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【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
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「お願い事かあ~」
短冊の前で
東条 あんず
はうーんと首を捻った。まず頭に浮かんだのは。
(おいしいものがいーっぱい食べたいぞ)
まだまだ屋台のものも食べ足りない。アカリにいっぱい買ってもらって、それからそれから……。
想像すれば涎がじゅるりと落ちそうになる。よし、これにしようと思ったあんずの脳裏に、今度はワン! と元気なゴールデンレトリバーの姿が浮かんだ。
(そうだ。チビ、チビとずーっと一緒にいたい!)
チビとはあんずの家で飼っている大好きな犬。大事な家族であり、遊び仲間だ。大きくなってもチビとずっとずっと一緒に遊んでられたら楽しーのになあ……。
あんずの小さな胸には納まりきらない大事な2つの願い事。……むむ、どっちを書こうかな?
あんずは腕を組み難しい顔で考えていたが、しばらくすると「うん、決めた!」と大きく頷きたどたどしくも一生懸命短冊に向かい合う。そして書いた短冊を満足そうに眺めるともう1度うんと頷き、嬉しそうに笹の方に駆け出した。
『ガチャチケでSSRがいっぱいひけますように 楓子』
千歳飴 楓子
は1ミリの迷いもなく、すがすがしいほど欲に忠実な願いを短冊に書いた。その顔にはやり切った感すら溢れている。
課金は気持ち良い物だ。楓子は課金が好きだ。それに嘘偽りは無い。だがしかし、勿論出費は少ないに越した事は無い。……そこで浮いたお金が次のガチャに使えるからな。
楓子はキランと瞳を輝かせた。
―――ガチャがそこにある限り。楓子は札束を手に立ち向かう。
(短冊かー、何書こうかなぁ。うーん……)
立花 なつ
は少し考えていたが、さらさらと綺麗な字でこう書いた。
『今年の夏休みの課題が少なくなりますように』
「……っと。よし、できた」
全高校生共通の嘆願書のような短冊にふむと頷くと、なつはちらりと横を見た。そこには瞳を輝かせ、何故か決意に溢れた楓子の姿。
(……本当はちゃんと願い事はあるけど……神様に頼むようなことじゃないしね)
本当は今日もデートのつもりだった。まあ、賑やかで楽しいからいいんだけど。
笹に短冊を吊すべく歩き出した楓子はあんずとわいわいやっている。その美しい後ろ姿になつは苦笑すると、短冊を持って歩き出した。
……まあ、かーちゃん相手だと、神様も苦戦しそうだしなー。のんびりやりましょう。
「なつおにーさんは楓子のことみてるけど、どうかしたのかー?」
楓子と話していたあんずはひょいと首を伸ばし、なつに問いかける。傍まで来たなつはふるりと首を振った。
「ううん、なんでもないよ。あんずちゃん、短冊つるせた?」
「うん! 大丈夫だよー!」
「なるべく高い所に吊すのだぞ。神様に『見えなかった』などと逃げさせないようにな」
「えっ?! 低いとこだと神様見えないのか?」
「どこでも見えるから大丈夫だよ~あんずちゃん」
それでも結局あんずはなつに抱っこしてもらって高い所に吊し直した。むふうと満足そうに短冊を眺めていたあんずは、ふと楓子の方を見てはっと声を大きくした。
「楓子金平糖食べてる!! うちも食べるー!」
まさに楓子はあーんと紫の金平糖を口に放り込んでいる所で。あんずも慌てて巫女さんから貰った黄色の金平糖をぱくんと食べた。
「おいしーい!」
「あんずちゃんも黄色もらったんだ~。黄色だとちいさいお星さまみたいだよね。俺も食べようかな……いただきまーす」
つられたようになつもにこにこと黄色の金平糖を口に含む。ころころと金平糖を転がしていたいた楓子が口を開いた。
「これ短冊もう1枚書いたらもう1個貰えないのか?」
「それならうちもう1枚書くー! お願い事まだあるぞ!」
「だめだと思うよ~。短冊の配布所に『短冊はお1人様1枚まで。金平糖も同様です』って書いてあったから」
「ちぇーーー、1個しかもらえないのかー」
なつの言葉に残念そうなあんず。横で楓子も真剣に頷いた。
「本当だな。楓子はあと100は優に願い事を書けたのに」
笹の前でわいわいとやっている3人とは少し離れ、
来島 アカリ
はそっと自分の短冊を吊した。そこに書かれていたのは。
『料理の腕が上達しますように』
(……うん、やっぱこれだな)
願い事。ない訳じゃないけど、人に見られてもいいようなやつというのは自分には少し難しくて。
これなら1人暮らしをしている身としては何もおかしくはない。……やっぱり、先輩には美味しいもん食べてもらいたいし……。
短冊を見つめていたアカリの頬が、人知れず上気した。いつも、自分の胸の中にいるのは、あの人。あの人が、俺の作った料理を食べてくれて、笑顔になってくれるだけで。
アカリはきゅっと目を閉じた。―――苦しい恋をする彼には、あやめの浴衣が良く似合う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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