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「えーと、すると君は……お父さんを探しに寝子島に来たんだね」
フィリアが次に話しかけたのは、
恵御納 夏朝
だった。街を歩いていたところ突然女の子に話かけられ、人探しを手伝っているあたり、夏朝もまた人の良い一市民であるということだろう。
「ハイ、そうなのデス!!」
「で、その名前が……アマリモノのニート……さん? 名前長いね」
「ハイ、そうなのデスカ!?」
どうやら日本の常識がいまひとつらしいフィリアを放っておけなかったというのも理由のひとつであろう。しかし、聞いた名前を検索してみてもそれらしい名前は出てこない。
「あ、これ……? 天利さんという探偵さんがいるよ……その人の親戚かな? 『天利 もののにいと』さん……? うーん」
まだ人の名前としては不自然だろうか、などと考えながら夏朝は歩く。ふと気がつくと、少しだけ不安そうにフィリアが自分を見上げていることに気付いた。
「よし、とりあえず行ってみようか……この人が何か知っているかもしれないしね」
知り合いもいない島に、相手に連絡もせずに訊ねてきた少女。これもまた訳アリでない筈がない。
「でも僕もこの人と知り合いなワケじゃないし……観光半分みたいになっっちゃうけど、いい?」
もしこの少女が父親と会えなくても、この島の楽しい思い出を持ち帰ってもらいたい。夏朝はそんな想いから、フィリアの手を握った。
「ハイ、もちろんデス!! あっでもチョット待ってクダサイ!! あの人ニモ聞いた方がいい気がするのデス!!」
「え? あ、ところで、72時間って言ってたけどどこに泊まる予定なの? もしまだなら予約とか――」
「大丈夫デス! 何も考えてマセン!!」
「えぇ? それは大丈夫じゃないよ!? ちょっとー!?」
これはひょっとして大変な拾いものをしてしまったかもしれないと夏朝が思った時には、すでにフィリアは通りすがりの女性に話しかけていたところだった。
「あら、どうなさったのですか? ひょっとして迷子さん?」
話しかけられた女性、
御巫 時子
は落ち着いた様子で答えた。
「イイエ、人を探してイマス!! シリツタンテイの――」
アマリモノのニート。その名前を聞いた時子は、優しく微笑んだ。
「ああ、天利さん? 旧市街の」
「知ってるの?」
フィリアが突撃してしまったせいもあって、夏朝も流れで時子に訊ねる形になった。
「ええ……何度かご挨拶したくらいですけれど。こんな小さなお子さんがいらしたんですねぇ。単身赴任でしたのかしら……探偵さんの単身赴任って、あまり聞いたことはないですけれど」
「フィリアです!!」
フィリアはまた手を高くあげて元気よく挨拶した。時子は目を細める。
「よろしくお願いしますね、フィリアさん。よろしければ、ご一緒に探しに行きましょう」
時子もまた名乗りながら、優しくフィリアの手を取った。
並んで歩く格好になったところで、夏朝が呟く。
「それにしてもフィリアさんのお父さん……変わった名前だよねぇ」
「あら、きっと天利さんご本人のことじゃないかしら? ご近所の子供たちには『余りもののおじさん』って呼ばれてるみたいですし」
「あ、そっか『二十』が『ニート』になって……ってフィリアさんは?」
「あれ?」
時子が握っていたフィリアの手がいつの間にか消えていた。
「そういうコトなら任せてクダサイ! 困った時はお互いsummerなのデス!!」
気付くと子供が増えていた。
トワ・E・ライトフェロゥ
はフィリアに話しかけられ、その瞬間に意気投合していた。まさに一瞬。まあ、トワにとってはいつものことだ。
「そうなのデス! どうやらアマリでニートらしいのデス! シリツタンテイなのデス!!」
「そうなのデスか!! NEETということはムショクで……でもタンテイさんならお仕事あるマスねー、sorry」
「ハイ、お仕事あるデス! ところでニートって何なのデス!?」
「アー、NEETはその……Simply put……お仕事してナイ人のコト……だからフィリアのパパさんはニートというお名前デスねー」
「そうなのデス! パパはお仕事してるってグランマ言ってました!」
話が際限なく迷子になって帰って来なくなりそうだったので、夏朝が二人の会話に介入した。
「えーとフィリアさん、この子にも聞いた方がいいと思ったの?」
「ハイ、フィリアそう思いましたのデス!」
「そう……ええとね、この子のパパを探しているの。で、天利さんっていう探偵さんが旧市街にいるらしくて……」
夏朝がトワに説明し、そこに時子が補足をした。
「あ、ですがここのことろ事務所は空けがちだって話でしたから、いらっしゃらないかも知れませんよ?」
「あ、そうなんだ……でもまず行ってみないとね……」
「ついでにネコジマ見て回りたいデス!!」
「ええ? お父さん探さなくていいの?」
「モチロン探しマス! でも会えると決まっているナラ会えるのデス! 決まってなければ会えないのデス!!」
驚く夏朝をよそに、時子が柔らかく微笑んだ。
「あら、それもいいですねぇ。楽しいところも沢山ありますよー?」
「行きたいデス!!」
「Ohネコジマのミナサンいい人バカリですからー。必ずミツカルのデス! ニートを探して突撃デース!!」
トワがフィリアの手を握って走り出してしまう。その後を時子が追った。
「あらあら、元気の良いお子さんたちですねぇ」
我に帰った夏朝は、その背中に向って叫ぶ。
「ちょっと待ってー! 旧市街はそっちじゃないよー!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月30日
参加申し込みの期限
2018年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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