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生き残るのは誰だ! アンチ納涼がまん大会!
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紳士であれ――とりわけ、そこにレディがいるのであれば――が身上の
八十八旗 信彦
。彼は実によく耐えていた。彼が暑さに耐え抜く方法と言えば、決まっている。
(地獄部屋で共にこの過酷な環境に耐えている、レディたちの姿に集中するのさ!)
見ればどの女子もそれぞれに美しく、もしくはかわいらしく、要するに魅力的だ。宝石よりも魅力的にうなじを流れる汗、普段他人に見せることのない上気した顔、切なく乱れる呼吸……。
「あれ? あっちの部屋より、こっちの方が素敵じゃないかい?」
自覚こそないが、精神力だけでは支えきれず、信彦はこの異常な暑さに判断力を奪われつつあった。
「お、お茶はどうだい?」
上穗木 千鶴
が再びお茶を持って信彦のところへやって来た。もちろん信彦がこれを断る道理はない。レディからの差し入れはすべて受け取るべし。それが彼という人間だった。千鶴もまんべんなく参加者の面倒を見ていたが、やはり気になる男子と言うことで、どうしても信彦のところへ行く回数は多くなるし、世話も他のものに対してより甲斐甲斐しくなってしまうのだった。
「ああ、ちーちゃん。俺のためにありがとう」
よれよれになりかけながらも、信彦はできるだけいい笑顔で答えようとする。
「大変だろう? こんな地獄のような場所で給仕なんて……」
「暑いのはそんなでもないんだ。この格好は……は、はずかしいけど、みんなのためにがんばるよ」
また、胸の谷間から手品のようにミネラルウォーターを出す。と、汗か水滴か、手が滑って千鶴は差し出すボトルを取り落としそうになる。
「いや、水は……おっと!」
胸より高く掲げたボトルの落ちる先は。信彦はそれを見越して手を伸ばしたつもりだったが、目測が狂って千鶴の胸の上に両手の甲を乗せた形になってしまう。見事ボトルは受け止めたものの……。
「わっ、わ!?」
「な、何を……するんだ……君はまた……」
叱られてうろたえる。暑さに頭のゆだった信彦は「手の甲を胸に乗せるなんて失礼だった」という思考に至り、ごめん! と言いながら……手のひらをあらためて千鶴の胸の上に置きなおした。
「んっ……」
頬を染めて、恥ずかしさに盛んに身をよじる千鶴のナース服風どてらが、脱げかけてしまっているではないか! あずさのよけいな『計らい』は知らねども、信彦はどてらを着ている以上千鶴もまたこのがまん大会の参加者であると認識していた。
「これは紳士として不覚じゃないか! 乙女の柔肌、守らねば!」
信彦は肩がはだけ、黒いビキニがあらわになった千鶴の肩に、躊躇なく自分のどてらを脱いで着せ掛けた。
「どてらを脱いだぁっ! 八十八旗選手! 失格だぁーっ!」
残念そうに見守る千鶴に、もう一度さわやかな笑顔を見せて。信彦は
宇佐見 望月
に引きずられるようにして部屋を退場となった。そういえば参加すると言っていたはずの
哀坂 零葉
はどこに行ってしまったのだろう、と疑問に思いながら。
シダ 美穂戸
は先ほどからずいぶんそわそわとしていた。足のしびれが最高潮に達する前に、エアロビタイムが来たおかげで、足を伸ばして存分に動かすことができた。餅いりうどんはおいしくて、元気もある程度は回復したはずだった。
「あっち 部屋なんだ」
シダは極楽部屋が気になりはじめた。
「あっち 食べ放題 飲み放題か。足もしびれない」
踊りながらシダは考える。得意の蹴り技を含めたオリジナルの振り付けで踊っていたが、だんだん動きがおろそかになってきた。あちらの部屋の者たちが食べているデザートはとてもおいしそうだ。
「ひょっとして シダ いるとこ間違えてないか?」
勝ちたい。しかし、悩む。優勝賞品がおいしいものならいいな、とシダは考えていたが、食べ物でなかった場合あまりおもしろくない。今脱落して極楽部屋に行けば、シャワーですっきりさっぱりした後で、おいしいものがすぐに食べられるのだ。
「あ」
「ぐぇ……」
いい当たり具合、若干硬い感触。上の空で振った足が、
東中居 陽二
のこめかみにヒットしてしまっていたのだ。ろっこんによる守りがなくなってから、じわじわと体力を削られていた陽二は、これが決定打になってばたりと倒れる。
宇佐見 望月
が駆け寄ってくるより早く、シダは陽二の肩下に手を差し入れてかつぎ上げた。
「反対支えて 外行こう シダも極楽部屋で アイス食べたい」
相次ぐ二名の脱落で、さらに地獄部屋はがらんとし始める。
そのしばらく後に、
握 利平
が倒れる。最後の言葉は「女子がー!」であった。彼の精神世界の中で女子たちがどうなっていたのかは知る由もない。気づけば
逆巻 天野
も限界を迎えて失神し、担ぎ出されてリタイアしている。
「……ふう」
幸い天野の体力の回復は早く、極楽部屋でのんびりと新環境を満喫中であった。冷たい飲み物が喉に心地よい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月01日
参加申し込みの期限
2013年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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