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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
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【居住区(1)】
ゼロ・シーアールシー
といえば?
そう、
謎団子
ですね! 謎茶もあるヨ。
「すごいのですー。ねこだい文明の街なのですー」
そんなわけで(?)ゼロはどこからともなく取り出した団子などぱくりと頬張りながら、サメトラムに乗ってどんぶらこ。
いつ見ても純白のワンピースの懐から取り出したのは、これまた製造元不明・搭載OS不明な謎スマホ。謎の動画アプリで撮影開始、本日はネコトピア中をバッチリ見学し尽くすつもりです。
「あとでねこったーにも上げるのですー」
えっ、ねこったーやってんの? といった驚きもさることながら、
『楽しみにしてるニャぜー!』
「レオさん、待っててくださいなのですー。っと」
旅ねおレオとメッセージのやりとりなんかしてるのは、なんともシュールな光景だったりするのでした。
「スパリゾートっぽいのがあるのです、たのしそうなのですー。工場見学もしたいのですー。王宮にはなにがあるのか、見てみたいのですー」
ざばばばばー。ミステリアス不思議少女を乗せて、サメトラムは長大なチューブ道の中を泳いでいきました。
はてさて。
御剣 刀
に
椿 美咲紀
、
桜庭 円
に
ブリジット・アーチャー
……加えてにゃーくん&コーネリアもふにゃんと鳴いて、一行はねこたちの居住区らしい、小さな家々の並ぶ区画へとやってきました。
「本当に『ねこ』サイズなんだな」
「あっ、あの家扉が開いてるのですよー! 入ってみましょう!」
丸っこいフォルムで円錐形の屋根をかぶった家を指差し、美咲紀はさっそく駆け寄ります。
「うわー、しゃがまないと入れないのです……あ痛っ」
こつんと頭をぶつけたものの、扉をくぐった瞬間に美咲紀は、
「ふわぁ……!」
と、瞳を輝かせました。
ひと言で表現するなら、お人形の家。人間にとっては小部屋くらいの大きさの、なんともファンシーで可愛らしい、そこはねこたちのためのおウチでした。
リビングには円卓があって、真ん中にお魚の模様が描かれています。四つ並んだ小さな丸イスは、人が座ることもできましたけれど、やっぱりお尻がはみ出てしまいました。
「やー、これは可愛いねぇ」
後に続いた円が感心してつぶやくと、にゃーくんがぴょいんと肩から飛び降りて、テーブルの上へちょこんとおすわり。座り心地は悪くなさそうです。
壁には本棚があって、ブリジットが一冊を抜き出し開いてみたものの、ふにゃふにゃの丸文字が流れるように書きつけられていて、ちょっと読めそうにありません。
「何語なのかしらね、これ。ねこ語?」
「思ったより文明的だな。こっちにはテレビもあるぞ」
「えっ、テレビ……!?」
刀が見つけたのは丸い形の、確かにブラウン管テレビのような画面を備えたテレビでした。
特徴的なのは、てっぺんに小さな水槽がいくつかくっついていることです。
「刀くん、見れないのこれ?」
「どれどれ」
円に促された刀がスイッチらしきものを探し当て、ぱちんと押し込んでみますと。
「あっ!」
一拍の後に、水槽の中へ、ひょいひょいひょいっ。ちっちゃなナマズのようなお魚が現れました。
ちびナマズたちが一斉に身体を震わせると……ぱりぱり、ぱちぱち! 微弱な電気が起こって、テレビの画面が明るくなりました。
「おっ、ついたか?」
「ああ、でも番組は放送されていないみたいね。残念」
画面に映ったのは白黒の砂嵐で、ねこのお天気キャスターとか、ねこのお笑い芸人とか、そういったものが現れることはありませんでした。がっかりしつつスイッチを切ると、やがてちびナマズたちも仕事を終えたとばかり、ひょいと姿を消してしまいました。
「……どーいう仕組みになってるんだろ?」
「あの魚、テレビの中に住んでるかしら……?」
なんてことを円とブリジットがつぶやいた、その瞬間。
ぴょんっ!
「あっ、コーネリア?」
コーネリアがテレビに飛び乗って、ぐらぐらぐら。ふらついたテレビはあまり安定性がよろしくなく、コーネリアの体重を支え切れなくて、ぱたんっと倒れてしまいました。
幸い、コーネリアにはケガもなく、再び軽やかにブリジットの胸元へと飛び込みましたけれど。
「もう、無茶して……あら?」
「へえ~、なるほど。テレビの中に住んでるわけじゃないみたいだね」
倒れたテレビが据えられていたところの真下には、小さな穴が開いています。穴は透明なシャッターのようなもので塞がれていて、中にはとぷんと水が満ちていました。
どうやらこの街では、家の中、あるいは街の中のいたるところに、海水が通る水道が張りめぐらされているようです。それらはテレビ、街灯、工場の機械、その他あらゆるものに繋がっていて、必要に応じてお魚たちが水道をとおり、その機能を発揮しにやってくるのです。
「なんとゆーか……スゴイのか、かわいらしいのか、良くわかんないシステムなのです」
思わずぽつり、つぶやいた美咲紀の言葉には、円も刀もブリジットもこくりとうなずいてしまいました。
その後、何軒かのねこのお宅を訪問してみたところ。
住人であったねこたちの姿はやっぱりありませんでしたけれど、
「ねーちょっと、見てみて!」
円が発見したそれには、みんなも揃って目を奪われてしまいました。
「これは……! 寝子島で見た、あの映像にそっくりじゃないか」
刀も目を見張って言いました。
小奇麗かつ可憐な、広いお庭とお花畑のあるお家でした。ガーデナーとして、美咲紀が目をキラキラとさせながらお庭を見物していた横で、円は目にしたのです。
そう、それは寝子島に現れた、遺物が見せるまぼろし。青く透きとおる、ホログラム映像のような立体感ある幻影でした。
「あっ……なにかしゃべってるのです!?」
島で見かけたものと違うところは、現れたねこたちの会話が、彼らにも聞こえてきたことです。
『ちゃんと撮れてるかニャ?』
『だいじょうぶ。撮れてるわよ、あニャた』
どうやらその二匹は、夫婦です。
少し遠くから、子どもらしきころころとした声も届いてきます。
『パパママ~、見てみて! てんとう虫つかまえたニャ~!』
『おお、よくやったニャァ』
『すごいわねぇ。でも、ちゃあんと逃がしてあげるんニャよ?』
『はあ~いニャ!』
このお庭付きの家で暮らしていた、家族なのでしょう。両親と子どもがいっぴき、楽しげに、賑やかに笑い合っている映像でした。
どういうわけか、お庭は今でもちゃあんと手入れされているようです。このねこたちは、今も街のどこかにいるのでしょうか? それとも、これは遥かな昔、ずうっと昔の記録映像なのでしょうか……?
「おそらく、後者……か」
ひとり言のように、刀は言葉を漏らします。
『ねえ、あニャた』
『うん? にゃんだい』
『この街にきて、本当に良かったニャ』
『ああ、そうだニャァ。あの子だって、あんニャに楽しそうにしているニャ』
『ふふ。幸せニャね』
『そうだニャァ。幸せニャァ』
ねこたちの暮らしは豊かで、恵まれていたようです。映像のねこたちは身なりもよく、毛並みだってツヤツヤでふっくらしていて、幸せそうに見えました。
すっかり和んで、言葉もなく見つめてしまった彼らの代わりにか、にゃーくんとコーネリアがふと顔を見合わせて、にゃおん? と鳴きました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて……
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月13日
参加申し込みの期限
2018年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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