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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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★.。.:*・゜
―― 夜の散歩も悪くねぇだろ、こういうのも風流ってヤツだ。
元不良だから夜は血が騒ぐ、というワケでは決して無く。
心根には純粋さや古風さを隠し持つ
玖珂 新
、人の多い通りを抜けては次第に静けさへ誘われるようにそちらへ歩みを進めている。
同じ頃、別の道から気持ちしょんぼり空気を纏いながら、カラコロと
岡瀬 結華
が歩いて来る。
お祭りだからと張り切って、友達との待ち合わせに浴衣を着て行ってみたところ……時間を過ぎても一向に現れる様子が無く。
そこへ漸く携帯へと連絡が入った。息苦しそうな呼吸と共に。
結局、体調不良で来れなくなってしまったという友達へ、『大丈夫、気にしないでね。お大事にね』と明るい声で返した結華だったけれど。
(残念だけど、仕方ないよね。……せっかく浴衣着てきたし、少しお散歩してみようかな)
そう思う心を抱いた足取りは正直だった。まさにトボトボ……とそんな風だったから。
周囲の景色へ視線を向けていた新と、地面へ視線向けていた結華が間もなくちょうちん散歩受付前に
到着する。
先に気付いたのは新だった。
あ? ……ありゃ、確か……。
一瞬他人の空似かと思った。あの日、低俗な輩に絡まれていた少女とは全く違う装いをしていたから。
しかしその顔を見つめてみれば、あの温かみのある赤茶色の瞳はやはり覚えのあるもので。
今はあの日よりどこか、沈んで見えるけれど。
少し迷った末、新は驚かせないようゆっくりと彼女へ歩み寄った。
「どもッス。アンタ……えーっと、」
「あの時の……!」
じゃり、じゃり、と踏み込む足音が近づいたのへ、顔を上げた結華が新の顔を見つけた瞬間、陰りを消して
パッと表情明るくなる。
父の日に、楽しくプレゼント選びをしようとしていた所へ沸いた無粋な人たち。
それを、言葉(と鋭い睨み付け)で一瞬にして蹴散らしてくれた彼へ、ずっと感謝の気持ちを抱いて
いたのだ。
再び逢えたことを心から喜ぶように、結華も自ら寄って行く。
「その節はありがとうございました。自己紹介できてませんでしたよね。寝子島高校2年の岡瀬結華です」
「あ、俺は玖珂新、1年ッス」
「やっぱり寝子島高校の方だったんですね、
校内で似てる方見かけてもしかしたら、と思ってたのですが……!」
会えて嬉しいな、そんな雰囲気を体中から発してくれる様子がちょっぴり照れくさくて。
また、今日の結華はお祭りの為に一段と華やいでいて。
レトロモダンな浴衣。紙風船が今にもポンッポンッ♪と楽し気な音をさせそうなのに、おさげを両肩に下ろした表情はどこか大人っぽくもある。
耳には両親からもらったサイコロモチーフのイヤリングが、可愛らしく髪に見え隠れ。
新はどこを見ていいやらと、しどろもどろに視線を彷徨わせれば、『受付』の前に居る事に気付いた。
「俺、一人なんで、良かったらどうッスか?
あ、あー。別にナンパとかそういうのじゃないんスけど、どうせなら一緒に……」
って、どっからどう見てもただのナンパじゃねぇか!!
新、自分の言葉へ間髪入れず心の中で叫びを上げていたり。
『い、イヤだったら言って下さいッス』と、小声で付け足された言葉に、彼の不器用な優しさが見え隠れしているのが感じ取れた。
親指で控えめに示された散策の文字に目を留めては、結華はまた笑顔を浮かべる。
「私も一人だったんです。玖珂さんに声かけていただけるなら光栄です」
ぜひ一緒に行きましょう。
そう紡がれた言葉に、気を遣ったような感覚は微塵も無かった。
提灯を受け取った結華が、はい♪ と自分も掴んでいる柄を新へと差し出せば、新から安堵の息と共に
『……ッス』と声が漏れるのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
「はーっはっはっはっは! おや、野菜原くんじゃないか、奇遇だね!」
夜の闇を弾き飛ばしそうな程に、高らかな笑い声を響かせている
花椿 涼太郎
のすぐ隣りで、
野菜原 ユウ
は
ガックリ肩を落としていた。
涼太郎に出会ってしまったから、という訳では勿論無い。
どうやら彼は、無理矢理カップルに仕立て上げるおばちゃんの噂を聞きつけ、あわよくば胸の大きな女の子とお近づきになれないかと、お年頃な下心でこのちょうちん散歩受付に姿を現したらしい。
結果、運やらタイミングはユウでは無く涼太郎へと味方した。
『はーっはっはっはっは! 美しい僕に似合う、赤薔薇をモチーフとした素晴らしい浴衣を
仕立てていただいたタイミングで、七夕まつり!
これは是非平等に人々のまなこに映って差し上げないとね! 誰かに逢えるかなー♪』
というウキウキ思考と華麗なゲタ捌きで、ここまで颯爽と歩いて来た涼太郎。
(色んな意味で)存在感溢れる彼を、スタッフのおばちゃんが見逃すはずは無かった。
ポジティブ全開そうな涼太郎、どこか残念オーラ纏うユウ、おばちゃんの両手は破れ鍋に綴じ蓋、S極とN極、そんな感じの引力により見る間に涼太郎とユウをペアに仕立て上げていたのであった。
「野菜原くんの浴衣姿は初めて拝見できたよ。新鮮で良いね!」
「ん、お、おう。花椿もー……すげぇ個性的だな」
「この世にオンリーワンな僕とオンリーワンな浴衣がセットになって美しくなり過ぎたかな!」
「よぉっし! んじゃ行くかー!」
涼太郎の素晴らしく前向き且つ独特な会話術により、ユウもやや開き直りで浮上する。
かれこれ様々な縁により涼太郎の人となりが分かっていれば、いっそ楽しめるんじゃんっ、と共に提灯を握って歩き出すユウであった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
肉球模様な靴底をぽきゅぽきゅ鳴らし、笑顔いっぱい気の向くままお祭りの中を歩き回っている
ミーツェ・M・フェリス
。
その手に今あるのはたこ焼きである。
星の塔では見た事の無い食べ物がたくさんなれば、ついつい食べ歩きが多くなるも、不思議とまだまだお腹に余裕はあった。
『たこ』を焼いているからたこ焼き、という事は……
「……この丸いのが『たこ』、ですな!」
「ぷはっ。それは違うと思う」
「うな?」
思案後、ひらめいた☆な調子で声高に発していたミーツェへ、たまたま傍を歩いていた男の子が思わずといった風に声を掛けてくれた。
その中に入ってるのが『たこ』だよ、なんて教えてくれる
水戸 健吾
の前で、ほーほーといった表情でミーツェは一つパクついてみる。
「はむ……あ、あふあふ、あついですなぁ~……おいしいけどあつあつですな」
「(猫舌なのかな)」
「ふーふー……ってかつぶしが逃げますなー!?」
ころころクルクル表情変えるミーツェの様子に、『おもしろいコだなー何年生かなぁ』と見つめる健吾。
なんとなくそのまま並んで歩いていれば、正面に見えて来た『受付』という看板の前に居たおばちゃんと目が合った。
ニッコリと微笑まれれば、ミーツェと健吾、条件反射的にニコーッと返す。
ぽんっ、ぽんっ、……ぎゅ☆
「へ?」
「なな??」
傍までやって来たおばちゃんに、それぞれ肩を叩かれた後、健吾の手に提灯が握り渡された。
目を白黒させてから、健吾はようやく七夕ちょうちん散歩な説明書きを読み取って。
「夜のお散歩コース、だって」
「お散歩ですな? みつえも行ってみたいですな!」
「うん、たぶんこれ、俺とキミとがペア……になったんだと思う」
「ペア、ですな? 一緒に行ってくれる人、ですかな?」
「……俺とで、いい?」
「やったですな! ご一緒にお散歩ですなー!☆」
万歳して喜ぶミーツェへ、ホッとしつつ健吾も嬉しそうに頬を緩めるのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
カシャリッ。
スマホのカメラ音がすれば、『彼氏に送るの?』と尋ねて来る友人へ、
水上 桜
はあっさりと首を横に振ってみせる。
「そんなわけないでしょ、NYにいる家族に送るんだから」
えー、とつまらなそうな顔を向けられたのには、なんでよ、と口をヘの字にしながら今撮った写真を確認する。
―― うん、我ながら上手くできたんじゃないかな。
水面に桜の花びらが浮かぶ水色地。意匠の艶やかさがよく出ている浴衣に合わせた、蜻蛉玉の髪飾りが綺麗に結い上げた髪に彩りを添えていた。
それは桜手製のもの。
髪飾りがしっかり映っているのを見て、よし、と手元で送信ボタンを押してから。
ほら行くよーっ、とすでに先を歩いている友人たちの後を慌てて追いかけた。
どうやら友人たちの目的地は、七夕ちょうちん散歩。
同級生の一人が『みんなでバラバラになって、ランダムでカップリングされた方が面白そう』、
そう意気込んで言葉にした途端、受付前で来る人来る人を観察していたスタッフのおばちゃんが、意気揚々と次々友人たちを全く見ず知らずの相手とマッチングし出す。
桜が唖然としてる間に、当人も気付けば誰かの隣りへと並べられていた。
『うまくいけば彼氏ゲットかも♪』なんて、友人たちが互いを鼓舞しながらあっさりペアの相手とあいさつし始めてるのを見やって。
桜も慌てて、身長がありそうなお相手を見上げた。
「あ、あの、私とペアになってしまったみたいなんですが。良いですか?」
「勿論です。お任せしていた身でしたので、お気になさらず♪」
身長だけの印象では男性かと思っていた相手から、清楚な、それでいて凛と張りのある声が降ってくる。
よぉく見れば、大柄な百合の華美さに負けず劣らずな長身美人さんだった。
ふぁ、と今にも漏れそうに口を開けたままな桜へ、長い髪をさらりと落としながら
吉住 志桜里
は微笑んでお辞儀する。
「素敵な成り行きとご縁に感謝を。吉住志桜里といいます」
「あっ、寝子高1年生の、水上桜です」
「あら。可愛らしい後輩さんだったのですね。私は2年生です」
「吉住先輩、よろしくお願いします」
「こちらこそ、桜さん♪」
良かった良い人(コ)そうだ。同時にそんな思い携えて、提灯にそれぞれ手を添え二人はゆっくり歩き出した。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
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102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
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