this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
つぎへ >>
【ねこと、イルカと、おさかなたちの未来へ】
さて。考えるべきことがありました。
「ふたりはこれから、どうするの?」
水戸 健吾
の問いは、子どもらしい疑問ではあったことでしょう。
けれどレオも、ルフィも、この先に進むべき道を選択する必要がありました。
「ルフィは、ほかのイルカたちと暮らすこともできるよね。レオは、てんかい? っていうところに帰るの?」
「いやぁ。それはニャいかニャ」
ふるふると首を振り、レオは少し寂しげに、
「今さら戻れニャいニャ。みんながオレを許してくれたとしてもニャ……それにもう、天界には知ってる顔もないようだしニャ」
ちらとレオが顔を向けると、テオはふんっと鼻を鳴らして、そっぽを向いてしまいました。
そもそもテオがレオのことをずうっと見守り、気にかけていたのは、なぜでしょう? わざわざこうしてみんなに顔を見せてまで、彼の過去を語って見せたのは、なぜでしょう?
それはきっと、ふたりが友だちだったから。天界で過ごした幼い頃、たあいもないイタズラに精を出し、いっしょに食べて寝て、おしゃべりして……そんな時間があったからこそ、レオの行く道をずうっとずうっと、見守り続けてきたのでしょう。
別れてからも、遥かな時のなかを、ずうっと。
「じゃあ、どうするの? ネコトピアに残る?」
水上 桜
のなにげない言葉に、レオははっとして顔を上げました。
気づけばルフィもまた、ネコトピア王を見つめています。
「これだけのすごい街だし、放棄しちゃうのはちょっとね。もったいないような気もするのよね」
「そーだよ! ねことおさかなのらくえん、もっかい頑張ってみりゃいーじゃん!」
源 竜世
は考えナシにも見えて、もちろんいつだって真剣です。
「もっかい、ニャ?」
『もっかい、ですか?』
「そーそー! もっかい!」
せっかくおさかなファイターに乗り込み、守り抜いた海中都市。桜も言ったように、このまま朽ち果てていくのは寂しいようにも思います。
「しかし、竜世。問題は山積みのままなんだぞ?」
「えーっ? なんだよー?」
現実的な
タイラ・トラントゥール
が思わず突っ込みを入れると、竜世は口をとがらせます。
「ねこたちには結局、太陽の光が必要だ。そこが解決できなければ、またねこたちを連れてきたところで同じことだろう」
「そりゃそーだけどさー」
たくさんのねこたち、イルカたちの想いが詰まったネコトピア。このまま打ち捨てられ、海底の廃墟となってしまうのはどうにも、忍びないのです。それはきっと、この場に顔を揃えたみんなに共通の願いであったはず。
けれどこのままでは、なにをしたところでやっぱり、海中都市は再び同じ道をたどってしまうでしょう。
「「「う~~~ん……」」」
思わずみんな、テオのように腕を組み、考え込んでしまいました。
なにか、上手い解決方法はないものか? ねこがたっぷり本物の陽の光を浴びながら、イルカとお魚たちとも共存できるような、そんな素敵なアイディアは……?
と。
てけてけてけてけ。
「レオさん、レオさん」
「ンニャ?」
突然ふらり、マイペースに姿を現したのは、
ゼロ・シーアールシー
でした。
ゼロは難しい顔をするレオへ、それにルフィへ。なんとも事もなげに、さらりと言ってのけたのです。
「ネコトピアを、海上に浮上させればいいのですー」
「……は?」
全員、ぽかーん! でありました。
「浮上……?」
「お日さまのあるネコトピアは、ねこさんとおさかなさんたちの楽園なのですー。おさかなさんの出入りは少し不便になるけれど、そこは研究してなんとかするのですー。そうすれば、拉致しなくても自分から来てくれるのですー」
ぽかーーーん!
そう……きっと、誰かが思い描いたことはあるはずです。
ネコトピアの浮上! 海中都市ではなく、海上都市となるのです。
もちろん、技術的な課題はいくつもあるでしょう。そもそもどうやって浮上させるのか? 誰かに見つかったらどうするの?
けれど、それはさておき! です。
「そ……」
『そ……!』
「『それだーーー!!』ニャーーー!!」
ねことイルカは、息ピッタリに叫びました。
「な、な、なぁぁあ~んで気づかなかったニャァ!?」
『可能です! 可能ですよ、浮上! ネコトピアの技術力なら、まるっと浮かばせることだってできるはずです!』
「あっ、けど人間に見つかったらどーするニャ? 海は広いったって、飛行機も飛んでるし船だって行き来してるニャ」
『我らの<おさかなサイエンス>と<こころマジック>があれば、うふふ。できないことなどありませんとも! 王よ!!』
ネコトピアの浮上。どうやら、できそうです。
「あ。それなら、こんなのはどう?」
そこへ
ブリジット・アーチャー
がおもむろに、素敵なアイディアをトッピング!
「海上のねこ用豪華リゾート施設、その名もネコトピア! みたいにすれば、ねこたちだって遊びにきてくれるんじゃない? どうかしら」
「『そそそそそ、それだーーー!!』ニャーーー!!」
どうやら、ふたりがやるべきことは決まったようです。
「……やれやれ。能天気どもめ」
「あっ。テオ!」
するりと猫の姿に戻ると、テオは興味が失せたとばかり……きっとそんなフリをして、さっさと立ち去っていきます。
「もう帰るのかニャ? せっかくまた会えたんニャ、ゆっくり話でも……あ、もしかして、アイサツもなしに天界を出たことまだ怒って」
「バーカ」
おしりをつんと立て、ふりふり。くりん、と振り返って、
「じゃあな」
テオはそのまま、どこかへ行ってしまいました。
「や、やっぱり怒ってるニャ……!」
「ふふ。怒ってないよ、あれ」
恵御納 夏朝
はにっこり、レオをむぎゅーっ!
「きっと照れくさいんだよ」
「そうなのかニャァ? でも、相変わらずテオはクールだニャァ。憧れちゃうニャァ」
ここぞとばかり、思い切りもふもふ毛皮を抱きしめた夏朝に、ようやくレオもほんわか、心からの笑顔を浮かべました。
こぽこぽ、空気ドームの外を見れば、お魚たちやイルカたちがくるくるくるり、踊るように舞っているのが見えました。
「レオ。それにルフィも」
場が落ち着いたところで、
八神 修
が声をかけます。お隣にはもちろん、
椿 美咲紀
のにっこり顔だってありました。
修は静かに、
「忘れないでほしい。相手を想うことは大切だ。心を研究するまでもないのさ。ただ、想っているから相手にも返してほしい、というのはやっぱり、エゴなんだ」
「そーしそーあいじゃなきゃ、意味ないのです」
『ええ……そうですね。そんな単純なことにさえ、私たちイルカ族は気付けなかった……』
「これから直していけばいいのですよー!」
レオも、んニャ! とうなずきます。
「また力を貸してほしいニャ、ルフィ。オレだけでも、お前だけでも、本当の楽園は完成しニャいのニャ」
『ええ。喜んで!』
その後、倒れたまんまの水槽をみんなで起こしてやると、レオとルフィ、それにみんなも混じって、新しい都市の形についてあれこれ議論が始まりました。
みんな真剣に、それでいて楽しそうに、突拍子もないアイディアを語り合います。きっと海上都市ネコトピアも、とんでもなく楽しい街になることでしょう。
「これで一件落着。ってか」
「Perfect! なのデス」
ほうっと息を吐いた
夜海霧 楓
へ、
トワ・E・ライトフェロゥ
はびしりとサムズアップ!
トワを危険な目に遭わせずに済んで、保護者な楓としてはひと安心です。
安心したからか、楓の口からはこんな言葉が飛び出しました。
「というか……確かにここの技術はすごいと思うんだが。いちいち魚が介在するって、不便すぎないか?」
「ソレは言わないpromiseデス」
閉じた世界に未来はない……と、楓などは思うのですけれど。
ぽやっと見上げたトワの顔。その向こうでけんけんがくがく、白熱する議論を眺めていたら、
「……ま、なんとかなるか」
思わずぽつりつぶやき、トワの頭を少し優しく撫でたりするのでした。
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!