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せんせいといっしょ:島岡先生編
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● さようなら、また明日 ●
思ったよりもゆっくり休んでしまったけれど、その分、疲れも和らいだ気がする。
「そろそろ戻るとしましょうか」
島岡先生はベンチに腰掛けたまま、組んだ両手をうーんと上に伸ばしてのびをした。
立ち上がろうとしたちょうどその時、
「何してるのー?」
てこてこと近づいてきた
神出鬼 没
が声を掛けてきた。
「どしたのどしたの? もしかしてサボりー? にしし」
半ば冗談で言った没に、
「実はそうなんです」
と島岡先生は恥ずかしそうに笑った。
「なんだか疲れてしまって、ここで休憩してたんです」
「元気がないの?」
どうしたら元気を出してもらえるだろうかと考え、没はいいことを思いつく。
ごそごそとさぐってお菓子を取り出すと、島岡先生にプレゼント。
「オイラのお菓子あげるのさ! 元気出るはずさね。先生には内緒だよ?」
「島岡先生も先生だろ」
突っ込みを入れたのは、没のあとを追いかけるようにやってきた
逆巻 天野
だった。
没があちゃーと手を顔に当てると、島岡先生はくすくすと笑った。
「今帰りですか?」
そう聞いて、島岡先生は2人ともが持っている工具箱に目を留める。
「学校の修理していて、通りかかったんですよ」
「オイラも手伝ってたのさー♪ オイラこう見えて力持ち。役に立つでしょ? 立つでしょ?」
褒めて褒めて、と全身で訴えてくる没を、天野ははいはいと軽くいなして、島岡先生との会話を続ける。
「で、さっき聞こえたのって下校の放送ですよね……もうすぐ校舎がしまるっていう」
梅雨に入る前に済ませておきたいからと思ったのだが、随分と長引いてしまった。
もう帰らないといけないからと、天野は没をせきたてるように修理に区切りをつけてやってきたところだ。
先生はこんなところで休んでいていいんですか。
そう聞こうとした言葉を天野は飲み込み、代わりに、何かお疲れですかと聞いた。
天野の目から見て島岡先生は、苦労性の印象がある。
(1組って風変わりな人多い印象あるしなぁ……良い意味でも)
それは1組担任の先生も同じか、と天野は島岡先生を眺めた。一見すると、おだやかでほんわりした先生。それだけに、ゲームセンターで豹変するのにはかなり驚いたものだ。
島岡先生にもいろいろあるのだろうな、と
「何もなければいいけど、何かあったなら手伝いは出来ますよ」
天野が申し出ると、没がオイラも、と胸を張る。
「先生のお悩みならオイラが聞いたげるのさ!」
それを聞いた島岡先生は、ありがとうございますと笑った。
「でも何もないですからだいじょうぶですよ。山積みになってしまった仕事にちょっとへこたれてただけですから。ずいぶん休めましたし元気ももらいましたから、そろそろ戻って仕事に取りかかろうかな、って思ってたところです」
「そうなの? 良かった。じゃ逆にオイラの悩みを聞いてくれるー?」
「悩みなんてあったんだ」
「オイラにだって悩みくらいあるよー」
天野に反論しておいてから、没は話し出す。
「最近久々に会った後輩が、元気なさそうだったの。どうすれば励ませるかなぁ? 先生知ってる?」
「どうすれば、ですか……元気のない原因が分かればいいんですけど」
「オイラお勉強は良くわかんないさね。でも元気にしてあげたいなって。お部屋からでれないらしいんだけど……」
「部屋から出られないということは、病気なんでしょうか? もしそうだとすると、よくあるのは千羽鶴でしょうか。他にはえっと……外にあるもの、お花か何かを季節先取りで渡して、このお花が満開になる頃にいっしょに見に行こう、って励ましてみるとか?」
考え考え、島岡先生が口にしたアドバイスに、
「そのアイデアもらったぁ!」
と没は飛び跳ねた。
「じゃぁ天野! 今日から早速作るの手伝って♪」
「手伝うって、僕が?」
「うん。修復作業手伝ったじゃん。今度はオイラを手伝ってさね!」
はりきる没に、天野はやれやれと肩をすくめた。
「君はどれくらい僕が不器用かって知ってるだろ?」
そんな風にぼやいてみせながらも、没に付き合わされて手伝ううちに、少しは器用になれるだろうか、なんて考える。帰りの荷物は増えそうだ。
「早くはじめるさね!」
もうすっかりそのことで頭がいっぱいになっている没にせかされながら、天野は島岡先生に片手を振る。
「それでは先生、また明日」
天野の挨拶に、没も慌てて振り返る。
「先生、またなのー♪」
「さようなら、また明日。後輩の方、早く元気になるといいですね」
島岡先生も小さく手を挙げて、2人を見送った。
外の風に当たって、かなり気が紛れた。
生徒たちから元気をもらって、ご褒美の楽しみまであって。
この休憩は島岡先生にとって、かなり実のある充電時間になった。
少しぬるくなったスポーツドリンクを飲み干すと、島岡先生は勢いをつけてベンチから立ち上がる。
「さて、私もがんばりましょうか」
そして来たときとは全く違う足取りで、職員室へと戻っていった――。
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あとがき
担当マスター:
ねこの珠水
ファンレターはマスターページから!
放課後の一休み。
ちょっとお疲れ気味の島岡先生ですけれど、皆様のおかげで良い休憩が取れたようです。
先生のお仕事ってとても大変でしょうけれど、遣り甲斐も楽しみもたくさんあるのでしょうね。
なんてことを考えつつ、執筆させていただきました。
ご参加ありがとうございました。
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担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月28日
参加申し込みの期限
2013年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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