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富士山登ろう! 夏の林間学校!
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【観光しようぜ!(4)】
終わったはずなのに……とは言うけれど。
(気づいたら俺、あいつのこと考えてる)
北里 雅樹
は迷いの中にありました。
ぐるぐると巡る思考。ぼんやりと歩き回るうち、どこへ行くかも分からないバスに乗り、またしても考えに耽ります。
(なんでだろうな)
ひとりだとどうにも、調子が出ないのです。連れ立って歩いたところで、あの中身の無いのらりくらりとした会話が繰り返されるだけだというのに。
(なんか、空回ってるな……)
だからでしょうか。ふと、なんだか見覚えのある景色の中に自分が立っていることに気づいて、雅樹はあたりへ視線を巡らせます。
木製の看板に、富士五合目と書いてありました。
「……戻ってきちゃったのか。なにやってんだ、俺」
ぼんやりも良いところですけれど、まだまだ暑さも厳しいところへ、なにやらさわさわと緑豊かな森が涼しげに雅樹を誘います。
なんとはなしに足を踏み入れ、歩いていきますと。
「あら。ごきげんよう、先輩」
「そちらも自然観察かな?」
「ん?」
目の前にたたずんでいるのは、スケッチに勤しむ
旅鴉 月詠
と、絶景をめいっぱいに堪能する
柳内 みこと
の姿。
いつの間にやらたどりついたのは、奥庭自然公園でありました。
月詠はつらつら、語ります。
「この富士五合目奥庭自然公園は、古くから天狗が遊ぶ地と呼ばれていて、朝は御来光、夕は夕日を眺めて優雅に暮らしたというよ」
「天狗、ですか」
ほほう、とみことは興味深そうにうなずきます。目の前に見える景色も、月詠の語るお話も、みことにはなにもかもが新鮮に思えました。
「天狗岩を拝むと、道の守護・猛獣・怪奇の難から身を守るという。寝子島は獣も怪奇も多いし、丁度良いのでは?」
「なるほど。では、お参りにゆくと致しましょう」
岩盤が形作る道を歩くと、遊歩道の入り口に鳥居がででんとそびえ、その奥には天狗の面をかぶせた大岩が鎮座しておりました。
「へえ。これが天狗岩か」
そばには賽銭箱と、これが天狗のものというわけなのでしょう、巨大な下駄が置かれています。雅樹はそれらを眺めて、ほうと感心の息を吐きました。
「さらにこの岩を拝むと、男女の仲が開かれ、夫婦円満ともなるそうだよ」
「……へえ」
月詠はあくまで情報を伝えただけ、その言葉に深い意味は無かったのでしょうけれど、雅樹の肩はなぜだか、ぴくりと跳ねました。
成り行きで同道することになった三人。お参りを済ませると、買ってきたお茶など飲みながら、ここでたっぷりの自然を堪能することにしました。
月詠はもちろん、スケッチ。樹々のささめきや鳥たちの声に耳を傾けながら、軽快に筆を走らせていきます。
雅樹は気もそぞろに、穏やかな表情を浮かべ、ぼんやりと景色を眺めています。
みことは、
「あっ」
カラマツの枝に一羽の小鳥がとまっているのを見つけて、瞳を輝かせます。
清浄な空気。揺れる樹々の緑。広がる青空と、そびえる富士山の威容。どれもこれもが刺激的で、みことの心を躍らせてくれました。
「ふふ。来て良かったですわね♪」
ちちちと鳴いた小鳥へ、みことはふわり、微笑みかけました。
水面に映りこむ逆さ富士のオブジェ、その壮大なスケール感に、
綾辻 綾花
は思わずわあと声を上げました。
「すごいですね、珪先生!」
「本で見たより大きい気がするね」
早川 珪
先生とやってきたのは、富士山世界遺産センター! その名のとおり、世界遺産としての富士山を保護保全、整備管理し、次代へ伝えていくための施設なのだそう。綾花がどうしても行ってみたかった場所でした。
「登山は断念しちゃいましたけど。せめてここで体験できたらって」
さっそく中へ入ると、常設展示コーナーへ。
施設はなかなか大規模なもので、綾花の目の前にはらせん状のスロープが、五階建て分もずずいと続いています。
「なるほど、これを登ると、疑似的に富士登山を体験できるというわけだね」
スロープの周囲、壁一面にはまさしく富士山から眺めた雄大な景色の映像が映し出されていて、登っていくにつれて、映像も高高度から撮影したものに変わっていくという趣向です。
ゆるやかな坂道へ足を踏み出すたび、変化していく眺望。空の色。空気の薄さや気温の変わりようまで感じ取れるような気がします。
「うわぁ……! 思ったよりリアリティがありますね」
「なかなかの迫力だね、すごいな……!」
映像を楽しみながらスロープを登り切ると、そこには展望ホールが開けています。
広がるパノラマ。そびえる雄大な富士山は、まさしく本物!
綾花は一瞬息を呑み、やがて。
「来年は……私も、チャレンジしてみようかな」
「綾辻さんは、がんばり屋だからね。きっと登れるよ」
珪先生のそんな言葉にほっこり、胸があたたかくなりました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月13日
参加申し込みの期限
2019年03月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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