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月夜に届く笑い声
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金堂 睦月
は赤を基調にした上下のジャージ姿で夜の寝子ヶ浜海浜公園に足を運んだ。
「遊ぶ格好をしてきたのじゃが、本当に透けた子供はおるのじゃろうか」
睦月の身長は二メートルに近い。灰色の髪はオールバック。吊り目は厳めしく、子供とは無縁の存在に思えた。
「おじちゃん、なに持ってるの」
睦月を目掛けてサスペンダーを付けた男の子が走ってきた。相手の容姿は気にならないらしい。
「おじちゃんではないぞい。わしは高校生なのじゃ」
「じゃあ、お兄ちゃん。その木の棒はなに?」
睦月の手には十センチくらいの木製の円柱が握られていた。
「この木の棒はじゃな、いろんな動物になるのじゃ」
「えー、そんなの無理だよ」
「いやいや、無理ではないぞい。好きな動物はおるか? わしがプレゼントしてやるぞい」
ホントに、と男の子は目を輝かせて大きな声で言った。
「じゃあ、がおーにして」
「それはどのような怪獣なのじゃ?」
「そんなんじゃないって。さっきまでいた猫だよ」
「リクエストは猫なのじゃな。わしに任せるのじゃ」
睦月は一本の彫刻刀を取り出した。手にした円柱の上部に刃を当てて目を閉じる。
「これぞ、武者震いじゃ!」
彫刻刀の刃が霞んだ。凄まじい振動で円柱を回しながら彫り込んでいく。
「こんなもんじゃろ」
台座を後ろ足で蹴って伸び上がる猫の姿を完成させた。子供は嬉しそうな顔をしながらも、細すぎるよ、と言った。
「実物を目にしておらんからのう。そうじゃった。木くずはゴミになるからのう」
その場にしゃがんだ睦月は傍らに猫の置物を置くと、両手を使って木くずを集めた。それを一掴みにしてズボンのポケットに収めた。
「これでいいじゃろ。次はなにをしようかのう」
睦月が顔を上げると、男の子の姿はなかった。目に優しい光の玉が浮いていた。猫の置物の上に移動して、一気に上昇した。
睦月は置物を手に立ち上がった。空を見上げると星が瞬いていた。
「不思議な光じゃったのう」
「お前、その顔と図体の割には子供に優しいじゃねぇか」
黒いジャージの藤寿が左右の肩を回しながら歩いてきた。
「だいぶお疲れのようじゃな。良ければマッサージしてやるぞい」
「じゃあ、頼むか。ガキの相手をして疲れたぜ」
藤寿は背中を向けた。睦月は肩に折り曲げた肘を乗せる。数秒の間を経て振動させた。
「おお、かなり効くぜ。疲れが取れる感じだ」
「わしには子供の笑顔が癒しなのじゃ」
「ガキの笑顔かよ。ま、それも悪くはないな」
その言葉に睦月は微笑んで、次は誰と遊ぶかのう、と呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月15日
参加申し込みの期限
2013年07月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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