の男性が姿を現した。
「なんだ?」
「なんだ、お前か」
スーツの男性は細いフレーム眼鏡の奥ですっと目を細める。まるで自分を小ばかにしたようなその表情に、春貴はむっとした顔をする。
「お前、まだバスケしてんだろ」
「まだ、ってどういうことだ」
「いい加減に捨てたらどうだ。そんな食い扶持にもならん遊び」
「遊び、だと?」
男の物言いに、春貴は眉間にしわを寄せる。知ったような口を利く、お前はいったい誰なのだ。そんな意味を込めて相手を睨んだ。
男は小さくため息をつくと、首を振る。
「社会的に見てずっとその遊びが続けられると思うのか?」
「遊びと言うな、お前は何なんだ」
自分の父親のようなことを言う男に、春貴は思わず言い返す。
社会的地位が重要、バスケなど辞めろ。そう言われ続けて来た春貴は、父親と勘当同然で家を出てきている。
「いずれわかる。父親の言っていることが正しかったのだと、わかる日がくる」
そう言って男は腕時計を確認する。そして大きくため息をついた。
「もう、いいだろう。お前らの遊びに付き合っている暇はないんだ」
「待て、お前は何なんだ、答えろ!」
春貴の言葉に煩わしそうに男が顔をあげる。
「なんだ、まだわかってなかったのか。俺は、お前の未来だ」
それだけ言い残して男は消え去る。残された春貴は近くにあった木の幹を拳で殴りつけた。
「あれが、俺? 親父と同じような物言いで、冷めた目をした、あれが俺だと?」
もう一度、拳を叩きつける。
「あんな未来、認めてやるか。誰が……あいつらと同じになんか……ッ」
もう一度殴ろうとしたところで、足元で白猫がにゃあと鳴いた。心配でもするかのように見上げる青い瞳に、春貴は小さくため息をついて拳をほどく。
「……帰ろう。叔父上が待っている」
白猫を抱きかかえると、仁科時計店への帰路につく。
太陽はすっかり沈み、空には星が光っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月14日
参加申し込みの期限
2013年12月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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