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「どうして……こうなったんだっけ」
やや呆然とした面持ちで、
恵御納 夏朝
は呟いた。
ここは寝子島映画村。
「おー、エキゾチックジャパーン」
時代劇のお姫さま風の格好をしたフィリアは呟いた。貸衣装の着物を着込んだ
トワ・E・ライトフェロゥ
と共に並んでポーズを決める。
「Say CHEESE!!」
トワもお姫さま衣装を着てご満悦である。
「あらー、二人とも可愛いですよー」
御巫 時子
はその様子を貸し出されたポラロイドカメラで撮影している。
ここに来たのは時子の提案だ。確かに、観光地の中でも有名どころである。駅からも近い。
「でも、僕たちまで仮装する必要はないんじゃ……」
時子と夏朝は女中さんの格好である。
「こういうのは楽しんだ者勝ちですよ。フィリアさんを楽しませるためには、私達も楽しまないと」
「うん……そうだね」
控えめではあるが世話好きな時子、フィリアをいかにして楽しませるかという点については妥協がない。夏朝も納得せざるを得ず、こうして女中さんの衣装に身を包んでいるというわけだ。
「夏朝さんもよくお似合いですよ」
「うん……ありがと……」
フィリアとトワは慣れない和服の衣装でうまく身動きが取れない。その二人をサポートするようにして時子と夏朝は茶屋に移動した。
「お団子をくださいな」
時子は店員に告げると、フィリアと共に長椅子に腰掛けて往来を眺めた。
「いい天気で良かったですねー」
「ハイ、とても気持ちイイデス!」
フィリアは笑顔で返事をした。運ばれてきた団子を受け取って、しげしげと眺める。
「サンキューデス! これは何デスか?」
「おだんごと言って、米類と粉にしたものをこう……丸めて……」
ジェスチャーを交えて団子の作り方を説明する時子。フィリアはその説明を興味深く聞いている。
そこにトワもまた、運ばれてきたお団子を見ながら口を挟んだ。
「Oh! DANGO! そういえば、お餅とは違うのデスか?」
「うーん……はっきり分けるのは難しいかも知れませんねぇ」
そんな事を言いながら、時子はぱくっとお団子をひとつ口に入れた。
「まぁ、食べるとおいしいということでよろしいのではないでしょうか」
「オー、それはファンタスティックデスね、イタダキマース!」
フィリアも時子を真似てお団子を一つ口に入れた。もっちりと甘い。
「オー、おいしいデース!!」
「まあ、良かったです……ところで、フィリアさん」
「ハイ?」
フィリアやトワが団子を食べる様子を微笑ましく見ていた時子が、ふとフィリアに訊ねた。
「フィリアさんのお父さんは、どのような方なのですか?」
「エ? うーん……」
「離れて暮らしていて、もちろん事情もあることとは思いますが……直接連絡は取れないのですか?」
「エーット、それにツキマシテはー」
フィリアの微妙な日本語の言い回しが、言い慣れてなくておかしい。
「実は、フィリアはオトーサン……パパの人と会ったことないのデス」
「……」
「でもフィリア、パパ見てみたかった……デモそれ以上に、パパが暮らすネコジマを見てみたかった……」
足をぶらぶらとして、所在なげにフィリアは呟いた。その横顔に、目線を合わせた時子がたずねる。
「お父さんのことは……好きですか?」
「もちろんデス! ヤットここまで来ることができマシタ、72時間しかムリですけど、だからパパの人とママの人が出会ったこの島を見たかったのデス!!」
「そうですか……」
ふと、視線をずらした時子が空を見上げた。
「それで、フィリアさんはひとりでこの島に来たのですね……ちょっと、昔を思い出してしまいます」
「……トキコもー?」
「ええ。私も小さい頃、寝子島に一人で来たことがあるんですよ……お母さまのお母さまがここに住んでいましてね」
「オー、グランマ……オバーチャンね!」
その単語は知っている、とばかりにフィリアは胸を張った。
「ふふ、そうですね……優しくて、まっすぐで……」
そっと目を閉じれば、今も時子の胸裏に青い鳥のステンドグラスが浮かぶ。祖母と時子の、美しい想い出だ。今はもう他界してしまったが、その想いは褪せることがない。
「トキコもー……グランマのこと大好きなのデスねー!」
「ええ、もちろんです、フィリアさんのことも好きですよ?」
「んふー、フィリアも、この寝子島のミンナ、大好きー!」
フィリアは楽しそうにお団子を平らげ、椅子から降りて歩き出した。その後を夏朝が追う。
「そういえば……結局フィリアさんは泊まるところ、どうするの?」
「アウチ、すっかり忘れてましたネー」
何も考えてないというのは本当だったのか、と、軽いめまいを感じた。
「それなら……もし良ければだけど、僕の部屋に泊まる……? 寮だから広くはないけど、二段ベッドもあるし」
「良いのですかー? それならゼヒお願いしマース!」
「Ohフィリア、予約とかしてないのですか、Hotel?」
トワも驚きの声をあげた。
「ハイ、まったく何も!!」
「It’s reckless!! それはムボーというものデス!」
「うーん、ヨク言われますが……何とかなるのデス……こう……勘で」
「勘で……」
夏朝の激しい眩暈を伴った呟きを受けて、トワが申し出た。
「ソレナラー、明日の夜はトワの家を使ってクダサイ! 歓迎するマス!!」
「サンキューね! それなら、明日はトワの家にオトマリするデス!」
そうと決まれば、いつまでも映画村で遊んでいるわけにもいかない。着替えて映画村を後にした時、夏朝は見知った顔に出会った。
「あ」
八神 修
である。
「八神君……奇遇だね」
「やあ恵御納、映画村に何か用で……?」
快活に挨拶をした修だったが、すぐに見慣れない少女の存在に気付く。
「あ、この子はね……」
夏朝は軽くフィリアの事情を説明した。
「へぇ……天利さんに娘さんがねぇ」
「あ、探偵さんのこと知ってる?」
「ああ、知っている……俺が事務所の方に当たってみようか。留守なら、無駄足になるかもしれないしな」
「うーん……そうだねぇ……」
修はすっとしゃがんでフィリアと視線を合わせると、挨拶をした。
「初めまして」
「ハイ、初めましてデス!」
フィリアは誰に対しても物怖じすることがない。元気よく挨拶をすると、修の瞳をまっすぐに覗き込んだ。
「……パパのこと、知ってる人デスねー?」
「へぇ、分かるんだ?」
「ハイ、勘デス!!」
無根拠に胸を張るフィリアの様子が微笑ましく、修は軽く笑みを作った。
「はは……それはすごい。最近、天利さんはお家にいないみたいでね……何とか連絡を取ってみるよ」
懐から携帯を取り出し、フィリアに向けた。
「写真を撮っていいかい? 天利さんに一応確認したいからね」
「オッケーデス! 美人に撮ってクダサイ!!」
「はは、努力するよ」
修は笑いながら写真を撮り、明日の予定などを夏朝と打ち合わせをして別れた。
「さて……事務所に向ってみるか……しかし、娘さんねぇ」
「認知した娘を放置するような人にも見えなかったが……まぁ、事情は会って聞くとするか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月30日
参加申し込みの期限
2018年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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