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さーさーさらさらさくさくさ。
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◆出番だ、探偵! 悶々と。
水浸しの店内。困った状況。困った客と困った客と、困っている客と……。
なんとか対応しようとバイト・
知吹 しぶき
は身を粉にして働いたが、現状とかく困っている。
(どうしよーてんちょー!)
頼みの店長は完全に観客の一人と化して見える。
こうなったら。
知吹は観客に混じり、ケーキを食べながらひたすらメモとっている彼に頼み込むことにした。
「めもりん! めもりん探偵さんなんでしょー。なんとかしてー!」
「い、いや。私は助手なので……」
「え? 助手だって? 探偵事務所で働いてるんだから探偵さんじゃーんやだなー」
そのメモは何のためにとってるの?
言い訳してないでとにかく何とかして!
洋菓子店でバイトしていようが、そんな逃げ道を用意するほど知吹は甘い人間ではない。
いまだ柘榴が手を出す素振りを見せないのを確認してから、芽守の肩を叩いた。
「小さな強盗さんだね。でも、人を脅してモノを盗ろうなんてしちゃいけないな。水鉄砲で迷惑をかけるのもよくない。そういう事をすると警察に捕まって、パパやママに会えなくなっちゃうよ。それとも、事情があるのかな」
乗り気でなかったわりに淀みない口調で話しかける芽守。
喜好が怖がらないように目線を合わせ、不安そうに瞳が揺らぐたび、頭を撫でてやる。
子ども相手ではないにしろ、普段から人と話すことに慣れているのだから当然といえば当然だ。
(頑張ってね! めもりん!)
知吹は心の中でエールを送り、床を拭くために店の奥に去っていった。
「ボク、お話聞かせてくれるかな?」
体温を確かめるように頭に手を置いた。
今までのメモを見れば一目瞭然だった。彼がもれいびで発動条件が頭に触れることなのは。
しかし、残念ながら推理が不得手な芽守は気がつかず、これでもかこれでもかと頭に触れてしまう。
「あーん」
動き出したのは
毒島 イヴ
。
さきほど少年に触れた影響が少し遅れて出たのだろう。
芽守の夕飯ことスイーツを楽しそうに旦那様にお見舞いしている。
抗議しようとするが、口より早く手が出てしまう。
「なんで景貴から買ったケーキを、景貴に食べさせないといけないんだ!」
「これはもしかしてろっこ……んぐっ」
「なんだ、景貴。途中でやめるな!」
食べたい、話を聞きたい、食べさせたくない、話を途切れさせたくない。
芽守の願いは何一つ叶うことなく、涙を呑むのだった。
「ねぇそこのボクちゃん、一緒に食べながらお話しない? 私のケーキ、一口あげるわよー。色んなケーキ、食べてみたいでしょ?」
「うん、甘いものはぜんぶ好き。たべたい」
騒動をよそに柔和な笑みを浮かべ
早坂 恩
が喜好に手招きする。
お菓子のお誘いに自分がすべて奪おうとしていることも忘れ、向かいの席に座った。
「わかるわぁ、私もここに通ってそんなに経ってないけど一度全種類食べてみたいのよねぇ……ちなみにこのケーキは4種のベリータルトよ。これって甘ーいミルクティと相性ばっちりなのよね~。あ、一口くらいなら、ミルクティも飲んでいいわよ」
差し出されるミルクティをぺろりと舐めるように一口飲む。
かすかな大人の香りにドキリとしながら、口いっぱいに広がる独特な甘味。
「甘い……」
「あら、はじめてだったの?」
「うん。お菓子以外の甘い物ってあんまり食べたことない」
喜好は差し出されたベリータルトにかじりつき、目をキラキラとさせている。
その左手には水鉄砲。
こんなに素直に喜ぶ少年がどうして水鉄砲を放さないのだろう。
早坂の胸がちくりと痛んだ。
「どうしてお店のお菓子が全部欲しいのかしら? お家に帰っても食べたいの? それとも、誰かと一緒に食べたいのかしら?」
こんなに美味しいもの、わかるわ。
その痛みを忘れただやさしく語りかける。
「それは……」
揺れる少年。
唇を震わせ、漏れ出るようにつぶやく。
「ママに、あげたい……ううん、違う、必要なの」
自分自身に言い聞かせるようにそれだけ言うと、ありがとうと頭を下げ、席を立ってしまった。
「ボクの夕飯が……」
芽守は普段の丁寧な口調が崩れ、素に戻ってしまうほどのショックを受け、硬化した。
わずかな残骸をかき集め、荒井が口に入れようとするがそれさえも受け付けない。
「あらいぐまのを撫でるのを忘れてたノ! いつも撫でてから帰ってるのニ……!」
御薗井 E セレッソ
が来店する。
騒動を意に止めず、カウンターにあるアライグマをもふもふした。
(ってあのおニーさん、テンチョーサンにケーキをあーんってしてもらってるワ! 新しいサービスなのカシラ!?)
テンチョーサン! 次はワタシ! ワタシにもケーキあーんして欲しいのヨー!
ハイテンションに心の声が飛び出す。
芽守と荒井に近づき、
「そこのおニーさん! 次はワタシの番。譲るべきナノ」
ドヤ顔。
からの、待機。
目をつぶり大きな口を開けて喜々と待機。
「すみま、せん。そういう、サービス、してない、で、す」
息を荒げながら荒井が説明すると、急激に御薗井はしぼんでしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月03日
参加申し込みの期限
2013年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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