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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
富士山登ろう！ 夏の林間学校！
【キャンプだよ、全員集合ー！（２）】
「ここで質問です！」
本栖湖畔へ顔を揃えた、恵御納 夏朝、羽生 碧南、鷹取 洋二。如月 庚。そして森篠 琳子とその友人たちが数名。
彼女たちを前に、ででどん！ 大いに語るのが、屋敷野 梢であります。ニオウ立ちでぐいーんとふんぞり返っております。
「アウトドアをより楽しむには、はたしてなにをしたら良いのでしょーか！？」
質問タイムにうーんと首をひねる面々。
「食事……かな？」
「それもいいですねー」
「身体を動かすこと？」
「おしーですね！」
「大自然を満喫」
「ほぼ正解！」
ででどん！ 梢さんは主張します。
「アウトドアを真に楽しむ方法、それは……水に濡れること！」
つまりは、本州の湖では最高の透明度を誇るという本栖湖を直に堪能してしまおう！ というわけなのです。
お気に入りの水着に浮き輪をちゃあんと用意してきた夏朝。さっそく湖へばしゃーんとダイブ！
「わ、冷たい……！ でも気持ちいいよ！」
山登りで溜まった体の疲れが、一発で吹き飛んでしまうかのようです。
夏朝があんまり気持ち良さそうなので、碧南と洋二も思わず顔を見合わせ、
「い……いきましょっか？ 先輩」
「うん、いこうか」
これまたお気に入りの水着に身を包む碧南。
この水着を購入する際などは、例によって例のごとく、乙女ゲー的妄想に浸りながらであったりしましたけれど……今隣にいるのはゲームの攻略対象ではなく、思いを寄せる鷹取先輩です。
ばっしゃん！ 飛び込めば、
「うわあ、本当に気持ちいいですね！」
「ああ、これは最高だ……！」
彼の笑顔は、どんな魅力的なスチルよりも碧南を心躍らせてくれました。
琳子は浅いところに膝まで浸かり、友人たちと水遊びです。淡いペパーミントグリーンのチェック柄、可愛らしい水着へ、ぱしゃり！
「冷たっ！？」
「ほら琳子、こっちこっち！」
「やったわねー？ これでもくらいなさーい！」
ウォーターガンで派手な銃撃戦が始まりました。
このところふさぎがちだった琳子を、友人たちはどうやら、ひどく心配してくれていたようです。今日はそんな鬱屈とした思いを払拭するべく、全力で遊びに挑む琳子でした。
「……あれ？ どこいくんですかー如月くん？」
そんな楽しげな彼女たちを横目にふわりと微笑み、庚はどこかへふらりと歩き出します。
「おう。今日は海パン用意してねえからよ。俺ぁそこらで涼んでくら」
お前はせいぜい楽しみな、と言い置いて、彼は悠然と去っていきました。
「女の子の水着に照れちゃいましたかねー？」
相棒の背中にそんな理由をつけながら、くふふと笑った梢。
「さーっ、私も泳ぎますよー！」
ずばっ！ 水着へ大変身して、水の中へ飛び込んでいきました。
ある程度浅瀬で水の冷たさを楽しんだら、続いてのお楽しみは、シュノーケリング！ 本栖湖は珍しく、ダイビングが楽しめる湖として知られているのです。
「ふっふっふ。シュノーケルとかフィンとか持ってきちゃいましたよー！」
準備も万全で、いざ！
ざっぱーん！
（……おお♪）
ぷくぷくこぽこぽ。やや緑がかったエメラルドグリーンの水中風景の向こうに、水底の砂が見えました。
岸から１０メートル程度のところはまだ足が着くものの、１５メートルを越えたところで急に深くなり、崖のように切り立った壁に沿って潜ります。
（お。あのキラッと光っているのは……）
ひらひらゆらりと揺らめくなにかが見えて、梢は足を蹴ります。
光に向かって進んでみると……そこには、
（お魚さん登場！ ですねー）
本栖湖ダイビングでは鮎やワカサギの群れに遭遇できるポイントがあり、梢もまたそれを見つけることができたようです。
人に慣れているのか、ワカサギたちが寄ってきてすりすり、梢の頬に鱗をこすりつけました。
普段はどこか冷めたところのある梢も、思わずどきどき、わくわく。お魚たちとのふれあいを無心で楽しみました。
（……っと！ いけないいけない）
先ほどの自身の言葉どおり、水に触れ、深くもぐり、大いに楽しむ梢。
けれど実は、キャンプにおける梢の最大の楽しみは、このシュノーケリングではありません。梢ならではといった一大イベントが、今夜、待ち受けているのです。
（まだまだ、体力温存しとかないとですねー）
などと言いつつ、それはそれ。これはこれ！ しばし小魚たちとのひらひらダンスを堪能する梢なのでした。
「ここで質問です！」
本栖湖畔へ顔を揃えた、恵御納 夏朝、羽生 碧南、鷹取 洋二。如月 庚。そして森篠 琳子とその友人たちが数名。
彼女たちを前に、ででどん！ 大いに語るのが、屋敷野 梢であります。ニオウ立ちでぐいーんとふんぞり返っております。
「アウトドアをより楽しむには、はたしてなにをしたら良いのでしょーか！？」
質問タイムにうーんと首をひねる面々。
「食事……かな？」
「それもいいですねー」
「身体を動かすこと？」
「おしーですね！」
「大自然を満喫」
「ほぼ正解！」
ででどん！ 梢さんは主張します。
「アウトドアを真に楽しむ方法、それは……水に濡れること！」
つまりは、本州の湖では最高の透明度を誇るという本栖湖を直に堪能してしまおう！ というわけなのです。
お気に入りの水着に浮き輪をちゃあんと用意してきた夏朝。さっそく湖へばしゃーんとダイブ！
「わ、冷たい……！ でも気持ちいいよ！」
山登りで溜まった体の疲れが、一発で吹き飛んでしまうかのようです。
夏朝があんまり気持ち良さそうなので、碧南と洋二も思わず顔を見合わせ、
「い……いきましょっか？ 先輩」
「うん、いこうか」
これまたお気に入りの水着に身を包む碧南。
この水着を購入する際などは、例によって例のごとく、乙女ゲー的妄想に浸りながらであったりしましたけれど……今隣にいるのはゲームの攻略対象ではなく、思いを寄せる鷹取先輩です。
ばっしゃん！ 飛び込めば、
「うわあ、本当に気持ちいいですね！」
「ああ、これは最高だ……！」
彼の笑顔は、どんな魅力的なスチルよりも碧南を心躍らせてくれました。
琳子は浅いところに膝まで浸かり、友人たちと水遊びです。淡いペパーミントグリーンのチェック柄、可愛らしい水着へ、ぱしゃり！
「冷たっ！？」
「ほら琳子、こっちこっち！」
「やったわねー？ これでもくらいなさーい！」
ウォーターガンで派手な銃撃戦が始まりました。
このところふさぎがちだった琳子を、友人たちはどうやら、ひどく心配してくれていたようです。今日はそんな鬱屈とした思いを払拭するべく、全力で遊びに挑む琳子でした。
「……あれ？ どこいくんですかー如月くん？」
そんな楽しげな彼女たちを横目にふわりと微笑み、庚はどこかへふらりと歩き出します。
「おう。今日は海パン用意してねえからよ。俺ぁそこらで涼んでくら」
お前はせいぜい楽しみな、と言い置いて、彼は悠然と去っていきました。
「女の子の水着に照れちゃいましたかねー？」
相棒の背中にそんな理由をつけながら、くふふと笑った梢。
「さーっ、私も泳ぎますよー！」
ずばっ！ 水着へ大変身して、水の中へ飛び込んでいきました。
ある程度浅瀬で水の冷たさを楽しんだら、続いてのお楽しみは、シュノーケリング！ 本栖湖は珍しく、ダイビングが楽しめる湖として知られているのです。
「ふっふっふ。シュノーケルとかフィンとか持ってきちゃいましたよー！」
準備も万全で、いざ！
ざっぱーん！
（……おお♪）
ぷくぷくこぽこぽ。やや緑がかったエメラルドグリーンの水中風景の向こうに、水底の砂が見えました。
岸から１０メートル程度のところはまだ足が着くものの、１５メートルを越えたところで急に深くなり、崖のように切り立った壁に沿って潜ります。
（お。あのキラッと光っているのは……）
ひらひらゆらりと揺らめくなにかが見えて、梢は足を蹴ります。
光に向かって進んでみると……そこには、
（お魚さん登場！ ですねー）
本栖湖ダイビングでは鮎やワカサギの群れに遭遇できるポイントがあり、梢もまたそれを見つけることができたようです。
人に慣れているのか、ワカサギたちが寄ってきてすりすり、梢の頬に鱗をこすりつけました。
普段はどこか冷めたところのある梢も、思わずどきどき、わくわく。お魚たちとのふれあいを無心で楽しみました。
（……っと！ いけないいけない）
先ほどの自身の言葉どおり、水に触れ、深くもぐり、大いに楽しむ梢。
けれど実は、キャンプにおける梢の最大の楽しみは、このシュノーケリングではありません。梢ならではといった一大イベントが、今夜、待ち受けているのです。
（まだまだ、体力温存しとかないとですねー）
などと言いつつ、それはそれ。これはこれ！ しばし小魚たちとのひらひらダンスを堪能する梢なのでした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2019年03月13日
- 参加申し込みの期限
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- 2019年03月20日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2019年03月20日 11時00分
