this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<花浴衣>花衣まとう君へ
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
15
つぎへ >>
「き、気分転換におみくじ……! おみくじ花火!」
イートインスペースにて、見事な不審者を演じてしまった
羽生 碧南
は、飲み物も無くなったところで、このままではいけないと、人々が花火をやっている一角にやってきた。
浴衣を汚さないように、上手く屈んでそっと花火に火をつける。
それをしばらくそれを眺めていると、終わりと同時に、どこから出てきたのかと思われる花が先端に現れた。
「あ、本当に花が咲くんだ」
そのまま碧南が、花からおみくじを引っ張り出すと、そこに書いてあった文章は、
【もう少し足に地をつけましょう】
「……ぁ……ああ……」
その結果が、碧南の心をプレスして真横にベキリと折るには、もう十分であったことは、今までの行動から言うまでも無い──
「先程声を掛けていただいた方から、花火をいただきましたが……」
そう呟く
御巫 時子
の手にあるのは、持ち手と火薬の詰まった軸。そして先端の紅色の紙で構成された小ぶりの手持ち花火だった。
そっと先端の穂先に火をつければ、薄紅色となった火花は、まるで時子の恋心のように、繊細ながらもずっと大きく広がり、暗がりを明るく染めた。
小さな軸からは想像もつかないほど、綺麗な火の花をちりばめた後。火種が火薬軸の根元に差し掛かれば、そこには何の前触れもなく、
「きゃ……っ」
ぽんっと、一つの花が開いた。
「驚きました……ですが、綺麗ですね……」
その薄仄かに淡紅に光る花弁がとても綺麗で、時子が少しの勇気と共に手を触れさせれば、それはあっさりと手の中に収まった。
次いで、その花と繋がるように出てきたのは、筒状のおみくじ。
【待ち人 来る 瞳を閉じて十秒待て】
時子は、その内容に首を傾げる。具体的な予言なのか、それともふわふわにアバウトな啓示なのかも分からない。
「これは、どのような意味なのでしょう……。でも、良い事だといいですね」
理解の及ばない内容は不思議だが、傍らの手に残る燐光を放つ花はとても綺麗で。おみくじを結ぶ場所も無いことから、時子は花とおみくじを巾着に大事にしまうことにした。
「うんっ、美味しかったわね。あんなに種類があるなんて思わなかった」
「そうね。美味しかったけれども、どれも独特で甘かったから……何かしら。胸焼け……?」
仙藤 蒼
と
仙藤 紫
の二人姉妹は、先の蜜の味テイスティングに参加に寄り道して、各々の感想を改めて振り返りながら、一旦おみくじ花火をやりに、他の人もやっている広場の一角に足を踏み入れた。
早速、浴衣の裾を地につけないように、二人は気を付けてしゃがみ込み、火を灯したロウソクに花火を近づける。
二人の手にした花火から、同時に火花が咲き、地面に向かって舞い散った。
「これ、どこからおみくじ出るのかし──わ……っ!」
二人の花火が同時に終わると同時に、花火の先端に熱くない仄かに光り輝く花が咲いていた。
指を近づけても熱くなさそうなのを確認して花を手に取れば、その先にはおみくじがついている。
「どんな事が書いてあるのかしらね……ふむ、なになに……?
【果報は寝て待て】──ぷっ、ふ、なるほど……!」
蒼はどのような内容が書かれているか内心ヒヤヒヤしていたのだが、この予想よりも遙かにまったりした内容に、張り詰めていた感情が笑いに変わる。
そして、同時に紫の方も花に続くおみくじを手に取ってその内容に目を留めていた。
だが、こちらは蒼のような笑いに至るような受け止め方は出来なかった。
おみくじに書かれていたのは、
──【運命の人は夏に来る】──
「………………」
高校三年生、昨年の夏。紫は静かに終わる失恋をした。
あの時、近づく受験に段々と心に余裕がなくなっていった。すれ違いの過ぎた言葉と意思は、引いたまま押されない潮のように、相手と自分の心に満たされることのない距離を作った。
それを肌で感じながらも、何も出来ずに訪れた夏休み。
──逢う都度、お互いに別れが近づくのを感じていた。
彼と行った夏祭り紫は今とは違う浴衣を着ていて、だが、それでも相手との距離は縮まることはなく。紫は、ただ離れていくそれを、口に出すことも出来ないままに、ただ過ごし見ることしか出来ず……
「お姉ちゃん?」
「……あ、いえ。何でもないわ」
蒼の声に、紫はおみくじを見たまま硬直していた自分の頭を軽く振って、吹きこぼれた記憶を振り払い断ち切るように頭を振った──
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<花浴衣>花衣まとう君へ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月14日
参加申し込みの期限
2018年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!