人はなぜ、山に登るのか?
山頂から眺める、唯一無二の絶景を求めて?
それとも、澄んだ空気の中でいただく美味しいごはんのため?
あるいは、心地良い疲労と達成感のためでしょうか。
8月初めの、とある暑い日。
今年もまた、寝子島高校の林間学校の日がやってまいりました。
去年は群馬県の軽井沢にて石尊山登山を敢行し、生徒のみんなも大変に素晴らしい経験をしましたけれど。
今年は日本の頂点を目指して、富士山での山登りとなりました。
「さあみんな、登ろうか!」
引率教員のひとりである
黒崎 俊介先生は、大ハリキリ。にっこり笑って言いますと、ある生徒たちは気合十分、うおー! と天へ腕を突き上げました。
そのいっぽう、またある生徒たちはあからさまに眉をしかめて、げーっ! と今からうんざり顔だったりもします。
なぜ山登り? なぜこの暑い日に?
ああ、人はなぜ山に登るのだろう? 考えてしまったりもするものです。
「富士登山かぁ」
高いたかーい山頂を見上げて、
綴 柚枝もまた、ちょっぴり浮かない顔。
「俺、インドア派だからな~……」
アナログ・デジタル問わずのゲーマーだったり、楽器の演奏や作曲までこなしたり、室内遊戯ならお手のものな柚枝ですけれど、日本一の富士山を前にしては、少々気圧されてしまいます。
けれど。
「具合が悪くなったら、ボクに言ってね!」
優しく微笑む
音海 なぎさを始め、手慣れた救護班がちゃあんと控えておりまして、バックアップ体制は万全です。
「みんなで山登り! 頑張ろうねー♪」
それに
野々 ののこだって、笑顔満点!
ばっひゅーん! とさっそく登り始めると、周りの生徒たちもなんだか、元気が出てくるような気がします。楽しく登れるような気がしてくるのでした。
ここは富士山、5合目。目の前には岩がゴツゴツとした山道の入り口が開けています。
日が暮れるまでに8合目まで登り、山小屋でのすこし短い睡眠時間のあと再び登頂。明け方には山頂からご来光を拝む計画です。
あの山の頂から日の出を見て、どんな気持ちになるでしょうか? 確かめなければいけませんね。
さあ! 山登りです!
墨谷幽です、よろしくお願いいたします~。
今回は林間学校です。どなたもお気軽にどうぞ!
このシナリオの概要
寝子島高校では毎年の夏に、全校生徒で林間学校を行います。
今回は3泊4日で、今年登る山はなんと日本一の山、富士山が選ばれました!
1~2日目は、富士登山!
3~4日目は、本栖湖でキャンプ!
体力に自信がなかったり、怪我や病気などで登山ができない生徒は、
登山をキャンセルして富士周辺の観光を楽しみ、3日目のキャンプで合流というコースも可能です。
期間中のお天気は晴れの予報で、気温もかなり高くなりそうです。
といっても山頂付近はとても寒いですし、夜は冷え込みますので、寒暖の差にご注意を。
あえて暑さ対策、寒さ対策を怠って難儀するところを描くのもいいですね。
なお寝子高生以外の方でも、小中学生や社会人、ほしびとさんも、
富士山とその周辺を訪れていれば、自由行動時に生徒たちと触れあったり、
いっしょに遊ぶこともできます。お気軽に!
アクションでできること
以下の【A】~【C】のうち、重点的に描写してほしいパートを1~2つ程度選び、
中でも重視したい時間帯やイベント、シーンを絞っていただけると助かります。
【A】1日目、2日目。富士登山
5合目の富士山吉田口から登ります。高山病に気をつけてゆっくり歩きます。
夜は8合目の山小屋でカレーライスを食べて、1泊します。みんなで雑魚寝です。
深夜起きて、また歩き出します。晴れていれば明け方に山頂からご来光(日の出)を拝む計画です。
それからゆっくり下山して、昼前には五合目まで下りてバスに乗ります。
午後は自由行動ですが、たいてい疲れてホテルでぐったりだらだら。夜もホテルで爆睡でしょう。
【B】1日目、2日目。自由観光
富士登山ができない生徒は、こちらでご自由に。
5合目までバスで行って、登山組を送り出したら、あとは自由です。
班行動で、自由に好きなところをどうぞ。
湖で遊んでもいいし、お土産屋を巡ってもいいし、グルメの旅もありです。
1日目も2日目も、夜はホテルで泊まります。就寝時間が過ぎてからが本当のお楽しみ?
【C】3日目、4日目。キャンプ
本栖湖のキャンプ場で楽しみます。
泳いだり、釣りやボート遊び、カヤックもできます。
アウトドアな食事を自分たちでつくって、夜はテントで眠ります。
深夜にひょっこり出てくれば、満天の星空を見ることができるでしょう。
4人用テントと寝袋で、基本的には男女別です。基本的には、ですが!
仲の良い人同士で組んでもいいですし、特にアクションで指定しなくても大丈夫です。
NPCについて
NPCは、登録済みの寝子高生、教員キャラクターなら誰でも登場可能です。
ただし、不自然でないシチュエーションに限ります。
以上になります。
なお、マスターは富士山に登ったこともなく、登山にくわしいわけではありません。
キャンプや富士周辺についても全然くわしくありませんので、専門的なことはわかりかねます。
簡単に調べられる範囲で描いていきますので、交流や雰囲気を楽しんでもらえらば幸いです。
それでは、ご参加をお待ちしております~!