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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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クジラの背にぷかぷか揺られた夜間星空飛行の後。
地上の灯りたちに照らされる姿はやっぱり艶やかなれば、仲良く手を繋ぐ浴衣女子二人(
小山内 海
&
橘 千歳
)と時折笑顔で会話しつつも、お祭りに浮かれた気安い男共が近寄ってこようものなら、射殺す勢いで牽制の眼光に精を出す
御剣 刀
いたりしながら。
辿り着いた先は笹流しが催されている川の前。
「願い事してもいいし、悪い事や穢れを流してもいいみたいね」
「穢れ? ……煩悩は穢れに入りますかね?」
『刀、やっぱりねがいごとって』
ぽろっと口が滑れば海がジト目で見つめてくるのへ、あわあわと『ほらっ、灯りが流れてて綺麗だぞ!』なんて誤魔化す刀氏。
今日も海と千歳は可愛いし、浴衣も似合ってるし、煩悩が止まらないんですしょうがないんです。
彼の横顔がそんな事を言っている気がした。
苦笑いの溜息つく千歳が改めて川へと視線向ければ、夜空で見上げた星たちとは違う、地上の星たちが静かに流れていく様があった。
「一つ一つに、誰かの願いや思いが籠っているのね……」
「千歳はやらなくていいのか?」
「ええ。一番大きな、贅沢なお願い事はさっき特等席でしてきたから」
「そうか」
真っ直ぐな視線受け止めては、刀が微笑んだ。
(川に流れる提灯の明かりがぽつぽつと浮かんで……なんだか幻想的)
さっきの満天の星と、目の前を緩やかに流れる光たち。
この風景もしっかりと目に焼き付けて星空といっしょに絵にしてみようかな、と考えながら、海は視界に入る刀と千歳も見つめている。
いつもなら、この場でクロッキーしてもいいところだけれど。
今は何より、こうして3人でとりとめなく話したり、傍に居たり出来る時間が大好きだから。
『また来年も3人でこようね』
「もちろんよ」
「ああ、来ような」
音も無く書いている気がするのに、その文字を向ければ刀も千歳も必ず気付いてくれて、すぐに言葉をくれる。
自分の声が出たら、と思う事もあるし夢に見ることもあるけれど。
大好きな2人は、ありのままの自分を包むように受け止めてくれて。
川をゆく光が、あまりに淡くて儚く見えるからだろうか。
二人を見て、その灯りたちを見ていると、海の胸がきゅぅっと締め付けられて涙がこぼれそうになった。
それに気付いたのか、それとも偶然か。
千歳がそっと海の肩へ自分の肩を寄り添わせた。
温もりと幸せとに満ちれば、蒼と青の瞳は細められて表情に笑顔が浮かんだ。
流れていく竹燈籠や笹飾りを眺めていた刀も、そんな二人を視界に入れては嬉しそうに見つめている。
川から輝く白と青のコントラストある光に淡く浮かび上がる二人のシルエットは、まるで未来を灯しているようで。
一歩下がって、大事な二人の空気を壊さぬようなるべく音がしないよう、刀はそっとスマホを撮りだし撮影ボタンを押した。
着々と増える二人の、時に三人の映る写真たち。
握りしめては、優しいまなざしを暫し向ける刀が居るのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
「ほっほっほ。無事ここが分かったようで、何よりです」
「おかげさまで、お祭りを余すところ無く堪能できましたっ、ふ、ふふ!」
時に迷子を楽しんだり、時にナンパに捕まってうっとり雑談したり(何故か向こうが自然と立ち去った)。
つい先程までの自分を振り返りながら、妖しい微笑み浮かべる
アケーチ・タッマーキ
と、楽しんでもらえたようで良きかな良きかな♪と
こくこく頷いている
雨宮 草太郎
校長も、川へと笹飾りを流し終えた。
(ちなみに校長はあっさりと
黒崎 俊介
先生を巻いてきたようだ)
「……ふふ。素敵な夜の思い出を誠にありがとうございました。
またお会いできますのを心より願っております、ふふ……!」
「一期一会、なれど結ばれたご縁は早々無くならないものです。ほっほっほ、私も楽しかったですよ♪」
―― 寝子島の皆様は老若男女問わずにステキな方々ばかりですが……とりわけ、紳士サマは本当に懐が深くていらっしゃる気がしますね。
もしやまだまだこの島に慣れていない様子な自分を気遣って、一緒に居てくださったのでしょうか、なんて過ぎりながら。
ふとアケーチの脳裏にもう一人の紳士の姿が浮かんだ。
……無性にお会いしたくなりました、ね。ふ、ふふふ。
己の姿を描いているのだと、そういえばお話していただろうか……なんて。
隣りの笑顔と重ねながら、それぞれと次にお会いする時の会話に夢を馳せるアケーチがいるのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
通りがかれば勢いに乗せて来たスタッフから、それぞれ笹飾りを受け取れば。
ロベルト・エメリヤノフ
は主旨を聞いて首を傾げる。
―― 嫌な思い出はだいたい乗り越えたけど、うーん……何流そう……。
隣りから唸ってる声がすれば、
来島 アカリ
が覗き込んできた。
「そんなに何か悩んでるんですか?」
「あ、ううん。嫌な思い出は、特にないかなぁって」
「それは幸せなことですね」
「そういうアカリは、何を流すんだい?」
「俺、は…………」
聞かれれば言葉に詰まって、アカリは水面をその瞳に映した。
―― むー……この気持ちごと……なんて弱気なことは言うつもりないけど。
未だ告白の返事は保留のまま、それでも距離を取らず会えばいつも通りに接してくれる先輩には感謝している。
しているけれど。
水底にこびりついた濁りが浮き上がってくるが如く、待つ日々が長くなればなるほど、アカリの心は弱音や不安に覆われてしまって。
後悔とか、執着とか……そういうマイナスなもの、持ってってくれないかな。
問いかけに応えぬまま、アカリは持っていた笹飾りを静かに川へと流した。
―― ……うん、あれに乗せて流した、って思ったら……ちょっと気が楽になったかな。
浴衣の裾を広がらないよう立ち上がって、アカリは再びロベルトへ視線を向けた。
纏った衣に因むように、悪戯っぽい笑顔を浮かべて。
「ショタコンでも流しとけばいいんじゃないですかね」
「ショタコン!? そんなもの流してどうするんだよ」
「それを俺に言わせるんですか」
「無理じゃないかなって!」
「心持ちの問題ですから、はい、ささーっと流してください」
結局何を思うでもなく、まぁいいかとアカリに迫られるがまま笹飾りを流してから。
―― それにしてもアカリは何流したんだろう?
無垢ゆえに酷ですらあるその疑問を瞳に浮かべるも、それを言葉にすることはロベルトもしなかった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
人を探している、と言っていた男性(
黒崎 俊介
)との一時のご縁にお礼を言って、見つかるといいですね、なんて声をかけ分かれてから。
マリエッタ・ラシュリエ
も、淡い光たちが揺らぎ流れていく笹流しを見つめている。
自身が受け取った、笹船の飾りはすでに流した後。
『あ! 校長見つけましたよ!』
そんな、どこかで聞いた声が遠くから微かに聴こえてきたのに、こっそりと口元緩めていたとか。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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