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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
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【王宮(1)】
気ままな旅ねこレオくんは、まずは街のあちこちを眺めて回っているようです。
おかげで
綾辻 綾花
は、パシャパシャとスマホで写真撮りまくりな彼を見つけてもっふり、ぎゅうと抱き締めることができました。
「レオ。美猫の肖像画でも探そうか、って言ってましたよね。レオはどんなねこがタイプ?」
「おっ、探してくれるのかニャ? そーだニャァ。凛として気品があって、ツンとして他猫を寄せ付けニャい雰囲気がありつつも、時折可愛らしい一面も見せてくれて、心根は優しくて……」
気さくにすぎるレオがつらつらとメスねこの好みを語るのを聞きながら、綾花はぬくぬくもふもふ。最初は、飼い猫になるつもりはニャいんニャぜ~なんてうそぶいていたレオも、綾花の猫好き攻勢にすっかり懐柔されてしまったようです。大人しくモフられておりました。
さて、綾花がいる場所は都の中央に位置する、ひと際に巨大な建造物の前です。
ででん! とそびえるそれを、レオは王宮じゃあニャいか? なんて呼びました。
「うわ~、でっかいねえ」
「すごいや! 僕、こんなの見たことないよ」
ほえ~っと感心することしきりな、
白 真白
と
水戸 健吾
。ふたり揃ってぽかんと口を開け、王宮の威容を眺めます。
「こんなのがまだ残ってて、しかも綺麗なまんまだなんて。これも古代文明の力ってやつなのかな」
「ネコトピアかぁ……どんなねこたちが住んでたんだろう。どんな暮らしをしてたんだろう?」
クールな小学生だったはずの健吾は、遺物探しから続く興奮も冷めやらぬといったところで、目をキラキラとさせています。高校生のお姉さん、真白はそんな彼を眺めて、微笑ましく目を細めました。
健吾の肩を、
八神 修
がぽむっと叩いて言いました。
「水戸君。俺たちもレオにならって、写真でも撮っておこうか」
「うん、そうだね!」
パシャパシャパシャリ! こうやってネコトピアの風景を写真に収めまくっているだけでも、どうにもわくわくとしてしまいます。それだけこの場所は魅力的で、謎に満ち満ちているのでした。
デジカメで王宮を覗きながら、それにしても、と修は言います。
「この文明は、どこから来たんだろうな」
「どこから……ですか?」
綾花がこくりと首を傾けたように、修の疑問とその着眼点は、意外なところにありました。
彼はネコトピアの街並み、その向こうを指差して、
「つまり、この泡。空気だ。この文明は最初から海の底にあったわけじゃない……もとから海で発生したのなら、空気を満たす必要はないからね」
「あ、なるほど」
と真白もうなずきます。
「海にねこって、ちょっと想像つかないもんね」
「ああ。どこか別のところ……もしかしたら、地球外かもしれないな? ともかく彼らは現地生物との接触を避け、海の中へと居を構えることを選んだわけだ」
遥かな過去に思いを馳せてか、自然と修の目は細まります。どこか遠くを見つめながら、彼はつぶやくのでした。
「ねこだい文明の成立。地球への移住。そして、その住人たちはどこへ行ってしまったのか……俺は彼らの歴史が知りたいんだ」
修の壮大な思いに、綾花も真白も、健吾もレオもうなずきました。
レオが語るには、『ねこ』は思いのほかいろんなところにいるのだといいます。
ねこネコ王国
のような、ねこたちの暮らす別の世界だってあるくらいです。あるいはねこだい文明に暮らしたねこたちも、そうした別の世界からやってきた可能性は否定できません。
「うわぁ……想像したら、どんどん夢が広がるよね」
「う~ん、ロマンだニャァ!」
健吾の子どもらしい感想に、レオもこくこく首を振ります。
「それじゃさっそく、王宮を探索してみましょう!」
綾花が言うと、真白もおーっ! と手を振り上げます。
もしここが本当に王宮であるなら、修のいうような歴史を記した、文献かなにかが見つかったりするかもしれません。ほかにも貴重な資料や興味深い書籍、文明の特色が色濃く浮き出た芸術品も。もちろんレオがお望みの、美猫の肖像画だって見つかるかも!
そうしてさっそく、豪奢な建物へと足を踏み入れようとした……その時。
「あっ。ちょっと待って!」
真白がめざとくなにかを見つけて、みんなをぴたりと制止しました。
「ど、どうしたの?」
「あれ見て、あれ!」
びくりと足を止めた健吾が、真白の指差す方向を見てみますと。
「……水槽?」
大きな入り口扉は開け放されておりましたけれど、そのすぐ脇。例の不思議な建材でできた、美しいレリーフを刻まれた太い柱の上に乗っかっているのは確かに、水槽でした。
そして、宇宙服のヘルメットみたいなまん丸い水槽の中には、さらに興味深いものがすいすいと泳いでいるのでした。
「ずいぶんと、目が大きいお魚ですね……」
「ふむ。もしかして、監視カメラの代わりといったところか?」
ぎょろりとした大きな目の奇妙な魚に、彼らは顔を見合わせました。
「慎重に進むとしようか」
さて、こちらには綾花たちとは別の入り口から王宮を覗き込む、三人がおりました。
そのうちふたりは
タイラ・トラントゥール
と
源 竜世
、いつものデコボココンビです。
「クジラの次は、サメが乗り物になるとはな……」
「すっげーーー楽しかったな! なあタイラ!」
こんな状況を夢だと思いたいタイラは、サメトラムに乗っている間、なんだかもー遠い目をしちゃっておりましたけれど。いつものように竜世があっけらかんと状況を楽しんでいるもので、難しい顔をしてぐったりしているのにも飽きてきたのかもしれません。
「……いや、ボクはこんなもの信じない。信じないぞ! ボクが常識を持たなかったら、お前はどんどん暴走していくに決まってるんだからな。聞いてるのか、竜世!」
「あーっ、タイラ見てみろよ! 泡の外、あんなでっかい魚が泳いでる! なんて魚だろーなあれ!」
サメかクジラか、はたまた別のなにかなのか、とてつもない巨大魚が頭上でゆらりと身をくねらせたのを見て、竜世は大興奮です。見るもの全てが珍しくて新鮮で、いてもたってもいられないという様子です。タイラとしては、彼がまた猪突猛進のあまりになにかをやらかさないかと、注意深く見守っていなければなりません。なんともヒヤヒヤなのでした。
そんなふたりのかたわらに立つのは、長身の美女。やけに冷めた瞳で王宮を見つめる、
朝鳥 さゆる
です。
いきがかり上とはいえ、竜世やタイラと大人びた彼女が並んでいるのは、ちょっぴり珍しい取り合わせではありました。
「ふうん。ネコトピア……ね」
すうっと切れ長の目を細めて、さゆるはぽつり、その名を口にします。どうにも感情の見えにくい彼女ですけれど、ねこだい文明とその都の風景には、なにやら思うところがあるようです。
どこか気だるげに見える彼女の佇まいに、タイラは竜世とはまた違ったところで、この人は大丈夫だろうか……となんとなーくハラハラしてたりしました。
「で。行くんでしょう?」
「え?」
おもむろに、さゆるはふたりを見下ろして言いました。
目の前には王宮の敷地へ続く、いわば裏門のような扉があり、中の様子が覗けます。さっそく踏み込もう、とさゆるは言っているのです。竜世はにかっと笑って、
「おう、もちろん! おーきゅーっていったら、王さまの家だろ? 王さまのイスに、王冠だってあるかも!」
もはやいてもたってもいられないといったわくわく満載の顔で、竜世はぱっとタイラの手を取り、歩き始めます。
「よーし、行こうぜタイラ! おーきゅーを探検だ!」
「そうね。確かにこれには興味を惹かれるわ。中を見てみましょう」
「ちょ、ちょっと待て! 待ってくれ!」
びし! タイラは慌ててふたりを制止します。
「んだよー、タイラ?」
「いいから待て、見ろ竜世!」
冷静にまわりを見回したタイラは、もちろんそれを見つけておりました。
そう、王宮内部にあちこち据えられている、水槽です。
「あのギョロ目の魚。いかにもじゃないか?」
「いかにも? ってなんだよ?」
「いや、だからあの魚はいかにも……相変わらず察しの悪いやつだなお前は!」
「監視カメラみたい、かしら?」
さゆるが口を挟むと、タイラはちょっとほっとしてうなずきます。
ギョロ目の魚が入った水槽は、王宮内部に見える範囲だけでも、一定の間隔で配置されているようです。きょろきょろとあちこちに目を光らせているようで、確かに監視カメラのような役割を想像するのは自然なことかもしれません。
「よし。ちょっと待て。対策を考える」
腕組み、タイラはふむんと考え込みます。あのギョロ目をかいくぐり、王宮の中を探索するには、どうやら一筋縄ではいきません。なにか工夫が必要そうです。
とはいえ、小学生ながらに聡明な彼のこと。少し思案したなら、すぐにでも良い案が浮かぶことでしょう。
「まず、なにかで目を引くのはどうだろう。例えば石ころを投げて魚の目をそらすんだ。シンプルだが効果はあると思う。あるいは、あの水槽そのものを布かなにかで覆ってしまうのも手かもしれない。もちろんそれを用意する手間はある……が……?」
「やったぜー、俺たちが一番乗り! すっげーな、廊下が広い! 天井たっけー!」
「本当に水槽だらけ。水族館みたいね。あら、あれはなにかしら」
「どれどれ!? なになに!? おーいタイラ、早く来いよー!」
気付けば竜世とさゆるは、ずかずかずかずか。ちょっと博物館か美術館にでもやってきましたといった風情で、気にするものなどなにもないとばかりに踏み込んでおりました。
タイラ、一瞬あっけにとられ、そして思わず叫びました。
「こ……こ……こ、このバカーーー!!」
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担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて……
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月13日
参加申し込みの期限
2018年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月20日 11時00分
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