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寝子ヶ浜海岸の一部の砂浜には集中してパラソルが立てられていた。日陰となったところにはデッキチェアが当然のように置かれ、肘掛けには飲み物を置くことが出来た。海の家が無料で提供しているスペースだった。
その一台を
羽生 碧南
が利用していた。仰向けになっていても長身とわかる。均整の取れた身体にタイダイ染めの三角ビキニを着けていた。
隠しようのない存在感が人の目を惹き付ける。本人はサングラスを掛けて無関心を貫いた。
――見られるのには慣れているけど、今はそんな気分になれないわ。来月の下旬には女子プロバスケ選手によるリーグ戦が始まる。それに合わせた厳しい調整の中、ようやく得られた一日なんだから。
右手は肘掛けに置いたグラスを掴んだ。差し込まれたストローを咥え、青く澄んだ液体を飲む。
グラスを元に戻した。両腕を前方に伸ばす。重ねていた足を組み替えた。
その動きが止まった。碧南は掛けていたサングラスの中央に中指を引っ掛ける。下にずらして横手に顔を向けた。
「珍しいところで会いましたね。キャプテンもオフを楽しんでいるとか」
「そうね。あと、今の私は『ねこでんクィーンキャッツ』のキャプテンではないわ。ただの一人の女性よ」
逢坂 和葉
は艶然として胸元に掛かっていた髪を両手で押しやる。白い競泳用の水着は所々が刳り抜かれ、ビキニ以上のインパクトを与えた。
「まあ、オフだから素になるけど。それ、ただの女性が着るような水着に見えないんだけど」
「そう? 機能性に優れているのよ。身体を必要以上に締め付けないところが気に入っているわ。水の抵抗を抑える新素材を使っていて装着感も悪くないわ」
和葉は上体を起こして身体を捻る。その格好で自身の腰や胸に手を滑らせてゆく。
目の当たりにした碧南はサングラスを外した。あからさまな溜息を吐いたあと、遠慮なく和葉を指差した。
「そこまでにした方がいいわよ」
「どうかしましたか? 眉間に皺が寄っていますよ」
「無自覚なのが恐ろしいわ。周りを見て」
最後は小声で言った。
「周り、ですか?」
何気なく見回す。多くの男性が赤ら顔で立っていた。目が合うと慌てて去っていく。
「意味がわかりました。私の行動のせいで、ひっそりとオフを楽しんでいたあなたの正体が知られてしまったのですね」
「これが天然の破壊力なのね。本当に恐ろしいわ」
「ねえ、そこの素敵なお姉さん達、少し時間をいいかな」
碧南と和葉に声を掛けてきたのは長身の男性、二人組であった。共に褐色の肌で程良く筋肉が浮き出ていた。
値踏みするような目のあと、碧南は苦笑いを浮かべた。
「久しぶりの休みだから、他を」
「時間をあげてもいいですよ」
和葉が割り込んだ。いつの間にか、挑戦的な笑みに変わっていた。目にした碧南は即座に理解して言葉を継いだ。
「ナンパ目的だと思うから、私達と勝負して勝てたらデートしてあげるわ」
「話が早くて助かるよ。で、どんな勝負?」
「二人一組のビーチバレーでどうかしら」
和葉の提案に二人組は笑って受け入れた。
海の家でビーチバレーのボールを借りた。足でコートを描き、ネットの位置を適当に決める。
用意が整ったところで和葉が全員に向けて言った。
「ラリーポイント制で十点先取した方を勝者とします。ネットの高さを考慮してプレイするように」
「俺達はその条件でいいよ。お二人さん、背は高いけど、身体能力はどうかな」
二人組は笑って手首を回していた。
碧南はボールを持ってコートの外に出た。ゆっくりとしたアンダーハンドサーブでボールを上げる。
「楽勝だね」
ボールはネットの位置を越えた。落下地点で待ち構えていた男性が両腕で撥ね上げる。もう一人は柔らかい動作でネット際にトスを上げた。
「ま、軽く決めとくか」
走り込んだ男性がボールを掌で叩き付ける。
「じゃあ、こちらも」
碧南は片手で拾った。高々と上がったボールを和葉は相手のコートに叩き込んだ。
二人組は唖然とした顔でボールを見た。砂の中に半分程、減り込んでいた。
「肩慣らしにいいですね」
「バスケの練習を思い出すわ」
結果、碧南と和葉の圧勝に終わった。逃げ帰る二人組を呆れ顔で見送った。
和葉がぽつりと口にする。
「物足りないですね」
「私と同じだね」
二人はニヤリと笑った。
暑い夏に熱い勝負が始まろうとしていた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月01日
参加申し込みの期限
2019年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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