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【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
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【わくわく屋台!】
「ベルラ! あんまりゆっくりだと置いて行っちゃいますよ! おじさんのベルラと違って若者の時間はすぐすぎるんですから」
ほしびと2人の姿が屋台立ち並ぶ参道にあった。青地に白百合を染め抜いた可憐な浴衣を身に纏った
シーナ・キュクノス
の声が、人混みに響く。その頬は薔薇色だ。
「焦らんでも屋台は逃げんぞ」
そう言うのは112歳の
ベルラ・ガーネブラッディ
。確かにおっさんだ。彼は元気なシーナに肩を竦めると、いつものウエスタンハットをよいせとかぶりなおした。
「お師匠様、こっちこっち!」
シーナがリンゴ飴の屋台の前で立ち止まり、手招きをする。のんびりと歩いてきたベルラに、シーナは小首を傾げてリンゴ飴を指さした。
「この蜜かけリンゴ、きっと大きいのを食べたらお腹いっぱいになっちゃうと思うんです。……だから、こっちの小さいのを買ってください。ね、お師匠様」
ね、の所でシーナは上目遣いで可愛らしくベルラを見る。ベルラは苦笑いした。
(こういう時はおっさんから師匠に格上げなんだよな……)
と言っても買ってしまうから、自分もチョロい。「ああ構わんよ」と言ってベルラはシーナにリンゴ飴を渡してやった。
浴衣姿で美味しそうに食べるシーナ。そのいつもは見ない服装に、顎を撫でながらベルラは目を細めた。
「その服装も新鮮だな。似合ってる」
「……あ、ありがとうございますっ」
シーナがリンゴ飴と同じくらい真っ赤になった。
*
「いろいろ楽しそうなんとか、おいしそうなんがいっぱいや!」
たくさんの屋台の列を見て、
西野町 かなえ
は瞳をキラキラと輝かした。
「かなたんが好きなの全部行こう。大丈夫、時間はいっぱいあるよー」
「うんうん!」
嬉しそうなかなえを見れば、
雨崎 荒太郎
もテンションが上がる。2人は始めにたこ焼きの屋台に行く事にした。
「粉物食べたいと思ってたから、こりゃいいねぇ」
2人で仲良く分け合いながら、荒太郎がもぐもぐはふはふと熱さと格闘しつつ出来たてのたこ焼きを堪能する。ようやく1個目を美味しく頂くと、くりんとした目をかなえに向けた。
「かなたんの住んでた関西だと、おうちでもたこパするんでしょー?」
東京出身の荒太郎。関西人はいつでもたこやきパーティーをしていると思っているらしい。いやいやいやとかなえが首を振った。
「関西やからっていつもたこ焼き食べとるわけやないで。まあ確かに家には鉄板2枚あるけど」
「おー、やっぱり! いいなー」
「普通やろ? あんまり上手くないけど、こんど焼いたげるなー」
「やった! 楽しみにしてるねー」
「とりあえずは買ったもんで勘弁な。はい、こーたんあーんっ」
かなえがかつおの踊るあつあつたこ焼きを、荒太郎に差し出す。彼氏の特権として、荒太郎も「あーん♪」と大きな口を開けたが。
「あっ、あ゛ふあ゛ふ………………!!!」
……うん、そうなるだろうね。かつおが踊っているのだから中の温度はいかばかりか。涙目で悶絶する荒太郎。それでも彼女の前だからと何とか呑み込もうとするのは漢の鏡である。
「あっごめん、熱かった?」
かなえはもう1つたこ焼きを爪楊枝に刺すと、口をすぼめてふーふー。やっぱりかつおが揺れているたこ焼きを笑顔でにっこり差し出した。
「これでおっけーやな! もっかいあーん♪」
荒太郎、条件反射のようにまた大きく口を開く。
「わーい、あーん♪ ……あっ、あ゛ふあ゛ふ……!」
……気付け。地獄のカップルあーん、エンドレスである。
「かなたんのいじわる~」
べそをかく荒太郎に、かなえはぺろりと舌を出した。
*
(あっ、慎之介くんだ! ……織姫様、彦星様、ありがとうございます)
ご近所なのが幸いした。家を出てから数分で、
月守 輝夜
は
青木 慎之介
の姿を見つける事ができたのだ。
(慎之介くん、浴衣だ!)
普段見られない同級生の姿にドキドキしながら輝夜は声をかけた。
「慎之介くん! お祭りに行くの?」
声をかけられた慎之介が爽やかに振り返り、ニカッと笑った。
「月守じゃん! お、月守も浴衣なのか……ソーキュートだな!」
ぽぽぽぽぽ。いきなりの褒め言葉に輝夜が真っ赤になった。
慎之介は特に予定なくぶらりとお祭りに行くのだという。輝夜が一緒に行こうと提案すると、白い歯をキランと見せながら「勿論オッケーだぜ!」と快諾した。
こうして連れだって神社まで歩いてきた2人。まずは短冊を書こうと巫女さんから短冊と金平糖を受け取ったのだが、輝夜がぽいと黄色の金平糖を口に含むと、ちょっとその風向きが違ってきた。
何だか突然お腹が空いてきてしまったのである。
「慎之介くん……あのさ、先に何か食べない?」
ほんの少し頬を染め、輝夜が訊く。食いしん坊だと思われてないといいけど。
しかしそれは杞憂だった。慎之介も中3男子。そこかしこから流れてくる美味しそうな匂いに勝てる訳がない。
「ナイスアイディアだな、月守! 賛成だぜ!」
恐らく輝夜が言わなければ自分から言ったのかもしれない。2人は顔を合わせて少し笑うと、先に屋台を回る事にした。
たこ焼きイカ焼き焼きそば焼きとうもろこし。デザートには綿あめとリンゴ飴。
普段からは考えられない量を輝夜は買い込み、隣の慎之介の目を丸くさせた。
「ヘイ、月守。大丈夫か……?」
「うん。さすがに全部食べられないかもしれないけど……」
金平糖の効果で輝夜はお腹が空いて仕方ないのだ。確かにこんなに細っこい女の子が両手一杯に食べ物を買い込んだら心配するかもしれない。しかし輝夜は慎之介の思いをよそに、反対に訊いてきた。
「慎之介くんは何買ったの?」
「俺? 俺はラムネとフランクフルト。両方とも2本買ったから2人で分けようぜ」
「ありがとう! 私のも一緒に食べようね」
「へへ……実はそのつもり!」
ちゃっかり慎之介は笑いながら鼻の下を擦る。そんな彼に輝夜も笑みが零れて。
仲良し中学生達は、境内のベンチに座るとラムネで乾杯をした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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