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【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
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雨崎 荒太郎
はご機嫌で参道商店街の入り口に立っていた。
(そういえば、もう付き合って1年だなぁ)
お祭りを楽しもうと段々多くなってくる人混みを目にしながら、荒太郎はしみじみと振り返っていた。
大好きな人に気持ちをハッキリと伝えようと一生懸命だった去年の七夕。蛍火と星の煌めきに包まれながら君をこの手に抱きしめられた時は、本当に夢のようで。それから1年。君と一緒に過ごした1年は、おれにはやっぱり夢のようなんだ。
心に温かく幸せな気持ちが湧き上がる。と、そこに大好きな声がした。
「にやにやしてどーしたん? こーたんっ」
「―――かなたん!」
目の前に、待ち合わせをしていた
西野町 かなえ
の笑顔があった。
「えへー、まった?」
「ううん、大丈夫だよー」
こう親しげに、それも近い距離で話せるのは恋人ならではだ。かなえと言葉を交わした荒太郎は、1歩後ろに下がると彼女を眺め、嬉しそうに頷いた。
「やっぱかなたんの浴衣姿かわいいよねー」
かなえは浴衣まつりにふさわしい姿だった。柔らかな橙色を生地に、色とりどりの朝顔が描かれている浴衣を纏っている。元気でほんわりした彼女によく似合っていた。
「またこーたんは……うちの浴衣は去年も見たやろ?」
「去年もだけど、今年もすごく可愛い」
「もー、口ばっか」
「ほんとだよー!」
ストレートに褒める荒太郎に、かなえは頬を染め、恥ずかしそうに少し俯いた。
こーたんの彼女になったのは、丁度この七夕まつり。あれから1年。去年も今年も可愛いとかって言われて……うちどんだけ喜べばいいんや!
嬉しさに腕をぶんぶんと振り回して、とうふ屋笛をトーフー! と鳴らしたくなる。けれどもかなえはぐっと堪えた。……だって、せっかくこーたんのために着てきた浴衣が着崩れちゃうもん!
かなえはうんうんと自分に言い聞かせるように頷くと、顔を上げて元気に言った。
「きょうは、ゆっくり屋台デートや。うーんと楽しむで!」
―――それでもやっぱり恋する喜びは、その可愛らしい瞳から溢れている。
*
人波を緩やかに歩きながら、
御巫 時子
は神社に続く参道を上っていた。
今日の時子は笹の柄を配した涼やかな浴衣。しっとりと美しい時子にとても良く似合う。カランコロンと鳴る下駄の音が楽しげだ。
(神社にお参りをしてから境内を見て回りましょうか)
大鳥居を前に、時子は思う。天の恋人達に願いをかける前に、まずは神様にご挨拶。
*
参道商店街から寝子島神社までずらりと続く屋台の列と、人の波。そこにとくりと胸を高鳴らせた女の子がいた。
綾辻 綾花
は前方を見つめ、その瞳を大きくした。
(あれは……)
浴衣姿だけど間違いない。ホストみたいな襟足の長い髪がまたよく似合って。
(先生……!)
担任の
早川 珪
の姿を認め、綾花の瞳が嬉しそうに細くなった。綾花はパッと店のショーウインドウを覗き込む。そのガラスに映る己の姿を確認した。
「うん、大丈夫」
今日の綾花は紺地に紫色の花をあしらったしっとりとした浴衣。着崩れも髪の乱れもないのを確認すると、綾花は早足に歩き始め、すぐに声をかけた。
「珪先生!」
「ああ、綾辻さん」
振り返った珪の瞳が綾花を認め、優しげに細められた。綾花の胸がまたとくんと高鳴る。
嘘みたい。珪先生と会えた。本当は短冊に小さく書こうと思ってたの。『珪先生に会えますように』って。……書く前に願い事が叶っちゃった。
綾花は小さく息を吸った。天の川の恋人達がとんと背中を押してくれたのだから、私も勇気を出そう。
「……先生、私もお祭りに行くんですけど、もし良かったら少しご一緒しませんか?」
*
お祭りを楽しもうと老いも若きもたくさんの人が歩いている。その人波を商店街の屋根からにこにこと眺めるほしびとがいた。
アケーチ・タッマーキ
だ。
(皆さんとてもいい笑顔です……あぁ、寝子島は愛に溢れておりますね!)
寝そべり頬杖をついていたアケーチは突然ガバリと立ち上がり天を見上げた。
「1年に1度会うことが出来る織姫と彦星……その一時に激しい愛情をぶつけ合うのですね、えぇわかります……! ロマンティックですね、ふふ……!」
黒薔薇と青薔薇の美しい浴衣が青空に映えるのだが―――声、声出ちゃってますアケーチさん。案の定下界の人々はガヤガヤと不思議そうにアケーチを見上げ始め、店の店主が何事かと出てきて驚いた声を上げた。
「何であんたウチの屋根にいるんだい! 危ないから降りなって!」
「ああどうしましょう、心配されてしまいました……愛!」
アケーチは己の体を抱きしめくねくね身悶えると、すぐ傍の電柱を使ってするすると器用に降りてきた。
「お気遣いありがとうございます、店主さん……! 貴方もお体にお気を付けて……!」
店主の両手をぶんぶんと握ると、アケーチはしなやかに神社に向かって歩き出した。
店主は呆気にとられ、目をぱちくり。1度目を擦ると、離れていくアケーチの背中をまじまじと見た。
(一瞬だけ羽が見えた気がしたが……まぁえれえ綺麗な兄ちゃんだな)
首を傾げ、店主はまた店に入っていく。少し止まっていた人の流れもまた元通り。アケーチの言う通りたくさんの笑顔で溢れている。
さあ、七夕ゆかた祭りだ。もれいびも人間もほしびとも、みんなみんな楽しもうじゃないか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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