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\ オーバータイム!/
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明けて翌日。
「さーってと、そろそろ出かけよっかなー」
休日の朝の転機に気を良くした
羽生 碧南
は大きく伸びをして、自室を後にした。
バスケ部の練習はあるのだが、それも午後のこと。とりあえず午前中は自分の用事を済ませてしまおうと思ったのである。
「なにしろ、今日は待ちに待った新作の発売日!」
誰に言うでもなく呟いた碧南の足取りは軽い。彼女の趣味のひとつに乙女ゲームがあるわけだが、今日はその新作の発売日なのだ。
すでにシーサイドタウンの行きつけのゲームショップで予約は済ませてある。あとは受け取りに行くだけだ。
「何しろ予約特典もあるからね……それ持って部活には行けないし」
その時々にもよるが、ショップの常連である碧南には店の主人がサービスしてくれることもある。初回特典の他に販促用のポスターなどをくれることもあり、まさかそんなものを持ったまま部活には行けないだろう。
「そろそろ開店時間に間に合わなーい♪」
晴れた休日の外出というのは、ただそれだけで心躍るものだ。ましてその先に楽しみが待っているならなおさらだ。碧南はお気に入りのTシャツとショートパンツに着替えた。
「行ってきまーす♪」
その上からパーカーを羽織って、碧南は軽快に歩き出した。寮を後にすると、近道とばかりに裏路地を歩き出す。
「……あれ」
そこで、裏路地から表通りを探りながら歩く不審者を発見した。
「困ったな……」
試合中はともかく、日頃の碧南はのんびりおっとりで、闘争心を露わにするようなタイプではない。運動神経には自信はあるが、積極的に不審者に関わりたいかと言われればそうではない。
「仕方ない、ちょっと迂回して……ってあれ?」
だが碧南は、その不審者に見覚えがあった。
天利 二十
だ。
「探偵さん、なにやってるんですか?」
「おわぁっ!?」
後ろから声をかけると、天利はオーバーに飛び上がって反応した。
「なんだ、学生さんか……驚かせないでくれよ」
「あはは……ごめんさない、あんまり不審だったから」
「ん……まあ、不審なのは認める……ちょっと見つかりたくない相手がいてな。どうしたもんかと思ってたのさ。どこか、時間が潰せる場所があるといいんだが」
「ふーん……なら、あそこはどうかな?」
☆
「なるほど、確かにしばらくの間の時間つぶしには向いてるな」
碧南が提案したのはカラオケボックスである。
「一回入っちゃえば、そうそう見つからないとは思うんですけど」
部屋に通された碧南と天利。碧南は柔らかなソファに座り、天利は椅子に腰掛けた。
「ふーん。最近のカラオケってこうなってんのか。おっさんにゃあついてけねぇなあ」
天利はカラオケのリモコンの多機能さに半ば呆れたような声を上げた。
「あー、昔はもっとシンプルでした?」
「んー、シンプルっつーか、そもそもリモコンには曲を入れる以外の機能がなくてな……」
天利が若い頃といえばざっと20年以上前であり、碧南はまだ生まれてもいない。
「なんか聞いたことあります。こう、分厚い本で歌を選ぶんですよね?」
「そうそう、電話帳かよって厚さのやつでこう……そもそも最近の電話帳はもっと薄いか」
特に曲を入れるでもなく、妙にうるさいカラオケボックスのBGMが流れる中で、気だるい空気が流れる。そもそも、歌を歌いに来たわけではないわけだから、することがないのも当然だ。
「あ、ココでもラーメン食べられるんだ。私コレ注文しようかなー……?」
ちらりと天利の顔を見上げる碧南。
「ああ、俺の分も注文してくれないか。ココの払いは俺が持つから」
別に奢って欲しいと言った憶えはないが、まあそれぐらいの役得があってもいいだろう、と碧南はそのままラーメンをふたつ注文した。
「……うーん、可もなく不可もなく」
運ばれてきたラーメンを食べた碧南の感想である。
「まー、カラオケのラーメンならこんなモンだろ」
「珍しいですね、ラーメンおじさんのわりには」
「世間じゃそんな風に言われてんのか……情熱を感じないラーメンにゃ用はねぇのさ」
「そういえば、さっきちょっと変な顔されましたね」
碧南は、ラーメンを運んできた店員の表情を思い出していた。
「あー。ちょっと悪目立ちしてるかもしれねぇな」
店員もいるとはいえ、カラオケボックスは密室だ。そこに午前中から黒ずくめの中年と私服の女子高生の組み合わせは確かに奇妙に映ったかもしれない。
「そうかもしれませんね……追ってる人に見つかりやすくなっちゃいますか?」
ラーメンをずるずると食べながら碧南。
「どうかな……そんなまともな聞き込みをするようなヤツじゃねぇだろうし」
ここまで話して、碧南の脳裏にある当然の疑問が浮かぶ。
「そういえば探偵さん、誰から逃げてるんですか? 警察とか?」
「別に犯罪者になった覚えはねぇよ」
「ふーん……逆にヤクザとか?」
「いやあ、もっとヤバいな……俺にとっちゃあ」
「えー……そうなんですか?」
平和な女子高生の脳みそでは、警察やヤクザよりもヤバい相手というのが想像できない。
その実、天利を追いかけているのは10歳ぐらいの女の子なのだが。
「えーと……」
なんとなく手持ち無沙汰になった碧南は、手元の携帯をチェックした。ふと見ると、気になる投稿がある。
「探偵さん」
「何」
「……ちいさい女の子が探してるそうですけど」
「ぶっ」
「わっ汚い」
思わず口にしたラーメンを吹き出してしまいそうになる天利。
「警察よりヤクザよりヤバい……女の子?」
きょとんとして投稿を追う碧南を尻目に、天利は慌てて立ち上がった。
「おーっと、そろそろ時間だなー! うかうかしてたら見つかっちまう、悪ぃが先に出るぜ! 支払いは済ませとくからゆっくりしてってくれ!!」
言うが早いか、天利はバタバタとカラオケの部屋を出て行ってしまった。
「あ、探偵さん、まだ1時間も経ってない……もう」
ひとり部屋に残されてしまった碧南は、すぐに外に出る気にもなれずに、残りの時間を過ごした。
「……うーん、モヤモヤする……そのうち話してくれるかな……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月30日
参加申し込みの期限
2018年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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