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ねこの消えた日
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どうすることもできないまま、夕を迎えてしまった。
恵御納 夏朝
の心はどんよりと暗く沈んだままだった。紅に染まる夕日が美しい。自分の心とは正反対だ、と夏朝はひとり夕焼け空を見て思った。
「しばらくはなんとか過ごしていくから、大丈夫。言い換えたり……でも」
涙で夕日が歪み、西日が目を刺して痛かった。夏朝は涙をぽろぽろとこぼす。
「気が向いたら……■さんも、■さんも……帰ってきて。言えないの、寂しいから……帰ってきてくれるの、待ってるから……」
『ねこ』の名を呼べず、次々に文字がこの島を去って行ったならどうなるんだろう。寂しくて、恐ろしくて、心細かった。みんな同じなのだから、と言われてもとても耐えられそうにはない。泣く夏朝のそばには、いつの間にか見知らぬ猫が近づいて来ていた。靴下の足元に体をすりつけ、にゃあ、と鳴く。
「……ありがと、ねこさん。うれしいけど名前を呼ぶことも……あれ?」
猫は縞模様のしっぽを振って、もう一度にゃあん、と鳴いた。夏朝は信じられないと言ったようにもう一度繰り返す。
「ねこ、さん……あ、文字が……。言葉が!」
こぼれ落ちるのはもう悲しみの涙ではなかった。夏朝は言葉の帰還を教えてくれた猫を抱き上げ、頬を寄せる。
「おかえり……おかえり! 帰ってきてくれて、ありがとう……」
「……あっ! 歌える……戻った、凛ちゃん! 戻ったよー!」
「ほんとだ! ねこ! 国語! 恋心、素敵だね! 全部言えるよ!」
「やったー!」
夢宮 瑠奈
と
雨寺 凛
は抱き合って言葉の帰還を喜んだ。
「これでアクシデントはゲームオーバーだね!」
「あはは、瑠奈ちゃんったら……! どっちもねこの字は入ってないよー!」
二人は再び楽器を手に取る。思い切り好きな言葉を歌うために。
「今日は変な一日だったな……」
そうは言いつつも、もっとも『ねこ』失踪事件の影響を受けなかった人間のうちのひとり、
佐藤 英二
は、寮で早めの床についていた。テレビを見ても音が途切れ途切れで楽しめない。ゲームはどうかと思えば、これまた文字が読めないと楽しさ半減なのだった。フルボイスものともなれば、がっかり感は倍増する。早く寝るのは得策だったと言えるだろう。次に英二が目覚めたときには、今度こそ何事もないフツウの日常が戻ってきているのだから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月10日
参加申し込みの期限
2013年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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