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職業体験に潜む罠
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「予告通り、頂戴する!」
ばさりと払われた黒いローブの下から出てきたのは、真っ白なタキシード。
短い黒髪に、目元こそ隠されているものの爽やかな笑みを湛えた男。
心に手を振り上げていた青年も、怒りなど忘れて驚愕のあまり固まっている。
「あなた、怪盗!?」
「無粋な問いかけですね。あの映像と、同じ色でしょう?」
突如現れた仮面の男。先程まで心による悪意に満ちた手荷物検査や職務質問に怯えていた人々は、新たな展開に色めき立つ。
「怪盗だ! 怪盗が本当に現れたぞ!」
「あれって本当だったの? でも、あの警察官……」
大きなアクションで通行人を避けたり、建物を登ったり。彼が心を庇ったことで、市民の敵なのか味方なのかと意見がわかれ、声援が割れる。
心はといえば、助けられたことに一瞬悔しげに顔を歪めるも、自分の熱心な手荷物検査に恐れをなした怪盗が恩を売っておきたくなったに違いないと、自分を優位に仕立て上げることで精神的安定を保っていた。
その間にも騒ぎは広まり、街の店員たちは生徒もスタッフも関係なく、窓から覗き込むように外を見ている。 そんな店内の警戒が薄れた瞬間を、もう一人の黒ローブは見逃さなかった。
「私からのラブレターは、お気に召さなかったかな?」
ふわりと舞う黒いローブの向こう側、真っ白なアラビアンスタイルの怪盗が現れた。
金髪碧眼に白い衣装が映え、異国の美男子そのものだ。
口元が覆われているにも関わらず、意味深に微笑んでいることがわかる流し目に、女性スタッフは皆硬直してしまう。
「市民の窮地を救う時、眩きシザーを我が手に……pull」
「あっ!?」
一仕事を終え、ほんの少しだけ。そんな気持ちで置いてしまったハサミの入った作業ポーチは、簡単に怪盗の手中へ落ちてしまった。
そして、相棒へとサインを送ると、そのまま逃走経路へ潜り込む。
「どうやら、仲間が獲物を手に入れたようだ。次の予告状の場所で、また会おう」
「おれのハサミを返してくれよぉおおおお!」
取り乱すスタッフと、ハサミがお宝とはどういうことかと周囲がざわつく。そこへ一歩遅く、新と結華が到着した。
怪盗たちは、笑みを強めて優雅にその場で一回りし、姿を忽然と消してしまう。
「おい、落ち着け! ハサミ以外に、盗られたモンはねーか確認しろ!」
「美容院のハサミといえば、仕事道具なことは勿論ですが……一本が何十万という高級品があると聞きます。他人には価値が分かりづらい物でも、的確に狙っているとすれば厄介ですね」
明確に誰が見てもお宝というものを狙っているわけじゃない。その可能性に、周囲の人々は隠れお宝を探すように、自分たちの手荷物を改め始める。
まだ動揺が残る現場に、新は舌打ちしながらも周囲に呼びかけた。
「犯行の予告状は店に対して出てたんだ、それ以外に狙われた報告もねぇ。あんたらが好き好んで巻き込まれねぇ限り、被害は受けねーよ!」
一瞬の静寂に、新は「しまった」と顔を歪める。しかし、言葉遣いは粗野だったものの、十分に気持ちは伝わったようで、周囲の動揺は歓声に変わった。
「凄い……玖珂さんの一言で、皆さんの気持ちが明るくなりました」
「凄くなんてねーッスよ。それに、こんなに騒いでたらサ……警察が、来ちまいそうで」
「大丈夫です。犯人確保には至りませんでしたが、現場の不安を払拭したんです。安全誘導が必要なほどの盛り上がりではありませんし、私たちは警察としてのお仕事がちゃんとできていますよ」
そうだ、今は自分たちが警察なのだ。
騒ぎを起こして補導に遭うかもしれないなどと、とっさに考えてしまった新は、口に出さなくて良かったと胸を撫で下ろす。
「先程の、玖珂さんの堂々とした立ち居振る舞い……私も見習いたいです。やはり、今までのお仕事経験があってこそでしょうか?」
「そう……ッスね。今までの……まあ、色んな経験があっての。上手く言えねーんスけど」
ニコニコと新のためになる話に耳を傾けようとする結華。
その期待に満ちた顔は、余計に下手なことは言えず、新は気恥ずかしさもあり、だんだんと口を閉ざし気味になってしまうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月14日
参加申し込みの期限
2018年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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