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二台のキャンピングカーは揃って寝子島を巡る。午前中に高級ホテルと名高いステッラ・デッラ・コリーナに訪れた。新旧、二人のグラビアアイドルがプールサイドで悩ましい仕草でフラッシュを浴びた。
合間に軽く喉を潤し、専属のスタイリストが二人の髪やメイクを直す。撮影は場所を移動して再開された。普段着に着替えた二人は客室でカメラマンの要望に応じてポーズを決める。目まぐるしく表情を変えた。
スタッフ達が見守る中、撮影は予定時間内で終了した。二人は別々のキャンピングカーに乗り込み、次の場所を目指して走り出す。
二台のキャンピングカーは寝子ヶ浜海岸に到着した。通行の邪魔にならないように決められた空地に乗り入れた。
移動時間を利用して着替えを済ませた二人は新しい水着姿で現れた。上には共にジャケットを羽織っている。
「用意は出来ています。こちらです。途中、少し足場が悪いところもあるので気を付けてください」
待機していたスタッフの一人がにこやかな顔で案内役を務める。
桃井 かんな
は颯爽と移動を開始した。
初瀬川 理緒
は余裕の笑みで歩き出す。隣には心配そうな顔をした
佐和崎 紗月
がスーツ姿で付いていた。
「理緒ちゃん、リラックスだからね。海のように穏やかな気持ちで後輩に接してあげてね」
「あたしは冷静だし、心だって海のように広いわよ。後輩があまりはしゃぐと時化になるかもしれないけどね、海だけに」
「さっきだってヒヤヒヤしたんだから」
「ベッドが窮屈だから少し横に寄って貰っただけじゃない」
理緒は口にして、すぐに自身の目尻を指で軽く押し上げた。
「こんな風に睨んでいたように見えた?」
「そこまで酷くはなかったけれど……あそこで撮るみたいね」
砂浜にはかなりの数のスタッフがいた。各々が受け持つ道具を手に待機している。非常事態に備えて屈強な男性の姿もちらほらと見ることができた。
撮影場所には頼りないロープが張ってあった。その向こう側には大勢の人が押し寄せていた。
二人のグラビアアイドルに熱狂的な声が送られた。
かんなは涼しげな顔で軽く手を挙げて応える。
「お姉様ー、今日も素敵です!」
その声は理緒の近くで聞こえた。横目で見るとロープの向こうで高校生くらいの女子が飛び跳ねていた。
「可愛い妹の声援に元気を貰ったわ! みんな、今日は楽しんでいってね!」
笑顔を振り撒きながら羽織っていたジャケットに手を掛ける。大空に向かって脱ぎ捨てた。側にいた紗月が滑り込んで受け止めた。
「マネージャーさん、ナイスキャッチ!」
観客の一人である青年から声が飛んだ。紗月は困ったような笑みで理緒に目を向けた。
「ナイス、マネージャー」
「もう、やめてよ。理緒ちゃんまで」
「まあまあ、紗月も海の撮影会を楽しんでいってよ」
理緒はかんなのいる波打ち際に走っていった。集まった人々からどよめきが起こる。チューブトップに収まった胸が零れそうなくらいに揺れた。
紗月は撮影の邪魔にならない位置に移動した。ジャケットをギュッと胸に抱き、理緒の姿を目で追った。
「……ドキドキする」
上気した顔で二人のグラビアアイドルを見詰めた。
全ての用意が整い、最後の撮影が始まった。カメラマンの指示で二人は波と戯れる。海水の冷たさを顔で表現した。
かんなは思い切って波を蹴り上げる。ショルダータイプのビキニが映える。健康美に魅せられた人々が、おー、と言葉にならない声を上げた。
目にした理緒は悠然と波に足を踏み入れる。ふらりと揺れた。その場に横座りとなり、波の一部を手で掬って胸元に滴らせた。地鳴りのような声が波のように押し寄せてきた。全身で受け止めて挑発的な笑みを浮かべる。
カメラマンは走った。個々の魅力に迫る。熱の籠った声で指示を出し、シャッター音を響かせた。
熱気は観客を巻き込む。そして二人を本気にさせた。自由に動き、肢体を絡ませてゆく。
遠目で見ていた紗月は少しむくれた。気付いた理緒は軽く片手を挙げて謝った。
「まったく、もう」
怒りを口にした紗月の横に背の高い背広姿の男性が現れた。
「撮影は順調ですね」
「マネージャーさん、この度はありがとうございました」
「頭を上げてください。かんなの希望でもあります。寝子島電鉄さんとは今後も良いお付き合いをさせていただきたいと思っています」
「こちらこそ、よろしくお願い致します」
二人は笑みを交わした。
撮影が終わった。用意されたパラソルの下で、かんなは冷えたグラスを傾けていた。
「今日は暑いわね」
赤い瞳を海に向ける。横に流れてロープを張った人々に関心が移る。サイン色紙を手にして喜びの余韻に浸っていた。
「あれは」
かんなはビーチチェアに空になったグラスを置いてロープの方に歩き出す。俄かに観客がざわつき始めた。目にしたマネージャーが駆け寄る。
「急にどうしたのですか」
「大丈夫よ。危ないことはしないから」
真っ直ぐに歩いてロープの際で立ち止まった。
「久しぶりって程でもないわね」
「そうだねぇ。数か月ぶりくらいかなぁ」
曖浜 瑠樹
は自然な笑みで言った。
「その手に持っている物は何?」
「これはオレの新作のふわふわ手乗りにゃんこだよぉ。桃井さんにあげるにゃんこだから桃色のリボンを首に巻いてみたんだけど、どうかなぁ?」
「いいと思うわ」
かんなは掌を差し出した。え、と瑠樹は声を漏らし、少し遅れて笑顔で渡した。
「プレゼントを持ってきた方が驚かないでよ。この手乗りにゃんこ、見た目は悪くないし」
少しの笑みで目を逸らす。
「曖浜は何かないの? 希望があるなら聞いてあげるわ」
「出来たらサインが欲しいかなぁ」
「別にいいけど」
かんなはマネージャーから色紙を受け取り、手早くサインして手渡した。
「わぁ、ありがとう。オレ、嬉しいよぉ」
「じゃあ、サービスしてあげるわ」
かんなは瑠樹の手を握った。持っていたペンで手の甲にサインを書き込む。
「嬉しいんだけどぉ、手を洗ったら消えそうだよねぇ」
「手を洗わなければいいじゃん」
昔のような言葉遣いで、かんなは笑いながら戻っていった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月01日
参加申し込みの期限
2019年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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