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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
七夕ゆかた祭り、折角だし見に行ってみようかな。
気軽な気持ちで佐藤 英二も現在、賑やかな屋台回りをのんびり歩いている最中である。
イベントの時は大体友人たちも参加していそうだし、誰かとバッタリ出会う楽しみがある。
アノ友達ならこのお店に居そうかな。あ、あっちの食べ物屋さんは彼が好きそうかも。
ソースせんべいや水飴を食べ歩きながら、見知った顔とすれ違う度『や、楽しんでる？』なんて気さくに挨拶しては別れるを繰り返し。
暫くして、そんな英二の両の目が、心のどこかで期待を抱いていた人物の姿を見つけた。
―― 良かった、逢えた……！
お祭り好きな彼女なら、絶対参加はしているとは思っていたものの、こうも人が多いと上手く見つけられるか自信は無かったゆえ、英二は喜び勇んで早足になる。
「野々さん、こんばんは」
「おー！ 英二くんも来てたんだ～」
「やっぱり楽しい事は参加してなんぼかなって」
「そのとーりだ！ 分かってるねえ、にししっ☆」
「野々さん、浴衣……猫と金魚かな。可愛いね」
「やったー！ お友達に借りたんだけど、今日初めて褒められたぁ！ ありがとぉ！」
野々 ののこが打っては響く返答をしてくれれば、英二は内心ホッ。
気になるコの見慣れぬ浴衣姿。健全男子としてはやはりドギマギして、上手く自然に言えたか緊張していたわけで。
―― 柄じゃなくて、野々さんが、とまではさすがに無理だったけど……。
一瞬遠い目になりつつも、気を取り直して英二は言葉を続けた。
「えっと、もしよかったら一緒にお祭り見物しない？」
「ぐっどたいみんぐーっ。
ちょうど今、お友達と時間まで自由行動になったからどうしよーかと思ってたんだぁ」
英二、想像の拳でガッツポーズした瞬間である。
ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ
夏野菜カレーパンとミートパイ、それと甘いのではマンゴーのエクレアを先日のお祭りでは撮ったから、
今回はジャンルの違うモノをいくつか撮りたいですね。
椿 美咲紀は数ある屋台を覗いては、美味しそう且つ屋台ならでは且つ写真映えしそうな物を物色する。
時にはちゃっかり購入してモグモグしながら。
「定番の冷やし飴、おいしーのです。あ、チョコバナナも良く冷えてそうですね♪ 買いです」
両手に常に何かを持ち、片方食べ終え手が空けば、すぐに新たな物品をお出迎え。
そうそう忘れずに、お家に持って帰る用にベビーカステラも。
―― はっ。い、いや、食べ物ばかりに目を向けているワケではないのですよ？
先程出会った友人の声が鳴り響いた気がして、思わず脳内で独り会話したり。
沢山の人たちが様々な声や音を連れて通り過ぎる中、ふと美咲紀の耳が喧騒をすり抜けて涼し気な音色を拾った。
そちらへ視線を動かすと、ガラス製の風鈴、ぎやまん風鈴が控えめながらも等間隔に散りばめられ吊るされている屋台が目に入る。
「はう。夜風に吹かれてとてもいい音が。より夏を堪能できる品物なのです」
まず先に、店主さんにご許可を取っては、ぎやまん風鈴たちが綺麗に並ぶお店全体を一枚パシャリッ☆
そうして自身の目で一つ一つ、風鈴の柄を観察していく。
草の中でふんわり浮かぶ蛍とか。ひまわり、朝顔……夏の花色々描かれているのもありますね。金魚鉢を模してるものも。
―― ど・れ・に・しようかなー♪
よく見れば見る程、内側に入ったガラスのカットにより、手描きの色合いにそれぞれの味が出ていて。
うっとりと眺めながら、しかして真剣に迷ってしまう。
お花好きとしては、そのあたりの物にとても惹かれるところでもある、が。
「でもこの金魚鉢風、素敵です」
マリンブルーからエメラルドグリーンへ、薄っすらグラデーションになっているのが、透明感溢れていて本当に水の中のよう。
そこに浮かぶ、赤と黒の金魚が一匹ずつ。向かい合っているような、くるっと風鈴が角度変えるとすれ違って泳いでいるような。
お家にいる黒と白のにゃんこたちを思い浮かべる。
本物の金魚は猫たちの事を考えると置けないけれど、これなら金魚を飼っている気分も味わえそう。
ベランダに吊るしたら、暫く興味を引いてジャレつこうとジャンプしているかもしれない、なんて。
その姿を想像しただけで、微笑ましくてニッコリ笑みを溢してから。
「これくださいな」
チリンッ、と喜ぶような音を立てて、金魚鉢風鈴が丁寧に箱へと入れられたのを美咲紀は両手でしっかりと受け取った。
―― とても良いお買い物が出来ました。
まだまだこれから暑くなる季節。この風鈴のおかげで、風流に過ごせそうだとほくほく。
気軽な気持ちで佐藤 英二も現在、賑やかな屋台回りをのんびり歩いている最中である。
イベントの時は大体友人たちも参加していそうだし、誰かとバッタリ出会う楽しみがある。
アノ友達ならこのお店に居そうかな。あ、あっちの食べ物屋さんは彼が好きそうかも。
ソースせんべいや水飴を食べ歩きながら、見知った顔とすれ違う度『や、楽しんでる？』なんて気さくに挨拶しては別れるを繰り返し。
暫くして、そんな英二の両の目が、心のどこかで期待を抱いていた人物の姿を見つけた。
―― 良かった、逢えた……！
お祭り好きな彼女なら、絶対参加はしているとは思っていたものの、こうも人が多いと上手く見つけられるか自信は無かったゆえ、英二は喜び勇んで早足になる。
「野々さん、こんばんは」
「おー！ 英二くんも来てたんだ～」
「やっぱり楽しい事は参加してなんぼかなって」
「そのとーりだ！ 分かってるねえ、にししっ☆」
「野々さん、浴衣……猫と金魚かな。可愛いね」
「やったー！ お友達に借りたんだけど、今日初めて褒められたぁ！ ありがとぉ！」
野々 ののこが打っては響く返答をしてくれれば、英二は内心ホッ。
気になるコの見慣れぬ浴衣姿。健全男子としてはやはりドギマギして、上手く自然に言えたか緊張していたわけで。
―― 柄じゃなくて、野々さんが、とまではさすがに無理だったけど……。
一瞬遠い目になりつつも、気を取り直して英二は言葉を続けた。
「えっと、もしよかったら一緒にお祭り見物しない？」
「ぐっどたいみんぐーっ。
ちょうど今、お友達と時間まで自由行動になったからどうしよーかと思ってたんだぁ」
英二、想像の拳でガッツポーズした瞬間である。
夏野菜カレーパンとミートパイ、それと甘いのではマンゴーのエクレアを先日のお祭りでは撮ったから、
今回はジャンルの違うモノをいくつか撮りたいですね。
椿 美咲紀は数ある屋台を覗いては、美味しそう且つ屋台ならでは且つ写真映えしそうな物を物色する。
時にはちゃっかり購入してモグモグしながら。
「定番の冷やし飴、おいしーのです。あ、チョコバナナも良く冷えてそうですね♪ 買いです」
両手に常に何かを持ち、片方食べ終え手が空けば、すぐに新たな物品をお出迎え。
そうそう忘れずに、お家に持って帰る用にベビーカステラも。
―― はっ。い、いや、食べ物ばかりに目を向けているワケではないのですよ？
先程出会った友人の声が鳴り響いた気がして、思わず脳内で独り会話したり。
沢山の人たちが様々な声や音を連れて通り過ぎる中、ふと美咲紀の耳が喧騒をすり抜けて涼し気な音色を拾った。
そちらへ視線を動かすと、ガラス製の風鈴、ぎやまん風鈴が控えめながらも等間隔に散りばめられ吊るされている屋台が目に入る。
「はう。夜風に吹かれてとてもいい音が。より夏を堪能できる品物なのです」
まず先に、店主さんにご許可を取っては、ぎやまん風鈴たちが綺麗に並ぶお店全体を一枚パシャリッ☆
そうして自身の目で一つ一つ、風鈴の柄を観察していく。
草の中でふんわり浮かぶ蛍とか。ひまわり、朝顔……夏の花色々描かれているのもありますね。金魚鉢を模してるものも。
―― ど・れ・に・しようかなー♪
よく見れば見る程、内側に入ったガラスのカットにより、手描きの色合いにそれぞれの味が出ていて。
うっとりと眺めながら、しかして真剣に迷ってしまう。
お花好きとしては、そのあたりの物にとても惹かれるところでもある、が。
マリンブルーからエメラルドグリーンへ、薄っすらグラデーションになっているのが、透明感溢れていて本当に水の中のよう。
そこに浮かぶ、赤と黒の金魚が一匹ずつ。向かい合っているような、くるっと風鈴が角度変えるとすれ違って泳いでいるような。
お家にいる黒と白のにゃんこたちを思い浮かべる。
本物の金魚は猫たちの事を考えると置けないけれど、これなら金魚を飼っている気分も味わえそう。
ベランダに吊るしたら、暫く興味を引いてジャレつこうとジャンプしているかもしれない、なんて。
その姿を想像しただけで、微笑ましくてニッコリ笑みを溢してから。
「これくださいな」
チリンッ、と喜ぶような音を立てて、金魚鉢風鈴が丁寧に箱へと入れられたのを美咲紀は両手でしっかりと受け取った。
―― とても良いお買い物が出来ました。
まだまだこれから暑くなる季節。この風鈴のおかげで、風流に過ごせそうだとほくほく。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年09月22日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年09月29日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年09月29日 11時00分
