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あんな夢、こんな夢、どんな夢?
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●向日葵の笑顔
――それは、目覚めれば、内容も思い出せずに消える夢。
◇
ゆるり、と、
タイラ・トラントゥール
は緩慢な所作で部屋の中を見渡した。
フランスにある実家の一室、タイラの部屋だ。
アンティークの家具に囲まれていて、広くて豪華、重厚な雰囲気。
だけれど、それと同時に、薄暗く、また、纏う空気は重苦しかった。
その暗さが、空気の重さが、タイラの眼差しを翳らせる。
何をする気にもなれずにアンティークのソファに身を投げ出せば、
――じゃらり。
冷たく強固な金の鎖が、蛇が這うようにして足に絡みついた。
(この鎖は、兄様の呪縛のようだ)
鎖を通して、自分の中から、何か大切なものがどんどん奪われていくのがわかる。
全ては、兄様の言葉のまま。
それ以外の答えは必要ないはずなのに、確かに何かが失われゆくのを感じるのは、何故だろうか。
身体は刻々と重さを増し、いつの間にか、身じろぐことさえ難しくなっていた。
魔法のように《それ》が部屋に現われたのは、くたり、ソファのひじ掛けに身を委ねたその時だ。
タイラの身を小さく跳ねさせた《それ》は、古い木製の大形トランクボックス。
(あれは、別の部屋に置かれているはずだ。どうして……)
見開かれた露草色の瞳に、固い色が揺れる。
幼い頃、その中に閉じ込められた記憶と、その時感じた恐怖。
それらが、微塵も色褪せることなく、タイラの胸に押し寄せてくる。
呼吸が、自然、荒くなった。
(――ああ、だが、箱の中で虐げられるのだって、ボクにとっては――、)
当たり前の事だと、眼差しを伏せた、その刹那。
何かやだから何とかしろ! と、頭の中で声がした。
箱の中
、オレがお前をあきらめねえ! と言い切った、《アイツ》の明るい声。
狭い暗闇を恐れる理由を語った時
には、《アイツ》の方が泣き出してしまったっけ。
心が揺れる。
揺り動かされる。
重く、苦しいばかりだった胸の内が、《アイツ》との記憶で鮮やかに塗り替えられていく――。
(……あ、)
ふと気付けば、慰めるようにタイラに寄り添っている
シャルル
の視線の先に、輝くものがあった。
一輪のひまわりだ。
テーブルの上、あたたかな光を浴びるそれは、いっそ眩しいほど。
(――まるで、アイツのようだな)
咲き誇るのは、希望。
ひまわりの花は、タイラの中で、次第に《アイツ》の笑顔と重なっていく。
足に絡み付いた鎖は、完全に消えたわけではない。
それでもそれはいつの間にか、随分と軽くなっていた。
もう動けないと思っていた身体に、力が入っていく。
眠っていた心が、目覚め始める。
もう、タイラの心は、終わらないまどろみの中にはない。
――あたたかな気持ちで満ちた目覚めは、そう悪くもないだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月15日
参加申し込みの期限
2019年05月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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