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●ドラゴン娘の日常
「ふあああ!」
うーん! と大きく伸びをして、
百岳 甘桃
――もとい、
アクスト
は、岩のベッドから身を起こした。
「あー、よく寝たなあ」
「よーし、今日もキラキラなものと食べ物探しにいくよー」
アクストは、まかいの火山地帯に生きる竜族の娘だ。
身の丈を超えるほどの大斧を持っているから、アックスから取って、アクストと呼ばれている。
アクストは、住処であるゴツゴツ火山の洞窟から、元気良く外へ出た。
空には、ぐるぐると鈍い灰色の雲が渦巻いているけれど、洞窟の中よりは幾らか明るい。
「キラキラしたもの、見つかるといいなあ。もちろん、食べ物もね!」
アクストは、キラキラしたものが好きだ。
そういうものを探し出しては、コレクションしている。
アクストは、相棒の斧の柄を、ぎゅっと握り直した。
斧の目が、ぎょろりと動く。
紫色の瞳に向かって、アクストは言った。
「あなたも、準備はいい? ほら、いっくよー!」
翼を広げて、岩の上から、微塵の躊躇いもなしにジャンプ!
ぎゅーん! と谷底近くまで落下するスリルを楽しんで、アクストは、力強く翼をはためかせた。
急降下からの、急上昇。ジェットコースターみたいだ。
そのままアクストは、びゅーんと、溶岩が流れている山の上を飛んでいく。
「なにかおいしいものないかなあ……」
と、溶岩の熱を映したような橙の双眸で、山に、目当てのものを探しながら。
斧の方も、不気味な目をぎょろぎょろと動かしているが、中々成果は上がらない。
おなかすいた! と、アクストが疳癪を起しかけた、その時だ。
山の外れに、見覚えのない何かを見留めたのは。
「あれ、向こうの方に何かいるよ。近づいてみようっと」
着地ーっ! と地面に降り立てば、『何か』は、あんぐりと大きく口を開けた。
アクストに吸い寄せられた眼差しに、恐怖の色が、ありありと浮かんでいる。
けれど、アクストはそんなこと、ちっとも意に介さない。
「これはもしかして、ニンゲンかな? すごーい、初めて見たー」
なんて、はしゃいだ声を出すアクスト。
まかいに、ニンゲンはいない。
けれど、偶に迷い込んでしまう者もいるのだと、アクストは聞き及んでいる。
「へー、これがニンゲンかー」
面白いものを見つけたと、喜色の滲む声を漏らしながら観察していたら、
――ばっ!
ニンゲンはふと我に返ったように、アクストに背を向け、全速力で駆け出した。
けれども、アクストは慌てない。
慌てないけれど――折角のオモチャを、逃がしもしない。
「あれ? 逃げるつもりなの? だったら……」
巨大な斧が、天高く振り翳される。
そして、勢いのままに、地面に一撃、どーん!
地面が激しく揺れて、ニンゲンは呆気なく転んだ。
ついでに衝撃波で、地割れが起こってしまったが、
「ま、ちょっとくらいいっか。火山はよく地形が変わるって言うしー」
という具合で、アクストは欠片も気にしない。
そうして、斧の柄で地面をドンと叩き、あわあわと腰を抜かしているニンゲンへと声を投げる。
「さあニンゲン! 食べ物だせー! おなかすいたー!」
「ひっ! ど、どうか食べないでください……!」
「え? うん、ニンゲンは食べないよ。なんかまずそうだもん」
ちょっぴり渋い顔をしてみせれば、ニンゲンは、幾らか安堵したようだった。
震える手で、それでも自身の荷を漁り、そこから鈍い銀色の缶を取り出してアクストに差し出す。
「……何、これ? こんなの、食べられないよ」
「こっ、これは缶詰です! 中に、ちゃんと、食べ物が入っています!」
「へえ、カンヅメかあ……」
中に食べ物が、とは言うけれど、どうやって開けるのだろう?
ラベルに何か書いてあるようだったけれど、アクストには解読できなかった。
「うーん、字がわかんないや……って、こら! 考えてる間に逃げるなー!」
先ほど地震を起こした時よりも、ニンゲンはかなり遠くにいる。
火事場の馬鹿力……というものかもしれなかったが、アクストには関係なかった。
「まてーっ!」
アクストの右手に、バチバチバチッと光の珠が弾ける。
段々と肥大化していくそれは、雷だ。
アクストは、火山に暮らしてこそいるが、雷属性のドラゴン。
手から電撃を放つくらい、朝飯前だ。
「――カミナリ、どーん!」
ビリビリの電撃ビームが、ニンゲンに直撃する。
耳をつんざくようなものすごい音がして、次の瞬間には、ニンゲンは真っ黒焦げだ。
アクストは、悠々と黒焦げのニンゲンの元へと歩を進めた。
そうして、ニンゲンの腕に光る腕時計へと手を伸ばす。
「腕に着けてるキラキラの輪っか、もらうね。あと、カンヅメは開かないから返すよ」
手に取り宙に翳した腕時計の輝きに満足気に頷くと、
「さーて、今度こそごはんを探しに行かなくちゃ!」
と、アクストは再びはばたいて、軽やかに空へと舞い上がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月15日
参加申し込みの期限
2019年05月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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