愛がてんこ盛りに叫ばれたり、彩り豊かな短冊で笹が賑わってきたり。
日が傾き一番星が見える頃になっても、寝子島恒例「七夕ゆかた祭り」はまだまだ続く。
夜になると提灯に火が灯り雰囲気が変われば、人それぞれ楽しみ方もまたそれに沿うよう変化していく。
「賑やかですね」
ほしびとたる
メーベル・コルテージュは参道商店街を歩き、飾られた提灯に、多種多様な屋台、そして人々の活気に暫し魅入られる。
星幽塔にはない、日本独自の雰囲気を肌で感じれば口角を微かにあげた。
もっと奥まで、深いところまで見てみようかと自然と寝子島神社へ足が向く。
「お~。楽しそうじゃん」
この春に寝子島にやってきた寝子高生の
紗雪 幽は、『七夕ちょうちん散歩』というイベントに誘われていた。
ペアを組んでひとつの提灯を手に暗闇を散策するというもので、三夜湖をまわるコースと耳福池をまわるコースがあるらしい。
昨年はなんでも空飛ぶ出来事があったとかなんとか、と聞いて期待が膨らんだ中、今年もなにやら一際怪しいデキゴトの噂が耳に入れば、ワックワックとイベント受付へ歩調を速めた。
『まあ、祭りだし、七夕だからな』
ふらりと現れた灰色猫の
テオは、何かが起こることをふわっと肯定しつつ、あくびをひとつ。
『きっとののこも、島の者も、この空気に呑まれて夢か何かだと思うだろ』
とだけ言うと、珍しく何かを気にする素振りで周囲を見渡し、ササッとどこかへ去っていく。
「え、そうなんですか……?」
物騒な噂は幽霊や恐い話が苦手な
古苗木 美姫の耳にも届いてしまう。
仮に参加するとして、誰とペアを組んでどのコースに行くか、それが問題だ。
いや、そもそも参加するかどうかが問題?
折角のイベント、とにかく恐くないといいんだけど……。
『大丈夫ですよ。織姫と彦星が出会うロマンチックなお祭りですもの』
灰色猫を探してきょろきょろしていた白猫の
ミラが、くるっと振り向いて話しかけてきた。
『きっと、ステキな誰かと雲に乗って夜間飛行をするような、夢心地の時間を過ごせますよ♪』
とまるで自分に言い聞かすかのように力強く頷くと、吊された提灯の上をタタタッと駆け抜けていった。
『テオさま~。七夕ですよ~。出会えますよね~?』
KANマスター様の後ろからスキップでつづけー!♪ ルンタッタ♪
イベント出しゃばりたがりな文房具が、またしてもお邪魔します!
七夕・夜の部を担当させてもらえることになりました、蒼色クレヨンです☆
メーベル・コルテージュさま、紗雪 幽さま、古苗木 美姫さま、ガイドへのご登場ありがとうございました!
ご参加いただける場合、本文はあくまでイメージなので、自由にアクションをおかけくださいませ。
ちなみに、このあとテオとミラがどうなったかは、わかりません。
まさに神のみぞ知るですが、アクションなどにあれば、登場するかもしれません。
このシナリオでできること ☆.。.:*・゜
こちらのシナリオでは七夕の夜を自由に過ごすことができます。
自分のお店や家、その他思い思いのスポットでお楽しみください。
寝子島神社では『七夕ゆかた祭り』を開催中です。
夜の部では、ペアを組んでひとつの提灯を手に散策する『七夕ちょうちん散歩』が行われます。
大切な人と、あるいは見ず知らずの誰かと、ドキドキ楽しみましょう。
ちょっと不思議な『夜間飛行』や『お相手探し』のイベントもございます♪※以下ご参照。
祭りの最後は幻想的な『笹流し』で締めるのも素敵ですね☆
※主な舞台やアクションは1~2コ程度に絞って投稿してください。
多岐にわたる場合は描写が薄くなりますのでご了承ください。
寝子島神社での「七夕ゆかた祭り」 ☆.。.:*・゜
【屋台】
参道商店街から寝子島神社まで、たくさんの屋台が軒を連ねています。
夜になって提灯に灯がともり、とても幻想的な雰囲気です。
綿飴やヨーヨーなど、大体の屋台は揃っています。大人は冷えたビールもありますよ♪
もちろんお店を経営しているPCさんは屋台を出すこともできます。
その際、コメントページで『こんな屋台を出すよ~』と早めに書き込んでいただくと、
他のPCさんもアクションが書きやすくなるのでオススメです。
【七夕ちょうちん散歩】
暗闇を、織り姫と彦星よろしくふたりで楽しむイベントです。
誰かとペアを組んで、ひとつの提灯を手に、耳福池や展望台の周辺を散策します。
▼ペアの組み方
同行している友人知人がいる場合は、受付で申し込めば、そのまま組めます。
ゆるいイベントなので、ペアと言いつつグループでもOKです。性別も問いません。
お一人様は、押しの強いおばちゃんスタッフに指示されて、お一人様同士でペアを組むことになります。
「はい、そこのチャラそうな彼氏と真面目そうな彼女、これ提灯。お似合いね♪ いってらっしゃい!」
※お相手が決まっている場合は、必ずGAを組んでください。
お相手が決まってない場合は、マスターがサイコロを振ったり調整したりして決めます。
アクションのどこかに【お任せ】と書いてください。相手はNPCになることもあります。
散策コースは 「へちまコース」と「ささのはコース」のどちらかをお選びください。
それぞれのコースには、呼吸するように非日常な不思議イベントもあります。
こちらはお好みの方だけご参加ください。
今回は、特にアクションに記載がなければ、不思議現象には巻き込まれずに日常モードのみを楽しめます。
あいにくの天気で曇ってて天の川が見えないのですが、たまに雲の切れ間に見ることもできます。
★へちまコース(日常)
暗闇の中、提灯を手に九夜山の山頂付近にある三夜湖の周辺を散策します。
(山頂付近まではロープウェイでどうぞ。この日は深夜まで営業してます)
コース上には、たま~に竹灯篭があります。
眼を凝らして次の灯りを探しながら、寄り添ってコースを進めば帰ってこられます。
が、途中灯りが消えてしまっているところもあるようです。ヒャッ……コワイ! ギューッ!
★へちまの不思議イベント(非日常)
道に迷うと、雲がもこもこ近づいてきて、あら不思議!
雲が猫やくじらの形になります。(形は、PCさんは選べませんが、プレイヤーさんは選べます)
そして、1ペアにつきひとつの雲に乗ることができます。ふわふわ夜間飛行を楽しもう!
曇り空もなんのその。上空に飛んで、満点の星空を、天の川を、楽しむことができます。
誰かが提灯から手を離すと、灯が消えて雲も落ちる仕組みです。しっかり仲良く掴んでね♪
天の川を見て願いごとをすると、飛行時間は終了です。ふわっと着地します。
★ささのはコース(日常)
寝子島神社近くの耳福池を一周するお手軽コースです。
こちらもコース上には、たま~に竹灯篭があり、やはり消えてしまってることもあるようです。
★ささのはの不思議イベント(非日常)
竹灯籠かと思ったら、実は火の玉……ということがあります。
間違えて近付くと、提灯の灯りが消えて、ペアも離ればなれになってしまいます。
再び会えれば提灯も竹灯篭も元に戻るので、お相手探しをがんばって!
何故かケータイも懐中電灯もいっさい点かなくなって、相手の声だけが頼りです。
が、あら不思議! 「相手の声」があちこちから聞こえます。
どうやら賑わいに惹かれた物の怪の類が、相手の声を聞かせ、誤って近付いてきた者を連れ去るようです。
物の怪は、何故か口癖や所属、性格などを知っていて騙してくるので要注意!
でも、「本物の相手しか知らない秘密」や「気持ち」などは、物の怪も知らないようです。
腕に自信のある方は、物の怪をとっちめることでも解決します。
たぶん筋肉ムキムキの河童みたいな奴ですが、出会う人によって違うかも?
【笹流し】
祭りの最後には、竹燈籠や笹飾りなどを川に流します。(スタッフがあとで回収します)
穏やかな気持ちで、幻想的な雰囲気を味わって、お祭りを終わりましょう。
穢れを持っていってもらうとか、嫌な思い出を運んで忘れさせてくれるとか、いろいろ言われています。
実際にどうなるか、どう考えるかはPCさん次第です。
自宅やお店など、神社以外での行動 ☆.。.:*・゜
特に神社のお祭りには参加せず、別の場所で過ごすこともできます。
ただし寝子島のどこかです。星幽塔は対象外です。(ほしびとさんのお祭り参加は歓迎です)
NPC ☆.。.:*・゜
特定のマスターさんのNPC以外は登場できます。以下の点をご確認ください。
・NPCの自宅や、NPCを自分の家に呼ぶことはできません
・偶然出会った描写となります
・時間は1~2時間程度です
ロマンチックに過ごすもよし、わいわいと過ごすもよし。
七夕の夜を目一杯楽しんで下さいね♪
『沢山のキャラ様に出会えますように☆』
『誤字脱字無くなりますようにぃ!』
『文字数調節上手になりますようにぃ!(いつもオーバーし過ぎ)』
短冊に書くと、欲張りすぎ!と怒られそうなのでここでコッソリコッソリ(でも欲張り過ぎに変わりは無い)
皆様が楽しめるよう、当方も全力で頑張ります!お待ちしてます!ノシ
ヘチマコース(非日常)行ったらはしゃぎ過ぎて即行雲から落っこちる自信がある、蒼色クレヨンでした☆