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せんせいといっしょ:島岡先生編
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● カラスが鳴くから ●
放課後の校庭の片隅。
御巫 時子
はカラスのすぐ傍らにしゃがみ込んで、しきりに頷いていた。
「昨日は食事にありつけなかったんですか……それは大変でしたね……」
カラスは真っ黒なその外見と不吉だといういわれもあって、人に嫌われることがままある。
なまじ頭が良いから、人の裏をかいてうまくゴミ漁りが出来たりすることも、要因の1つなのだろう。
カラスとて他の鳥と大きな差がある訳ではないのに、と時子は思う。
「またお話しに来て下さいね……」
微笑んでカラスと別れると、時子はゆるゆると校門へと向かって歩き出した。
その途中、通りかかったベンチで島岡先生が休んでいるのを見かけ、声をかけてみる。
「雪乃先生、隣、よろしいですか……?」
「え? あ、はい」
島岡先生は横にずれて、どうぞと時子を促した。
反応までに少しあった間が、島岡先生の疲れを示しているように思われて、時子は手にしていた缶入りの緑茶を差し出した。
「どうぞ……」
買ってからそれほど時間は経っていない為、缶はまだ十分に冷たい。
「お茶の香りはリラックス効果もありますから……」
そう言うと、島岡先生は笑顔で首を振った。
「それは御巫さんが飲もうと思って買ったものでしょう? 私はいいですから、どうぞ飲んで下さい」
冷たいうちに、と島岡先生は時子に勧め、視線を前に戻した。
「先生、嬉しそうですね……。良いことでもあったんですか……?」
疲れているようなのに幸せそうに見えて、時子は島岡先生に聞いてみる。
「良いこと、ですか? うーん……あるといえばありますけれど、取り立てて言うほどのことは……。良い陽気の中で休憩しているから、そう見えるのかも知れないですね」
ぽわんと答える先生はいかにも平和そうだけれど、それだけではないことを時子はふっと思い出す。
「あの……、遠足のときのことなのですが、生徒を捜しに率先して電車に飛び乗った先生の姿は、格好良かったです……」
時子が言うと、島岡先生はあわあわと慌てた。
「あ、あれは……その、夢中でしたので……」
恥ずかしそうな島岡先生を、時子は微笑んでまっすぐに見つめる。
「いえ……あのときの先生、とても頼もしく思えました……」
教師になってまだ数ヶ月の島岡先生は慣れない様子でおたおたしている所を見ることが多い。けれど、いざというときには先生らしく生徒の為に動けるのだと、あの遠足での出来事で時子は島岡先生を見直した。
島岡先生自身は気付いていないだろうけれど、それでも先生は先生なのだと時子は思う。
そんな2人の上を、何羽ものカラスが鳴きながら飛んでいった。
その声に、時子はベンチから立ち上がる。
「私も帰らなくちゃ……。先生はこれからまだお仕事ですか……?」
「はい。もう少し休んだら仕事に戻ります」
「無理なさらないで下さいね……」
心配になって時子が言うと、島岡先生は大丈夫ですよと答えた。
「時々こうやって息抜きしながらやってますから」
「そうですね……休憩は大事ですから……。今度は一緒にお昼寝できたら嬉しいです……」
「お昼寝ですか? いいですね」
島岡先生はふふっと笑う。
「ではまた、機会がありましたらぜひ……」
時子はそう言うと島岡先生にさよならの挨拶をして、カラスたちの後を追うように家路につくのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月28日
参加申し込みの期限
2013年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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