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海の家『みなとねこ』の一日 《夏本番編》
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スマホ画面には白い木造壁が印象的な海の家、『みなとねこ』の画像。
『今夏リニューアルオープン、猫と遊べる温泉つき海の家!』
寝子島の住人が主に利用する短文投稿用SNS『ねこったー』の自分のタイムラインのトップに固定させた『つぶやき』と通称される投稿文を一眺めして、
宮祀 智瑜
は黒い瞳を和らげた。
『つぶやき』には誰かがお気に入りの印をつけてくれたり、他のひとに広めてくれたりする機能がついている。画面を見れば、何人のひとが『海の家』の情報を知ってくれたかが分かる。
昨日の夜に確認したときよりも『みなとねこ』のつぶやきを見てくれたひとの数が増えていることに思わずにこにこしながら、智瑜はスマホを操作する。習慣のように確認するのは、ねこったーを利用している『みなとねこ』の雇われ店長日暮とその家族。アカウント名は『日暮とこん』。
『きょうも きもだめし。きょうこそ みつける』
機械に疎いらしい日暮に代わり、推定四歳ほどのこんが器用にスマホを操作する様子をつぶやきの内容から思い浮かべ、智瑜はまた笑った。
(でも、……肝試し?)
首を傾げながら、愛用の配達用自転車の荷台にトウモロコシやフルーツを積み込む。夏休みに入って、朝いちばんの配達は専ら智瑜の担当になった。
棚出し作業に忙しい青果店経営の祖父母に行ってきますと元気よく言い、智瑜は朝の商店街を自転車で駆け抜ける。向かうはもちろん、海の家『みなとねこ』。
「日暮さん、夕さん、こんちゃん、珠、おはようございます!」
「はーい、おはようさんー」
厨房から日暮と夕が顔を出す。
何気なく瞼に浮かんだ以前の日暮の姿とは違い、今日の日暮は動きやすそうなシャツに短パン姿。夕はノースリーブのワンピース姿。着物姿ではない日暮と夕の姿にも、最近は見慣れた。智瑜はなんだか嬉しくなってくすくすと笑う。
小上がりの畳の上で眠たそうにごろごろ転がっていたこんと黒猫の珠が挨拶しながらごろごろ転がる。
「足りないものは後からお祖父ちゃんが配達してくれます」
「うん、今日も世話になります」
「今日もよろしくおねがいします!」
元気いっぱい頷いたところで、入り口から入って来た
仙藤 紫
と
海月 珊瑚
と目が合った。
「おはようございます、紫さん、珊瑚さん!」
「ええ。おはよう、宮祀さん」
「おはようございますなのだわ、智瑜ちゃん!」
挨拶を交わし、今日のバイトな智瑜と紫と珊瑚は開店準備の手伝いに取り掛かる。小上がりのテーブルを拭き、座布団や椅子を並べ直し、床の砂を掃いた後は厨房に入って食材の下拵え。それが終わった後は裏手にある温泉施設の掃除。やるべきことはたくさんあるけれど、三人の仕事はどこまでも丁寧だ。
「お客様には少しでも気分よく過ごして欲しいものね」
「はい!」
「なのだわ!」
Tシャツの下に来た水着が透けるほどに汗をかきながらそれでも真面目に作業をする紫に、智瑜と珊瑚は大きく頷いた。
「ぼちぼち開けよかー」
雇われ店長の声に合わせ、紫は汗で貼りつくTシャツを脱ぐ。ビキニにホットパンツ姿になる大人びた容姿の女子大生に、厨房のカウンターから顔を覗かせた夕がなんだか羨ましそうな顔をした。
(私も着てはいる、けど……)
服の胸元をちらりと引っ張って水着着用の胸元を覗き込み、智瑜はこっそり首を横に振る。これはバイト終わりに水着着用の混浴温泉に入るための準備。
紫に倣って水着姿になろうかなるまいか迷っているうち、店の外にお客の姿が見えた。
「いらっしゃいませー!」
智瑜は祖父母の営む青果店仕込みの明るい声で客を招く。
「こちらへどうぞ」
紫が客を席に案内する。そうするうちにも、夏休み真っただ中な海岸の海の家には次々と客が来る。
「こんにちはなのですー」
賑わう店にふらり、
エロ・イーアールオー
が顔を出した。漆黒のミニキャミソールドレスの裾とふわふわ波打つ黒髪を揺らし、紫に案内されて空いた席に座る。
「お店が繁盛しているようで何よりなのですー」
店のリニューアル作業を手伝ったエロは大入り満員な店内を見回して純粋に喜ぶ。
「泳ぎの前にここのご飯を食べていくのですー」
客に注文の品を届けて厨房に戻ろうとする紫を呼び止め、ラーメンとかき氷を注文する。
「かしこまりました」
手早く注文を取り、厨房に注文を通す。客の空いたコップにお冷を足し、レジ係も卒なくこなしたかと思えばテーブルの片づけも手早く済ませる。
「おおー」
重労働な上に機転も必要な作業を忙しさに振り回されず淡々と、それでいて感じよく接客する紫の働きっぷりにエロは素直な賞賛の目を向けた。
「お待たせいたしました、ラーメンとかき氷です!」
「こんも! こんもかき氷てつだった!」
智瑜が運んで来たラーメンの隣には、動物のかたちに抜いた冷凍果物を飾ったかき氷。
「こんさんこんにちはなのですー。エロはエロなのですー」
「エロ、こんにちは!」
優雅に会釈するエロに応じ、こんはぺこりとお辞儀を返した。
ラーメンとかき氷を美味しくペロリと頂いた後は、
「シャワー室を借りるのですー」
「はーい、どうぞー!」
勝手知ったる店とばかりに智瑜に一声掛け、奥のシャワー室で水着に着替える。店内に出たところで知らない男に声を掛けられた。
「一緒に泳がない?」
「エロはお断りするのですー」
「えーそんなこと言わないでさー、そっちの美人な店員のお姉さんもどうー?」
「ご覧の通り、忙しいので」
エロにはサラリと、紫には淡々とナンパを断られ、それでもあんまり気にした様子もなく男は他の女子を誘いに海へと向かった。
「泳ぐのですー、浮き輪の貸し出しお願いするのですー」
こちらも気にした様子もなく海へと向かう妖艶水着姿のエロのお尻を追うように、何人かの男女がふらふらと店を出て行く。
「……彼女、大丈夫かしら」
エロに浮き輪を渡し黙々と仕事に励みつつ、紫はそっと眉をひそめた。
「何かあったら私が助けに行きます!」
「うちも行きます」
必死な顔をして宣言する智瑜に、ちょっぴり怖い顔をした夕が頷く。夕の言を得て、これで百人力とばかり智瑜は安堵して笑った。
「日暮さん、手伝います」
厨房の日暮に声を掛け、智瑜は素早く調理作業に入る。その合間に温泉利用客にタオルの貸し出しも行う。
接客は忙しいけれど、楽しくもある。お客さんや仲間の笑顔を見ることが出来れば、いくらでも元気が湧いてくる。
(でも、こまめな水分補給と適度な休憩も忘れずに!)
休みなく立ち働く日暮や夕の体調も心配しつつ、智瑜は『みなとねこ』いっぱいに元気な声を響かせた。
「いらっしゃいませー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月26日
参加申し込みの期限
2019年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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