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●シブカワの登場:
空ノ音 ノエル
の視点2
シブカワが会場に現れた。花から花へ飛び移る蝶のように、テーブルを回りながら挨拶を交わしてゆく。おそらく各界の要人、名家の人々などとの挨拶は欠かせぬものなのだろう。
パーティが始まってからというもの壁の花と化していて気になっていた少女・
北美浜 薫子
が、車椅子の品の良さそうな青年・
氷雨 潤一
に誘われるようにして歩いてきた。
「シブカワさんへのご挨拶でしたら、一緒に参りましょう。自分も父の名代で参ったのですが、正直一人では気おくれしていまして……北美浜さんとご一緒出来るなら心強いですよ」
「やははー。こういう雰囲気はいまいち馴染めんでのう……お互い、父の代わりというのは気を遣うのう」
「そうですね」
穏やかに相槌を打つ。
シブカワは、
加瀬 礼二
と
弥逢 遊琳
のカップルと歓談していた。
潤一は、彼らの話が小休止するのを待って声を掛けた。
「シブカワさん。この度は素晴らしいパーティにご招待いただき誠にありがとうございます。自分は、氷雨家の名代として参りました……氷雨潤一と申します」
シブカワは振り返り、差し出された右手を握った。
「まあ。お世話になっております。シブカワと申します」
「本日は<巨大な月の指輪>がお披露目されるとのこと……自分の家では取り扱ったことがないので、ぜひ見てみたく思いまして」
どうやら、氷雨家は星ヶ丘の名家のひとつで、美術・宝石などを取り扱っているらしい。
シブカワは、車椅子の氷雨に「ご不便はないかしら」と気遣いを見せる。その心遣いに「ええ、お蔭様で」とほほ笑むと、氷雨は薫子を紹介した。
「シブカワさん。こちら、北美浜薫子さんです」
薫子はドレスの裾を摘まみ、良家の子女らしく上品に挨拶をしてみせた。
「本日は義父(ちち)が参れませんで申し訳ありません」
「ふふ、お気になさらずとお伝えください。彫刻家としてのますますご活躍を期待しておりますとも。……しかし、こんなにお若いお嬢さんがいらっしゃるとは存じ上げませんでしたわ」
「年を取っておりますからね……お蔭で優しい義父と義母です。とても感謝しているんです。私は、ふたりから人並み以上の愛を受けているのではないかと……」
「きっとそうなのでしょうね。貴方を見ていればわかるわ。……あら、その薄いスミレ色のドレスは、もしかしてお父様のお見立てかしら?」
「ええ。義父が、今日のためにと」
「さすがね。あなたの髪とよく似合う。貴女も、今宵は肩の力を抜いてパーティを楽しんでくださいな。それがきっと一番の親孝行でしょう」
そういうとシブカワは、テーブルに飾ってあった白いユリの花を一輪、薫子の髪に差した。
先ほどまで、壁に凭れて窮屈そうに何度もドレスの裾を弄っていた薫子の顔に、ようやく作り物ではない笑顔が見えた気がした。
◇
「ところでシブカワさん。<巨大な月の指輪>というのは、どういった指輪なのでしょうか?」
潤一が単刀直入に訊ねる。
「自分はどちらかというと骨董品のほうに興味があるのですが……骨董品もそうですけれど、こういった名のある宝石は、ただ美しさを愛でるだけでは物足りないですよね。宝石の持つストーリーも味わってこそかと思うのですが……違いますか?」
「面白そうなお話ですねぇ。俺たちにも聞かせてもらえないでしょうか?」
潤一と薫子が挨拶を終えるのを見守っていた礼二と遊琳も、興味深そうにシブカワを見つめる。
「待ってくれ。その話、私も混ぜてくれないか?」
隅の方で絵を描いていた少女が、画材をしまってとことこと掛けてきた。
旅鴉 月詠
。名札にはそうある。
外国の貴族のような黒いナイトスーツにシルクハット、それに画材道具を詰めたバックという出で立ち。ドレスより、船そのものや指輪に興味を惹かれているのは明らかだった。
「あら、あなたは?」
「鴉乃宮の者だ」月詠は答える。
「鴉乃宮……名家のひとつですね」
潤一が興味深げに頷きながら月詠を輪に入れた。
「おや、そんなお名前でしたっけ? クラスメイトの旅鴉さんですよね?」
礼二は首を傾げた。
「旅鴉というのは家を出る時に与えられた名でね。……まあそんなことはどうでもいいじゃないか。<巨大な月の指輪>の話をしておくれよ」
月詠があまりに瞳を輝かせるものだから、シブカワはその気になったらしい。
「そうね……少し話そうかしら」
「ああ、その前に飲みものを」
礼二は片手を挙げると、一人の給仕を呼び寄せる。
――先ほど、ミステリ研の部員だと名の上がっていた
如月 庚
だった。
もしかしたら、礼二は、庚にも話を聞かせるつもりで近くに呼び寄せたのかもしれない。
「<巨大な月の指輪>が巨大なムーンストーンの指輪だというのは報道などもされているからもうご存知よね」
シブカワはもったいぶったように話しはじめた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月17日
参加申し込みの期限
2013年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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