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<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
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●雪魔狼戦・2~氷上対策
丘になった氷塊を乗り越え、雪魔狼が現れる。
「残念だったね」
先生になりすました自分の方に姿を現した雪魔狼たちを、
サキリ・デイジーカッター
は軽く挑発する。
「狼という事は絶神の眷属かな? 一応襲撃の理由や言い分は聞いておこうか」
ぐるるる、と雪魔狼たち鼻面に深く皺を刻んで牙を向いた。
殺気。
まだ襲い掛かってこないのは力量を測っているだけだ、とサキリには分かった。
「言い分はない、と。殺る気満々だと胸が高鳴るね。さあ――はじめようか」
サキリが二振りのマチェットを鞘から抜き放ったのを引き金に、雪魔狼たちは一斉に跳んだ。
狼たちの力強く伸びやかな跳躍は、美しくもあり、恐ろしくもあった。
「みんなが、無事、戦えますように……!」
恵御納 夏夜
はろっこん<重く軽く>の進化能力で次々に猫シールを射出し、メンバー全員を軽くする。
いつ割れるとも知れない氷の上での戦いにおいて、重量は重要だ。
夏夜のろっこんが大いなる助けになるだろうことは容易に想像がつく。
「まずはこいつをお見舞いだ!」
新田 亮
が、防犯カラーボールを投げる。
相手が白いと、地面の氷の白と紛れて、戦いにくいためだ。
夏夜も、『色粉卵』と名付けた、さまざまな色の食用色素を中身抜いた卵の殻に詰めたものを、次々とカラーボール代わりに投げつけた。
ふたりの初手によって、五匹の雪魔狼たちは、赤・青・緑・黄色・桃色と五色に染まった。
これで、遠方からの視認と個体識別が容易になる。
亮は狼たちの変わりように愉快になって、思わず口の端を上げた。
「はは、まるで戦隊ヒーローみたいだ」
「笑ってる場合じゃないみたい、来るよ」
生真面目な夏夜の声と同時、青の狼が先陣切って飛びかかってくる!
「これでも喰らえっ!」
亮が保温ポットに入れてきた温かい唐辛子入りのスープを投げつけた。
スープは見事、青の狼の鼻先に掛かる!
「ギャウン!」
悲鳴のような鳴き声だった!
痛いのか、辛いのか、狼は鼻先を地面の氷に激しく擦り付ける。
「犬みたいに嗅覚に優れている生き物なら、こういう匂いのキツイもの、苦手だろうと思ったぜ」
亮は唐辛子スープの残りをあたりに撒いて、結界のような赤いラインを引く。
狼たちがその匂いに怯んだところに一陣の風が駆け抜ける。
鳳凰の鞘飾りが北極の太陽を跳ね返して煌めく!
サーベルを手に駆け抜けたのは、美しき女将校の如き、
朝鳥 さゆる
だ。
黄色と桃色が連携を取ってさゆるに飛びかかってくる。
赤い雪魔狼がくいと鼻先で連携を取り、黄色と桃色に指示を出したように、さゆるには見えた。
(なるほど……リーダーは赤ね)
狼たちの攻撃を受けて発動したろっこん<Stella cadente>が、さゆるの反応速度を著しく強化してくれる。
飛びかかってくる鋭い爪を的確に躱し、手にしたサーベルで黄の雪魔狼を突く。
その目を貫く軌道は確かだったが、届く直前、桃色の雪魔狼が体当たりしてきて、さゆるは受け身を取って氷上を転がった。
口の中を切る。熱い鉄の味を舌で舐めとる。
(味方を守る情があるとでもいうのかしら)
だからと言ってなにか感情が湧いてくるわけでもない。
(明らかな指示系統があるのなら、リーダーを先に屠るほうがいいわね)
「真さん、来るよ」
ナイフを構えたユチェンが振り返ると、隣にいたはずの
伏見 真
は、下がって距離を取っていた。
「そら逃げるよ、弱いし。僕は邪魔にならんとこまでさがってるわ」
そのとき
夜海霧 楓
の声が飛んだ。
「ユチェン! 戦いは始まっている。余所見するな」
◇
あれは、北極に来る前――寝子島で皆が出立の準備をしていたときのこと。
楓はユチェンをシーサイドタウンの事務所の外に誘いだし、走り込みや組み手で体力づくりを行った。
「機動力が命の戦い方をしてる以上、防寒具着たままでも同じくらい動けるようしないと、いざというとき動きが鈍る」
というのが、師匠である楓の言。
強くなりたい、師匠から強さを学び取ろうと躍起になっているユチェンが、楓の誘いを断るわけもない。
「ま、お前が学ばなきゃいかないのは身体よりも心の強さの方だと思うが」
「ハイ! オレ、心身ともに、強くなりたい」
「いや、……その辺は俺らよりも戦えない奴の方がよく知ってるのがなんとも」
楓はぽりぽりと後ろ頭を掻く。
今、自分が教えられるのは、身体を使った戦い方の方だ。
「戦闘は有利や得意の押し付け合いだ。それが出来なきゃ一旦退け。隙が出来るまで観察を続けて、相手にこちらの手の内を悟らせるな」
「ハイ!」
手を添えてユチェンの姿勢を整えてやり、よし、と頷く。
ユチェンは鋭く拳を突き出す。この速さが、ナイフを扱う際にも武器になる。
楓は、淡々と戦いの極意を伝えていく。
「その場にいて敵の意識を自分に散らせる事や、負傷した奴を下げるだけでも、戦場に居る意味がある」
「ハイ!」
◇
(そうか、下がるのも戦術)
ユチェンはもう、真の方を振り返らなかった。
真は弱いのではない。
真なりのやり方で戦おうとしているのだ。
ならば自分も。
(オレだって、強くなった!)
飛び出そうとするユチェンの背に、楓の手が添えられる。
「今回の任務はこいつらを倒す事じゃねぇ、倒すのは二の次だ。倒されない事を第一に考えて行ってこい!」
師匠に背中を叩かれ、ユチェンは自制心を取り戻した。
「そうだ、ただ突っ込むだけじゃなく、頭を働かせるのが大事なんだ」
それを聞き、楓は、眼鏡の奥で目を細める。
「学んでるじゃないか。んじゃ、俺らはボスや先生を守りつつ狼退治と洒落こもうか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>千年茨の遺跡(グリーン・ルインズ)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月03日
参加申し込みの期限
2019年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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