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【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
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たくさんの人波の中、一際元気な女の子がいた。
「わーいお祭りだー!! おいしそうな匂いでいっぱいだぞー!!」
ピョンと飛び跳ねるのは
東条 あんず
だ。青空に映えるオレンジ柄の浴衣が彼女のフレッシュさを表しているようで、とても良く似合っている。右手にフランクフルト、左手にリンゴ飴を持った彼女は、フランクフルトの方をパクリと囓るとまた元気よく言った。
「うち、屋台の食べ物大好きだぞ!! いっぱい食べたいぞ!」
「……全力で食ってんじゃねーか。それも俺の金で」
もぐもぐと満足そうなあんずの横で、自身の財布を眺め眉を顰めているのは
来島 アカリ
だ。アカリの親とあんずの親が友人同士という関係の2人。本日アカリは体のいい子守兼財布として駆り出されたのだ。
本日アカリは深い紺地にあやめの柄を染め抜いた浴衣を纏っている。あやめの青紫と、紫紺からピンク、黄色へと複雑に変化する彼の瞳が印象的にリンクして、男子高校生のはずなのだが少し小悪魔的な印象さえ受ける。あんずといなかったら男共にナンパされてしまうのではないだろうか。
そういう意味ではいい虫除けになっているあんずが、そうそうと得意げにアカリを見た。
「アカリ知ってるか? 浴衣の時って……」
「?」
恐らく豆知識を披露しようとしたのだろう。けれども次の言葉を待っていたアカリは豆知識を聞き損なった。あんずは言葉の途中で何かを見つけたのかひょいと首を伸ばしてアカリの向こうを見ると、
「あ! おーい!!」
と元気に手を振り、突然走り出したのである。
「おいちょっとあんず、待てってば! お前迷子になったらなんも食えねーんだぞ!」
キャンキャンと元気に走り出した子犬のしっぽを掴み損ねたアカリは、慌てて後を追う。そしてあんずの走る先を見て、パチパチと瞬きした。
「あれは……」
「折角の七夕祭りだもぐもぐもぐもぐ」
「昼から夜までがっつり食べまくるしかないなもぐもぐもぐもぐ」
屋台の前で食べるのと喋るのを同時に行う器用な少女がいた。
千歳飴 楓子
。ゲーム中毒だが食欲もなかなかの彼女は、本日深い紺地の市松模様に青く可愛らしい小花を散りばめた浴衣を纏っている。彼女の水色の瞳と髪がこれまた浴衣姿に大変よく映え可愛らしいのに、もぐもぐもぐもぐ。たこ焼きを頬張る彼女の口元にはソースと青のりがついていた。
「かーちゃん、浴衣ばっちり似合ってるよ~。ピアスも浴衣の柄に合わせて正解だったね」
幼馴染の食べる姿を横で微笑ましく見つめるのは、
立花 なつ
だ。本日の彼の出で立ちは、紺地に縦縞の爽やかな浴衣姿。いつもは優しい王子様風の彼の印象が、今日は何だかキリリと凜々しく感じる。なつの言葉に楓子は変わらず口をもぐもぐさせながら顔を上げた。
「うん。なつ氏、着付けありがもぐもぐ」
「どういたしまして~。可愛くできてほんとよかったよー」
なつはにっこりと笑った。そうなのだ。茶道や生け花に精通する彼は、当然着付けも出来る訳で。その幼馴染の特技に楓子は思い切り乗っかったのだ。着付けの際に男女のきゃっきゃムフフは……全然なく、楓子がボーッとしている間に着付けは手早くきっちりと終わっていた。「女子の羞恥心はどこいった」などと彼女を責めないで欲しい。それが楓子なのだ。
だから、楓子の口元に気付いたなつが、ソースと青のりを親指で拭おうとして、やはり躊躇して「……かーちゃん、口元汚れてるよ~」と教えるだけに留めた複雑な男心など気付いていないのだ。
「おお、そうだったか」
楓子はぐいと手で口元を拭くと、爪楊枝にたこ焼きを刺して「なつ氏も食べろ。美味しいぞ」と差し出した。
「ありがとう」
なつは少し屈んで幼馴染の手からありがたくたこ焼きを頂いた。この動作にかーちゃんは何とも思ってないんだろうなぁと思いながら。
楓子はなつが食べる様子を満足そうに眺めていたが、そのいつも眠そうな瞳がふと大きくなった。
「ん? あれはあんず氏にアカリ氏ではないか?」
「え、どれどれ~?」
楓子の声になつも顔を上げる。楓子の視線の先には元気にこちらに向かって走ってくる小学生と、それを後ろから追いかける男子高校生の浴衣姿があった。
「あ、ほんとだ~」
「だろう。ゲームで鍛えた楓子の目は優秀だからなもぐもぐ」
言いながらも楓子はパクンとたこ焼きを頬張った。
「楓子ー!! と、なつおにーさんだ! 2人ともおいしいもの食べに来たのかー!?」
楓子となつの許に元気に走り寄ったあんず。楓子の手元を見て、更に声を大きくした。
「あ! そのたこやきいいなー! 1口ちょーだい!!」
「うむ、かまわないぞ」
楓子が餌付けのようにたこ焼きをあんずに差し出してやる。大きな口を開けて美味しそうに頬張ったあんずに、なつが穏やかに話しかけた。
「確かあんずちゃん、だよね。久しぶり~……あ、アカリ」
屈み込むように話していたなつが体を起こす。ぜーぜーとアカリが息を乱しながら到着した。
「お前……唐突に動くのやめろ……動物じゃあるまいし……」
「アカリ氏はあんず氏と来たのか。2人ともなかなか色っぽい浴衣姿だな」
2パック目のたこ焼きをもぐもぐと頬張りながら楓子が指摘する。彼女の言う通り、あんずもアカリも走ったせいでだいぶ浴衣が着崩れていた。
「ほんとだ~。ちょっと待ってね、すぐ直すから」
なつがあんずから手早く着付けを直してやる。それを見てるだけの楓子がさらりと言った。
「アカリ氏はこのままでもいいのではないか? ギャラリーが喜んでいるようだし」
「バッ、んな訳ねーだろ! 第一野郎の浴衣姿なんてどうでも……」
そう言いながらアカリは周囲を見渡しぎょっとした。確かにちらちらと行き交う男達が自分を好色そうな顔で見ているのだ。アカリは慌てて浴衣の襟元を掻き合わせ、赤くなりながら消え入るように言った。
「なつ、俺も早めに頼む……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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