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【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
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本殿に丁寧に柏手を打ち、神様にご挨拶をすませた
御巫 時子
はくるりと振り返り驚いた。そこには
五十嵐 尚輝
が浴衣姿で腕を組み、ぬぼーっと立っていたのである。
「……おや、御巫さん」
時子の視線に気が付き、尚輝が振り向いた。
「尚輝先生! 先生もお祭りにいらしたんですか?」
神様のご褒美だろうか。時子は尚輝にカラコロと小走りに駆け寄った。
「いや、僕は見回りで……」
「浴衣でですか?」
時子は少し胸をときめかせながら尚輝を見上げる。尚輝はぽりぽりと頬を掻いた。
「ええ。理事長が祭りの雰囲気を壊すなって言いましてね。……おかしいですかね?」
「いえ、とってもよくお似合いです!」
ふるふると時子が首を振る。尚輝がにっこりと笑った。
「ありがとう。御巫さんもよくお似合いですよ」
時子がぽっと赤くなった。
時子が駄目元で見回りを一緒にしていいか訊いてみると、「……そんなに長い時間でなければ大丈夫でしょう。そもそもいればいいと言われてますし」との返事。棚ぼたで時子は尚輝とお祭りを楽しめる事になった。これも神様にご挨拶をしたお陰かもしれない。
2人が大鳥居をくぐると、巫女さんから短冊と金平糖を渡された。
「先に屋台の方を見回りたいな……こちらには後から来てもいいですか?」
尚輝の言葉に時子は「構いません」とにっこり笑った。尚輝といられればどちらでも構わないのだ。でもせっかくだからと貰った紫色の金平糖を口に含む。すると不思議な事が起こった。
(どうしよう、凄く尚輝先生に触れたい……!)
すぐ目の前を歩く、浴衣の背中に抱きつきたい。目の前にある意外にがっしりした手を握りたい。
時子は目をつぶってふるふると頭を振った。突然そんな事できる訳ないじゃない。何を考えてるの私。
(少しのぼせたのかもしれない)
時子は人混みを避けるように屋台脇に避難した。少し休めばこの持て余すような感情も落ち着くかと思ったのだ。しかし一息ついた時子はすぐにハッと顔を上げた。
(尚輝先生!)
気が付けば尚輝の姿がなかった。自分の感情に翻弄されすぎて、彼に一言声をかける余裕もなかったのだ。ああ、なんて馬鹿なんだろう。もう会えないかもしれない。
時子が後悔に俯いたその時だった。
「御巫さん!!」
大きな声が周囲に響いた。たくさんの人達が一瞬しんと静まりかえる。止まった人波の中、尚輝が青い顔をしながらこちらに叫んでいた。
「尚輝先生……!」
時子は思わず駆け出していた。人混みを縫うように走り、尚輝の胸に飛び込んだ。
「ごめんなさい、尚輝先生……! 私立ち止まってしまって……!」
「見つかって良かった……」
尚輝は浴衣に顔を埋める時子を前に、ほうっと天を仰ぐ。そして優しく時子の肩を抱き、その顔を覗き込んだ。
「こちらこそ不注意ですみませんでした。これを買ってたもので」
「え?」
顔を上げた時子の前に、レジ袋。そこからはソースのいい匂いがしていた。
「見回りに付き合わせてしまうからたこ焼きでもと思ったんです。しかしはぐれてしまっては意味が無い」
「いえ、私が悪いんです!」
時子が大きく首を振る。尚輝はその頭をぽんと叩いた。
「いいえ、教師である僕の責任ですよ。不安な思いをさせてすみませんでした。……具合が悪そうですから、どこか座りましょうか。歩けますか?」
「あ、はい。大丈夫です」
しかし尚輝は時子の顔をじっと見て言った。
「でも顔が赤いし……のぼせたのかもしれない。とにかくこの人混みを抜けましょう」
そう言うと尚輝は時子の手を取った。
「人混みを抜けるまで、僕に掴まってください。なるべくゆっくり歩くようにしますから」
「は……はい……」
しっかりと時子の手を握り、尚輝は歩き出した。
近くのベンチまでは数分もなかったかもしれない。
けれども尚輝は何度も振り返り、時子の顔を覗き込む。
見つめられれば見つめられるほど、時子の顔は赤くなってしまうのに。
心配かけてごめんなさい、先生。
でも、もう少しだけ手を繋いでいて。あなたの温もりが愛しい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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