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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
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【王宮(3)】
冒険好きな
水戸 健吾
。中でもネコトピアをめぐるこの旅は、格別の思い出となったことでしょう。
「よーし、行くよ!」
舞台はギョロ目の監視カメラフィッシュがくるくると泳ぐ水槽が点在する、王宮です。
ちなみに、見つかってしまうとどうなるのかは、把握済み。先ほど誰かがあのギョロ目にとらえられてしまったらしく、サイレンが鳴り、イルカの操るロボットがしゃがしゃと侵入者を追いかけていく様子を、健吾も目にしていたからです。
(水になれ……!)
そこで、健吾のろっこんの出番です。
心の中で念じると、瞬間。とろとろとろり……健吾の身体が水のごとく液状化し、床の上を流れ始めたではありませんか!
魚たちもちょっぴり濡れた床になど注目せず、周囲をうかがうのに忙しいもので、健吾は容易に水槽の足元へ近づくことができました。
監視の目をかいくぐり水槽へ接近したら、
「よっ、と」
すかさずもとに戻り、そのへんで見つけた手触りの良い布をぶわさっと広げて水槽へかぶせ、覆ってしまいます。こうすれば見つかってしまうことも、あのロボットに追いかけ回されることもないでしょう。
安心したところで、健吾はカメラを取り出して、あたりの風景をパシャリ。パシャパシャ。
「ノートも書いておこうっと」
いつもの冒険ノートにもさらりと、特別なページが描かれていきました。
「水戸君、上出来だ。助かるよ」
彼のお手並みには、
八神 修
もぱちぱちと拍手を贈ります。健吾はちょっぴり照れて頭をかきました。
「よし。この調子で進んで、警備室のような場所を見つけられれば御の字だ」
「うんっ」
修は持ち前の推理力で、王宮の警備体制について予想を立てました。いわく。
「監視システムがあるなら、そのオン・オフを切り替えられるシステムもまたあるはずだ。常時あんなものが動いていたら、不便なことこの上ないからな」
「うん、ねこだって通れないもんね」
「ああ。もちろん、制服や身分証があればフリーパスなのかもしれないが。そちらにはちょっと期待できないかな」
衛兵かなにかの制服など見つかったとして、確かにそれを着れば監視フィッシュの目はごまかせるかもしれませんけれど……ねこサイズの制服に、修たちが袖を通すのは難しそうです。身分証にしても、人間が提示して効果があるものかどうかは、いささか疑問でありました。
修の目的は目下、この王宮を探索しつつ、警備システムをシャットアウトすること。どうにかしてあのギョロ目たちを水槽から追い出すことができれば、探索もスムーズに進むことでしょう。
健吾と並んで、修もデジカメでじじじじっと周囲を撮影。在りし日の王宮に思いを馳せます。
「王宮……というのは、レオの予想ではあるが。確かにそういう雰囲気だな」
「王さまとか偉い人、じゃない。偉いねこが住んでたのかな?」
「そのように見えるな。王座や王族の居室があるかもしれない」
王宮の中は、床にはビロードっぽい絨毯が切れ目もなくピッシーっと敷かれておりますし、柱には精緻なレリーフが刻まれ、連なる壁や扉だって凝りに凝った造形で、なんともゴージャスです。おエラいねこがこれまた豪奢な服など身にまとい、家来を引き連れてこの廊下を歩くところなど想像しても、まったく違和感はありません。
「どんな暮らしをしてたんだろう……気になるなぁ」
「さて。歴史書や写真の類が見つかればいいんだが」
と。
廊下の向こうから、お~い! と手を振る
白 真白
と微笑む
綾辻 綾花
の姿が見えました。どうやら、なにか見つけたようです。
「なにかあったの?」
「これこれ!」
健吾が尋ねると、真白は胸を張り、とある部屋の中を示しました。
見たところ、部屋は使用人ならぬ使用猫の控室といった趣でしょうか。掃除用具やクローゼット、ちょっとしたテーブルセットや仮眠用と思われる簡素なベッド。天井近くの壁に据えられた小さな水槽には、ほのかな明かりを放つ金魚のような魚がひらひらと泳いでおりました。
「ふふふ……」
ふにゃーっとご満悦。ちょっぴり油断顔は、綾花です。
「なるほど、これか」
「はい♪ ああ、にゃんこかわいいです……」
なんてお言葉には、修も納得。
目の前では、二匹のねこがくつろいでいます。
『はふ~。今日も一日、よくはたらいたニャ』
『ほんとほんと、お疲れさんだニャァ』
半透明に透きとおる映像として浮かび上がるのは、どちらもメスねこです。それでもって二匹はフリルがひらひらな、メイド服を身に着けておりました。ねこメイドさんです!
綾花も修も、真白も健吾も、思わずじっくり見つめてしまいます。
『王さまは今日も大忙しだったらしいニャァ?』
『そうニャね、居住区の拡張工事に関する視察に、各区長との会談。サメトラム新駅オープンのセレモニーに、ネコトピア幼稚園の園児たちとの読み聞かせ会も。王さまもラクじゃニャいわね』
『でも、そのおかげでネコトピアはこんニャに快適ニャわけよね』
『ありがたいニャァ』
「やっぱり王さまがいたんだね!」
ねこのまぼろしが語る当時の貴重なお話に、真白はわくわく。胸が躍ります。
彼女や修、綾花を始め、王宮になんらかの文献なり情報が残されているのではないかと考えた人は多く、それはどうやら当たっていたようです。
と、
「おおっ! こいつはニャかニャか。美猫ニャねぇ」
「あっ、レオ!」
各区画をあちこち、フラフラと歩き回っているらしいレオが、なんとも気の抜けた顔でやってきました。ここまでのルートにあったギョロ目魚の水槽には布をかぶせておいたので、難なく通り抜けることができたようです。
メイドねこさんを眺めて鼻の下を伸ばす彼を、綾花はむぎゅっと抱き寄せます。
「絵はまだ見つかりませんけど。お気に召しましたか?」
「上出来ニャ、お嬢さん。こいつは写真に残しとくべきニャ」
「ふふ。私もスケッチしておきますね」
これで、綾花の猫メモもさらに充実するというものです。
ぱしゃぱしゃと写真を撮るのんきなレオの頭を横からナデナデしつつ、真白は言いました。
「レオくんの予想どおり、ここは王宮だったみたいだよ。王さまがいたんだって」
「やっぱりニャ。オレの目に狂いはニャかったわけニャね、ニャっはっは」
「うんうん。王さまのおかげでネコトピアは住みやすい良いところだったって……でもさ」
ふと真白は、小首をかしげます。
「そんなに幸せで素敵な場所だったのに……どうしてねこたちはいなくなっちゃったのかな?」
疑問は当然、綾花や修にも、健吾にも、もちろんレオにも共通のものだったことでしょう。
海底に作られたねこたちの楽園、ネコトピア。
住人たちは、一体どこへ行ってしまったのでしょうか? なぜこの街は放棄されてしまったのでしょう?
「……さらに調べてみなきゃですね」
「ああ。この建物はまだまだ奥が深そうだ」
綾花と修の言葉に、彼らは部屋を後にすると、廊下の向こうに続く空間を広い空間を見つめました。
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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて……
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月13日
参加申し込みの期限
2018年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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