this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
耕作さんの畑で実ったトウモロコシ食って幸せになろう。
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
つぎへ >>
食べやすくカットしたトウモロコシに、上品に齧り付き、
御巫 時子
は目を見開いた。
「まあ、何て美味しいの……」
目を向けると、
伊予 祐
に誘われるまま、一升瓶を傾ける真っ黒に日焼けした農夫が、この瞬間だけは神々しく見えてくる。
大和撫子の彼女らしく、しずしずと歩み寄った時子は、潤んだ瞳で耕作を見上げると、心からの感謝を口にした。
「いつも美味しい野菜を作って頂き、ありがとうございます……とても美味しいです……」
にこりと微笑めば、耕作は連鎖反応のように、涙を流す。
「う~まいの~だ! 耕作おじぃこんな素敵トウモロコシありがとうなのだ」
時子に触発されたか、コーンパスタを頬張っていた、天真爛漫な少女、
後木 真央
も飛び込んでくる。
「時子ちゃんのお陰で、耕作おじぃにお礼言うのを思い出せたのだ、ありがとうなのだ!」
時子はそんな真央を、照れながらも優しく抱きしめ返す。
「真央さん、いつも明るいムードを作ってくださって、ありがとうございます……」
そんな風に言われれば、益々ヒートアップした真央は、手が回りきらないものの、三人まとめて抱きしめると、目に入った祐の作ったおつまみも、もぐもぐ。
「こっちもうまいのだ呼んでくれてありがとうなのだ! そふとちゃんが天使に見えるのだ、またやってなのだ」
真央は そふとの周りを、くるくると回った。
「真央ちゃん先輩……は、ある意味何時も通りですね」
時子もやって来て、その腕で、二人をそっと包み込んだ。
「そふとさんも、お誘いありがとうございました……。耕作さんには、感謝の言葉を伝えられましたか……?」
「いえ、まだ……えーっとぉ」
「あら、そふとさん……いかがなさいました? お顔が……」
マイペースなお姉様方は気付いていないが、シャンプーの香りがするほど密着した、少年には刺激の強い状況。
時子に水を貰った少年は、顔を赤くしたまま「善処します」とだけ答えたが、記憶に残るかは、ちょっと怪しい。
祐は浮き足立った、周囲の面々を見つめながら、目頭が熱くなるのを感じていた。
親指で抑えながら、この気持はなんだろうと、考えた。
「俺、嬉しくて涙が出ちゃう! だって男の子だもん!」
もはや思考の体を成していない。
突然、上着を脱ぎ捨てると酩酊気味なのも手伝ってか、いきなり焼きもろこしに舌鼓を打っていた、
御剣 刀
を抱擁した。
「ごふっ!?」
「童貞24歳だっていいじゃないか、人生まだまだこれからだ!」
「え? え? 良く分からないけど、前向きになれました! ありがとうございますっ!?」
狼狽する刀はそのままに、祐はバイクに積んでたマイギターを持ちだした。
「ここで一曲歌います、聴いてください! 『涙の寝子島慕情』!!」
「わー、パチパチ☆」
トウモロコシを咥えたまま、刀が拍手する中、祐は力強く歌い上げた。
みんなありがとう、ありがとう!
生きててくれてありがとう!
出会えた奇跡にありがとう!
今日という日に感謝!
――嗚呼この曲は、あの子に送るんだ!(ここには居ないけど)
祐の歌声は、九夜山の麓に高らかに響き渡った。
「トウモロコシおいしいなー、皆楽しそうだな~、幸せだな~」
皆から一歩、離れた所で
遠矢 護
は、もろこしパスタをフォークに巻き巻きしながら、皆の様子を見守っていた。
光線の加減で色を変えるヘイゼルの瞳からは、宝石が零れるように、ぽろぽろ涙。
泣き笑いしながら、また一口、はむりとパスタを頬張る。
孤立している護を見つけて、部員一人一人の様子を見て回っていた、修が声を掛けた。
毎日のように顔を突き合わせるからこそ、素直な感情表現は難しい時もある。修はこれを機に、トウモロコシのせいにして、皆に一言ずつ感謝を伝えていたのだ。
「遠矢、泣くな……その、新聞部で一緒にやってくれて有難うな。これからも良い新聞を作っていこう」
「え? 僕、泣いてなんて……ますね……」
手の甲で、護は涙を拭って、笑顔を見せた。
「遠矢。もし一人で寂しいとか、そういう事があったら、いつでも俺に言ってくれ。影ながら、力になろう」
少女のように小柄な同級生の肩に手を置き、気遣う修に護は、ふるふると首を横に振った。
「ううん、嬉しいんですよ~。皆が楽しいことが、すっごく嬉しいんですよ~」
「そうか、それならいいんだが……無理はするなよ? 俺達は、仲間なんだからな?」
「えへへ~。八神さんは、やっぱり優しいなぁ」
修をひとしきり、じっと見つめた護は、今度は普通に泣き始めた。
「遠矢?」
「八神さん、僕なんかに声をかけてくれて、ありがとうございます~ううっ! もう、大好き~」
えぐえぐ泣きながら抱きついてきた護を、修は受け止めた。
「遠矢、自分なんかなんて言うな。俺だって頼られるのが、嬉しいんだ。これからは何でも相談してくれな」
「ふぁい……ありがとうございますぅ~、本当にすっごく嬉しい、よろしくお願いします~」
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
耕作さんの畑で実ったトウモロコシ食って幸せになろう。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月05日
参加申し込みの期限
2014年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!