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たどりつけ、魅惑の山頂グルメ!
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受難という言葉を一言で表すと、今日の
八神 修
と答えるのが正解だっただろう。
試験の回答であれば百点満点をもらえたかもしれない。
「……なんだ、今日は……!」
この苦難に自分を晒すことになるとは知らなかった二時間前。
ネットでうどん屋の噂を聞きつけ、動きやすい装備でと望んだのが間違いだったのかもしれない。
カメラも勉強道具もしっかりと支度してきた。
だがそれも、山頂につかなければ無用の長物だ。
もちろん八神は隙の少ない男だ。
だがその彼がここまで苦戦したのにはわけがある。
例えば、道を行く途中でふと幼女に出会った。
親の存在は周囲に無く、少女は泣くばかりで話にならなかった。
その手を引いて、人さらいでないとしっかり言い聞かせて街へ戻り、交番へ連れて行った。
よもやそれが1年1組担任の
白沢 絢子
先生だとは知る由もない。
さて気を取り直して山へと思って中腹まで向かったところで、
「た、助けて……」
悲鳴が聞こえたと思った瞬間、ガッチリ足首を掴まれた。
「や……八神くん……」
「野々か!?」
野々 ののこ
が息も絶え絶えに倒れていた。
「えっと……何してる?」
「さ、山頂の……グルメを、目指してた……んだけど……」
「死にそうだな」
「え、ここ天国?」
「俺まで一緒に殺すなよ……」
ため息を付いて、野々に手を差し伸べる。
「一旦家に帰って装備を整えてこい」
「うええええ!?」
「当たり前だ、そんな格好で山に挑むほうがどうかしてるぞ」
「だって……」
「だってじゃない」
「うう……、そっか、これじゃだめなのか……」
しょんぼりする野々に、丁寧に山の初心者に向けたハウツーサイトを紹介して一度家へ追い返す。
かと思うと、落石に見舞われ。
かと思うと突風に煽られ。
持病の癪でうずくまる人を見つけて救急隊を呼び。
よりによってこんな場所でコンタクトを落とした人に遭遇し。
「……こんな、はずじゃ……」
気がつけばまた、山の麓に戻ってしまっていた。
「いや、これで山の形はだいたいわかったし歩きやすいルートもわかった。ゼロに見えて、ゼロじゃない。経験はしっかり積まれたんだ」
そう自分を鼓舞して歩いていく。
だが、苦難の神は八神を見逃すことをしなかった。
「……あれ」
ロープウェー駅に差し掛かった折だ。
久保田 美和
先生と思しき人物が、八神の目に止まった。
ざわりと本能がささやく。
やめておけ、トラブルの匂いがするぞ、と。
だが悲しいかな、八神は善人だった。
「先生、どうしたんですか」
久保田先生はぐったりとした顔で八神を見返した。
「八神くん……! もう、……いいところに!」
ぎゅっと抱きつかれる。
「えっと、先生?」
「大変なの、私どうしても山頂のうどんが食べたいのに、食べたいのに何回登ってもイノシシに突き落とされちゃうの……!」
「イノシシ……、ですか」
「そう、すっごいのよ、もう。逃げても逃げてもこっちに来る」
「どうしてロープウェイを使わないんです?」
「八神くんは模範解答を見てから難問を解くタイプ? 納得するまで考えたいタイプ?」
「なるほど、納得しました」
「よろしい」
それで、と、先生は話を続ける。
「一人だから負けちゃうんだと思うの。だけど、ターゲットが二匹いたら迷うんじゃないかな」
「なるほど、的になれと」
「違う違う、一緒に迎撃してくれって話で……」
と、話しながら山を行くうち、妙な気配を感じる。
「これは、もしや……」
パッと見遣った先、いきなり黒い塊が突っ込んでくる。
「きた、八神くん!」
「くっ……!」
とっさにカバンを掴んだ。いついかなる時も規則正しい学生の最大の武器は勉強カバンだ。
「カウンターだ……!」
思い切り振り回したカバンの角が、見事にイノシシの眉間を打った。イノシシはぴくりとも動かなくなる。
「……死んだ?」
「いえ、気絶です。さぁ今のうちに」
「すごい、さすが八神くん!」
「そういうのあとでいいですから、ほら早く!」
ようやく不運の女神も手を緩めてくれたらしく、その後は特段トラブルにも見舞われず山頂に到着する。
「……あぁ、くたびれた」
ふぅ、と息を吐いて参考書を開く八神に、かしわ天が香ばしく差し出されたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
39番地
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月05日
参加申し込みの期限
2019年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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