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夏の思い出、ください……ゲームショップで
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三佐倉千絵および氷那月蒼破と入れ替わるようにして、伊賀解理は北風貴子とともにボードゲームコーナーに入った。
「ここだったら貴子さんも興味があるのではないかと思います!」
「ああなんだか、知ってるゲームがあるようね」
貴子もいくらか緊張を解いたようだ。
しかし解理が、ここで饒舌になることは難しいのだった。
なぜって解理も、あまりボードゲームには詳しくないから。
「実は僕も、リバーシとかジンセーゲームとか、ねこったーでチョッピリ話題になったターンレス将棋ぐらいしかできないんですよねぇ……」
「ターンレス将棋?」
「ええ、ターン制をなくし、とにかく効率よく駒を動かして相手の王将を取りに行くというスピード重視の将棋です。アツいですよ……というのはともかく、ボードゲームとか興味ないですよね……?」
「そんなことないよ」
貴子は棚の前に片膝ついて、一生懸命中身を見ている。
「知的な娯楽としては評価してるわ。高校の頃は生徒会メンバーで海外産のボードゲームを遊んだこともあるし。英語の勉強という名目でね」
「ええっ、それは意外」
「そう? 会長……いや、前会長もなかなか負けず嫌いだったから、定番とも言えるあの『市場独占ゲーム』なんかは当時、かなり盛り上がったものよ」
えー、その場に呼んでほしかった――という怨み節もないではなかったがむしろ、いいことを聞いた、と解理の胸は躍った。あるゲームの箱を取ると、店がオリジナルで付けている紹介文を指さして告げる。
「では貴子さん、この『ガースター』っていうのをやってみません? 二人プレイ専用で、すごく簡単かつ短時間でプレイできるらしいですし」
直輸入品のデラックスパッケージだったのでそこそこ値段は張るものの、購入できないほどではない。
「いいじゃない。じゃあ私が」
買うわ、と言いかけた貴子を遮って、解理は箱をラグビーボールばりに抱え小走りにレジに向かうのである。
「いえいえいえ、僕が誘ったものですから……! では買って参りますっ!」
貴子にはいつもおごってもらったり世話になってばかりだ。たまには自分も良いところをみせたい、という気持ちもあった。
しかしそれ以上に魅力的なのは、貴子と差し向かいでゲームをするというこのシチュエーションなのだ。解理にとって、やすやすと見逃せるものではない。
奥のゲームゲーブルで待っててください貴子さん!
戻ったらいざ勝負、です!
はてさてどんな、勝負が展開されることだろう。
◆ ◆ ◆
軽やかな足取り。
なにもなくたって、軽やかなときというものはある。
いやむしろ、なにもないからこその軽やかさかもしれない。
今日はバイトがない。
そもそも予定というものがない。
同行者もないけれど、それは逆に言えば気兼ねせず好きな場所に好きなタイミングに行けるということ。
実に夏休みらしい無意義な(だからこそ素敵な)一日というやつじゃないか。
――なにか、プラモデルでも買おうかな?
そんな気持ちで
佐藤 英二
は、『クラン=G』の敷居をまたいだ。
英二のスニーカーの爪先は、店に入るやいなやプラモコーナーに向いている。
「おー、佐藤くん」
元気してるかい、と途中のカードゲームコーナーで、
鷹取 洋二
がへらりと笑う。英二は、彼とはここで何度か出会っている。今日も洋二のワカメヘアーは、入道雲みたいにモクモク盛り上がっている様子だ。
「鷹取さん」
どうもです、と気後れ気味に会釈して通り過ぎようとしたとき、意外な人物が英二の前に立ちふさがったのだった!
「ちーっす、シュガーボーイ♪ ハウアーユーオゲンコ?」
へらり笑い具合では洋二といい勝負、けれども予想外という意味では、『月極駐車場』と聞いて借りてみたら月面の北極点だったというかのような奇想天外ぶりだった。
南波 太陽
、寝子高三年生。おおよそ英二のイメージでは、こういう店で見かけるタイプの人間ではない。鷹取洋二ならわかる。なんとなく『こっち側』のような気がするから。しかし南波太陽というのは……? ビジター球団の法被を着たファンが、一塁側応援席に座っているような違和感があった。
「え……っと、南波さん?」
太陽とは、一応面識がある程度なので言葉を選びながら英二は言った。
「あの、どういう意味ですか……?」
「How are you?と『お元気』を足して、もう一捻りしたゴアイサツッスよー。ハウアーユーオゲンコ? あ、これオレのオリジナルだけど版権フリーだから。じゃんじゃん使ってくれッス」
得意げに太陽はVサインを繰り出した。
「いえ、そちらじゃなくて、その……シュガーボーイというのは……」
「『佐藤』と『砂糖』をかけてシュガーボーイッス。なかなかグッとくるっしょ? ウェイウェーイ」
ヘビー級ボクサーばりの豪腕ダジャレというわけだ。なお後半の発言に関しては、言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい自信だ――としか言えない気持ちの英二である。
「そ、それは、どうも」
自分ができる最大限の愛想笑いをしながら、英二はプラモコーナーへ移動していく。
「じゃあねー」
「ウェイー、シュガーボーイ」
くっつくくらい肩を寄せ合い、洋二と太陽は手を振った。
鷹取さんと南波さんが一緒にいることも、英二にとっては意外だった。
彼らにはあまり共通点がないような気がしたからだ。
ただ――ふと振り返ってふたりを見る。
洋二と太陽はなんだか楽しそうに会話している。洋二がゲームの説明を太陽にしているところらしい。だが太陽のほうはイマイチ判っていないらしく、大げさに肩をすくめるジェスチャーをしているのだった。
――こうして見ると、案外息が合っているような気もする。
しかしその直後、もっともっと意外な人物が英二の前に立ちふさがることになる!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月20日
参加申し込みの期限
2019年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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