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<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
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●氷原を行く
「頼んだよゴンザレス!」
「カーキー、ゴー!」
神薙 焔
と
八神 修
の掛け声で、分乗した一行を乗せた多頭立ての2つの犬橇隊は出発した。
二筋の橇跡を残して進むは白い氷原。
ドローンを操る
新田 亮
が、前に乗っている梨香の肩を叩いて画面を見せる。
「南方の影に近づいてみた。なんか白い狼の群れっぽいぞ」
「ほんとね。数は5、私たちの方へ向かって来ているみたい。そのドローン、北西の方も近づける?」
「ああ。待ってろ」
亮はコントローラーを操作してドローンの向きを変えると、北西の方に見えた単体の影の方へ飛ばす。
「見えた。……白熊っぽいな。でも……変だ。立って歩いてないか? それに頭になんか乗せてるぞ」
見せて、と梨香が画面を覗き込む。
「頭に黒い……シルクハット?」
その瞬間。二足歩行の白熊は、頭に乗せたシルクハットをぱっと投げ飛ばした。
「あっ!」
ドローンの画面が砂嵐になる。
くそと毒づき、コントローラーをガチャガチャ動かすが、砂嵐は回復しない。
「やられた」
どうやら白熊のシルクハットによってドローンが打ち落とされたらしい。
「くそ」
亮はとうとうコントローラーを手放した。梨香が亮を慰める。
「やるわね……でもお陰で、敵についての貴重な情報が得られたわ。ミラ、さっきの白熊、何かわかる?」
「あの姿……地球上のものとは思えません。絶神が送り込んだ悪魔かと。しかも、亮さまの機械に気付いて破壊するなんて、かなり知恵が回りそうです」
「狼の方は? 北極点に近いここに狼だなんて違和感だわ」
「ええ……そちらもおそらく。雪魔狼(ホワイト・ウルフ)という魔物のように思われました。油断なさらず」
黒いコートに長い黒髪をなびかせた
サキリ・デイジーカッター
は薄く唇を引く。
「前門の白熊、後門の狼といった状況だね」
「つまり、挟み撃ちの形だな。しかし俺達の目的地は謎の湖であって、ここで戦うことは本懐じゃあ無ぇ……」
如月 庚
もまた、じっと後方からの追っ手を見つめている。
風に煽られる白いフードをしっかと抑えて橇の上に立ち、あたりを広く目視で索敵していた焔が声をあげた。
「来た!」
南方の地平線に見えてきた雪魔狼の群れ。
焔は中国で手に入れた桃木剣を構える。
(戦闘は得意じゃないから牽制がせいぜいね、とはいえあたしがビビってたら犬たちも怯える。近づかれたら覚悟を決めて戦うしかないわね……)
焔は気丈に立ち続ける。
ゴンザレスはそんな主人の心意気を感じてか、仲間の犬たちを鼓舞するようにワォンと吠えた。
「フランクリン隊が放棄した臼砲艦エレバスとテラーがここにあればなあ……150年以上前の艦だし、保存状態は良くても実用はできないでしょうけど……」
乾いた唇を舐める。
濡れたところから熱を奪われる痛みを感じ、無いものに期待してもしかたないと悟る。
「神薙! 俺たちはあの雪魔狼をなんとかする」
焔の橇に横並びになった修が告げた。隣で夏夜も力強く頷いている。
御剣 刀
も橇上で半身を浮かした。
「悪魔が現れるって事は間違いなく絶神関連で何かあるって事だ、いい未来へ向かうためにもそれが何かを突き止めてみせる!」
油断なく、刃引き刀の柄を握る。
「敵を追い払わないと落ち着いて調査が出来ない。調査目的の奴は先に行ってろ。俺達はあの白熊悪魔を追い払ってから向かう」
次の瞬間、がくっと衝撃があった。
刀に加え、
如月 庚
、
屋敷野 梢
、
志波 武道
――Leidenschaftの三人が橇から飛び降りたのである。
「頼むわね!」
焔は後ろに去り行く仲間に頷いた。
「戦闘に加わらない人は、ゴンザレスが引く橇に乗り換えて!」
梨香の指示でゴンザレス隊の橇に乗ったのは、
小山内 海
、
ブリジット・アーチャー
、
桜庭 円
、
音海 なぎさ
、四十九院先生、ミラ、そして梨香自身。
「オレは戦う!」
ユチェンは修と夏朝のいるカーキー隊に乗り換え、ほかにも、
伏見 真
、
夜海霧 楓
、
朝鳥 さゆる
、
サキリ・デイジーカッター
、
新田 亮
が、雪魔狼の群れと対峙するべくカーキーの橇の方へ集った。
真が、先に進むべく去ってゆくゴンザレス隊に手を振る。
「気を付けて。あとで必ず合流しよ?」
「うん。こっちのみんなのことは任せて。メディックのボクがついてる。――またあとで」
振り返ったなぎさが、赤いメディック鞄を軽く振って答えた。
「さて。何か大変やなぁ……」
「真さんが言うと、大変じゃないみたい」
ユチェンは真の飄々とした口調に、ついそう言ってしまう。
「そう?」
真は琥珀色の瞳を細めてくすり笑うと「これ着といて」と分厚いカッパをユチェンに渡した。
「これは? 水遊びでもするの?」
「いややわぁ、こんな寒いとこで水遊びなんてせえへんよ。せやけどまあ、念のため、な?」
意味深に笑む真にユチェンは首を傾げる。
真は他の皆にも、防寒具の上から着てほしいとカッパを渡した。
配り終えると自身は緋色の和傘をぱっと開く。
まるで、白い北極にぱっと花が咲いたかのように、それは赤く、鮮やかだった。
「ほなユチェンさん、……きばろか?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>千年茨の遺跡(グリーン・ルインズ)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月03日
参加申し込みの期限
2019年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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