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<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
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●出発準備・2
新田 亮
の手元の画面に、あたりの様子が映し出された。
白い景色の中、北東方向に目的地である湖が、円く青く映っている。
そこに至る途中には、氷の裂け目などもあるようだ。
問題は、南方と北西方向に、白く蠢く影が映っていることであった。
「これはなんだ?」
亮は梨香に画面を見せる。
「南方から来る何かは小さくて複数、北西から来る何かは大きくて単体ね」
「嫌な予感がします」とミラも言う。
「出来るだけ早く出発しましょう」
一行は出発の準備を急いだ。
八神 修
は、食料、折畳軽量梯子、発煙筒、バット・スリング等を手配し、デジカメも持った。
発煙筒は皆に配る。
「目印が無い場所では、発煙筒の方が無線より役に立つ時も有るからな」
御剣 刀
は
坂内 梨香
に調査の為にスキューバーダイビングの道具の手配を頼んであった。
「一応用意はしたけれど……潜るの?」
「いや、湖って言うから潜れるかな~と……凍ってたら湖って言わなくない?」
「そうね」
といいつつ、梨香は北極の水中に潜れるものなのかどうか、半信半疑だ。
R&Rで借りてきた犬たちで、2つの犬ぞり隊も結成された。
神薙 焔
が連れてきたセントバーナード犬のゴンザレスと、修が連れてきた柴犬カーキーが、それぞれリーダーを務めることになった。
焔はゴンザレスをベルトで他の犬や橇と繋ぐ。
「目標は目視可能だけど、まっすぐたどり着けるとは限らない、ミラも道中の危険までは把握してないかもしれない、私はもれいびじゃないし、ルートはある程度自分で決めないと……ふうむ」
現代ならスノーモービルなんかもあるけれど、北極点付近は浮いている氷で、下は海なわけだから、自分で穴や裂け目を見つけて避けてくれる犬橇は移動手段として依然有用なのね、と焔は合点する。
「ちょっと年寄りだけど、うちのゴンザレスは、元橇引きの経験もあるし、身体も大きい。彼の引く橇なら命を預けられるわ」
任せてくださいとばかりに、ワォン、と吼えて応えるゴンザレス。
目立たないようにと白い毛皮にフードを被って、焔は支度万全だ。
修の方も橇に荷物を積み終えている。
恵御納 夏朝
の別人格で、このメンバーとはすっかり馴染み深くなった夏夜が、橇や犬たちに猫シールを貼って回った。彼女のろっこん<重く軽く>で軽くすれば、荷を軽くして犬たちの負担を減らすことができる。
「僕のろっこんは、『重く/軽くなくていい』と思えば即解除できるから」
何かの折に必要になるかと、自分のろっこんについて皆に伝達することも忘れない。
「さ、ミラ。橇に乗って……ってあれ? ミラは?」
きょろきょろする夏夜。白い景色に紛れて、ミラの見つけにくい事と言ったら!
すると修が足元にいたミラを抱え上げた。
「君はここでは行方知れずになりやすそうだ。そうだ、このリボンを括れば……」
大きなピンクのリボンを体に括って、橇の上に乗せる。
「うん。良く目立つ。これで大丈夫」
「まあ、可愛い! ありがとうございますっ!」
ミラはすっかりリボンが気に入った様子である。
◇
白い景色に紛れて見失いがちだったミラとは真逆、全身黒で紛れようがないのが四十九院先生。
「先生、その恰好は目立ちすぎますから」
犬橇たちが準備している間、
サキリ・デイジーカッター
がごねる四十九院先生を説得していた。
「敵にマークされているであろう先生が黒い姿では雪原で目立ちすぎて守るのに支障があります」
「ええ~、お気に入りなのよぉ?」
ルージュの口唇を尖らせた四十九院先生のふくれつらに、銀の髪の少年は、内心ため息を吐く。
(ゴネる辺りはクローネらしいなあ……)
こんなこともあろうかと、サキリは一計案じてあった。
自分が羽織っていた大きな白い布を四十九院先生に被せて伝える。
「気休めだけど、これを被って景色に紛れててください」
四十九院先生はそうされたことより、むしろ、サキリの姿に目を瞠った。
「え、ええ……ええと、その姿はどういうことですのぉ?」
それというのも、白い布を脱ぎ去ったサキリの姿は、黒のコートに長い黒髪のウィッグ、胸を盛って四十九院先生そっくりであったからである。
「知ってました? 僕と先生は身長と体重がほぼ同じ。こうすれば遠目から敵を欺く事が出来ますよ」
ちなみに女装は何度も経験しているので慣れたものです、と自分とよく似た赤い瞳でウィンクするサキリに、四十九院先生は「そういうことなら」と白い布を纏うことに同意する。
「でもやっぱり、歩くのはいや」
すると修が、
「俺の犬橇に乗ってください」
と提案した。
これには先生、ためらわず同意。颯爽と橇に乗ってご満悦なところに、夏夜が猫シールを貼って軽くする。
これでカーキーや他の犬たちも楽に運んでいけるだろう。
「ユチェン、今回も頑張ろうな」
「はい!」
修はユチェンともエールを交わし合い、自身も夏夜と連れ立って橇に乗り込んだ。
(北極の女性は『本体の死より前に分離したクローネ分体』なんだろうか。……だとしたら、僕と夏朝の願い的には少し苛々するけど……)
夏朝との分離と共存を願う夏夜はそっと口唇を噛む。
(願わくば、今回の後も四十九院先生が彼女自身のまま、
普通を楽しみ、共に過ごし、壊さない、心から良き先生でありますように)
連れてきた
レンズ猫のおはぎ
を抱いて、前を向く。
行こう。
「調査成功させ、打てる手を増やして、誰一人欠ける事も闇落ちする事もなく、皆一緒に無事に帰る!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>千年茨の遺跡(グリーン・ルインズ)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月03日
参加申し込みの期限
2019年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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