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閉ざされた幽霊屋敷
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「うわっ!」
腰から床にたたきつけられ、円が悲鳴を上げる。
「いたた、ここは……書斎?」
目の前に並ぶ本棚を見つけて円は呟いた。誰もいないのか? 声はおろか足音すらない静寂を奇妙に思って部屋中に目を凝らすと、いや、机に腰を降ろして本を読んでいる者がいた。飛ばされてきた円に何か言うことはなく、透明な表情で静かに座っているものだから、つい誰もいないと思ってしまったのだが。
「ねぇ、みんなはどこかな?」
誰かがいたことにそっと安堵し、歩み寄った円の質問に、本を読んでいた天吏は一拍置いた後、本から顔を上げて答えた。
「みんなは、一階にいった。私は本が読みたいから、ここに残ったの」
透き通った声色で答えると、天吏は再び手にしていた本へと目を落とす。円は今しがた幽霊に捕まって天井から降ってきたのだが、その現象自体にはあまり興味が湧かなかったらしい。
「そうか……書斎ではなにも見つからなかったのかな?」
刀たちが心配しているかもしれないし、今すぐ地下室に戻りたいのは山々であったが、ふと円は、天吏が読み進めている本をそっと覗きこんでみた。
天吏が読んでいるのは、子供の書いたらしい日誌であった。単調な文と幼げな字を見ればすぐにわかる。内容はごく当たり前の日常が子供らしい目線で綴られており、一枚一枚のページの隅には、日誌に対する父親からのコメントらしき短文が事細かに書かれてあった。
「幽霊さん、私の所には来てくれないのかしら?」
ふと、本を畳んだ天吏が囁きかけるような声で呟いた。ひょっとしたらまだ幽霊と相対していないのだろうか? つい先ほど捕まったばかりの円はその言葉に対しどのように返していいものかと悩み、取りあえずのごまかし笑いを浮かべておいた。
「とにかくさ、皆でここから脱出できたらいいよね」
「……うん。ここは嫌い。空が見えないし」
隣に座って微笑む円に、天吏は自身の髪をいじりつつ、感情の映らない表情のままでそっと頷いた。
「……ところで、みんなは一生懸命に何を探しているの?」
少しの間をおいて、今度は天吏が天井をぼんやりと眺めながら円に尋ねてきた。その言葉に円はやや驚いてしまったが、今まで書斎から出た事がないなら、これまでに集めた情報について知り得ないのも仕方がないかもしれない。円は皆と共に知り得た情報、とりわけ一階にある玄関の存在と、その鍵がどこかに存在するかもしれない可能性について説明を始める。
「鍵?」
「そう、それがあれば脱出できるかもしれないって……」
しかし、一番期待度の高かった地下室での捜索も、今のところは実を結んでいない。円は困ったように笑いながら答えると、何を思ったのか、天吏が机からすくと立ち上がった。
不思議そうに円が見守る中、天吏は本棚の前に立ち、少しの間指を迷わせた後、思い出したように一冊の本を手に取って戻ってきた。
「これ、見て。もしかしたら……」
天吏は悩ましげに唇をなでつつ、本を開いてみせた。するとページの中に紙が挟まっており、それを読んでほしいと首を傾ける程度に振って合図する。
円は謎めきつつも、挟まっていた紙を取り、その折り目を開いた。
『マーサへ
お父さんたちが留守の間はいい子にしてるんだよ。トレイの散歩に行くときは、かならず玄関の鍵を占めるのを忘れずに。
鍵はいつもの通りに、地下室の扉のベルの中に隠してあるからね』
「これって……!」
「ただの書き置きだとおもってたの。勝手にとるのはいけないと思って」
その内容を読み、途端に表情を変えた円を見ても天吏は感情を浮かべずに、ただ付け足すようにして口を開いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
tsuyosi
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月29日
参加申し込みの期限
2013年08月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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