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寝子島高校
遥かなる『ねこだい文明』を求めて……
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【遺物捜索隊、出動!】
「すごい……!」
きらきらぺかー! いつもは大人びて無口な男の子、
水戸 健吾
もしゃべるねこを前にしては、興奮をおさえられないようです。
「『ねこ』を見るのは初めてかい、少年。ま、いるところにはいるもんニャ。そんニャに珍しいもんでもニャいぜ」
「く、クールだ……!」
ハットのつばをなぞり、ぱっちりウィンクをかましたレオの仕草に、健吾はメロメロ!
すっかり興味津々で、尋ねます。
「レオっていうんだね。レオはどんなところを旅してきたの? 興味あるなぁ」
「そりゃあもう、いろんニャところを旅してきたニャ。アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ……」
「わー。すごいのですー」
メロメロな方は、健吾のほかにもおりまして。先ほどからレオをむぎゅっとしてなでなですりすりもこもこしている
ゼロ・シーアールシー
と、
「う、うらやましい……! 私ももふもふしたいです!」
うらやましがっている、
綾辻 綾花
でした。
「やれやれ、オレは猫のように愛玩動物に甘んじるつもりはニャいんニャぜ……あ~そこそこ、それ気持ちいいニャァ~」
「レオさんはすごいのですー。とってもいっぱいえらいこなでなでなのです、きゅーっとしてもふもふなのですー」
気まぐれかつ神出鬼没なゼロが、レオをがっちりホールド。なでなでなでと離さないもので、綾花と健吾はなでモフる隙をうかがいつつ、旅ねこだという彼の話を聞いておりました。
「レオは世界中を旅してきたんだね。すごいなぁ……! ねこはほかにもいるって言ったけど、たとえばどんなところにいるの?」
「あっ! もしかして」
健吾のなにげない問いに、綾花がぴくりと反応します。
「
テオ
や
ミラ
のこと、知ってたりしますか?」
もれいびや一部の寝子島住人にはおなじみのらっかみたちですけれど、レオはくりん、と首をかしげて、ふむにゃん? 思案顔。
「……テオ? ミラ? 聞いたこと、あるようニャ。ニャいようニャ……? そいつらは、ねこニャのかニャ?」
「うーん、らっかみだからちょっと違うかも……?」
特徴的な二匹については、レオの反応はイマイチぼんやりとして、よくわかりません。
「あ、じゃあ、
いぬねこの国
は知ってますか? 星幽塔といぬねこの世界が繋がっちゃったこととか」
「ああ、それは風のウワサで聞いたニャァ。比較的大規模ニャねこのコミュニティで、大きな動乱や変化があったって話ニャね。けどそれほど詳しいわけじゃニャいから、あとで話を聞かせてくれたら嬉しいニャァ」
「は、はい! ぜひ♪」
約束をゲットして、綾花は小さく握りこぶし。猫・ねこ好きな彼女のこと、旅するねこに尋ねてみたい疑問や、話してみたいことは山ほどありました。それに後ほどたっぷり、なでなでモフりとすることもできるかもしれません。
とはいえ、今はレオの頼みごとです。
「ねこだい文明の、イブツ? っていうのを見つければいいんだね。まかせてよ!」
「おおっ、頼もしいニャァ少年!」
健吾はすこぶるやる気です。単純にレオが気に入ったというのもありましたけれど、ねこだい文明だなんて、そんな響きにも好奇心を刺激されてしまったようです。
ゼロもあいかわらずなでなでもふもふとしつつ、
「ゼロもレオさんに協力するのですー。ねこだい文明、見つけちゃうのですー」
間延びした声色にはいまひとつやる気があるんだかないんだか分かりませんけれど、ともかく協力してくれるそうです。
綾花はもちろん、言わずもがな。
「連絡先も交換しましたし、出発しましょうか」
「「おーっ」」
寝子島のあちこちに存在するという、謎の遺物を見つけることはできるでしょうか?
いっぽうところ変わって、こちらは寝子島高校の図書室です。
桜庭 円
と
ブリジット・アーチャー
は、本棚のとある一画を探っておりました。
「『ジャングルの奥地に幻の猫人間を見た!』……これは違うね。『猫少女ミャンミャンの生涯』、これもダメ」
「
寝子島書房
の本を探すのはどうなのかしらね。話が話だけに、あながち間違いとも言い切れないのが困るわ」
奇書・怪書で知られる寝子島書房コーナーなら、ねこだい文明についての記述も見つかるかも……という予想でしたけれど、今のところめぼしい成果はありません。日常生活で使う機会のない、ムダな雑学がいくらか増えたくらいです。
机の上に積み上げられた寝子島書房刊の不思議本は、とうに10冊を越えておりました。
「なにか見つかった……?」
声をかけたのは図書委員長、
恵御納 夏朝
。
「こっちは、ねこったーに噂を流しておいたよ。『新型のプロジェクターの試験運転を兼ねたイベントらしい』って」
「あら、ナイスアイディアね。ご苦労さま」
ブリジットの労いに、夏朝はふんわり笑います。
彼女は先ほどからスマホをぺもぺもして、ねこったーを通じてごまかし工作を行っていたのでした。これも寝子島のフツウを守るため!
なにしろ今、島のあちこちでは、しゃべって歩く『ねこ』のまぼろしがそこらじゅうをカッポしているというのですから、大変です。
「こっちは手ごたえ無しだよ~。疲れたねぇ、にゃーくん」
ふにゃ~ん。机につっぷした円の頭を、にゃーくんが前足でたしたしたし。にゃーくんも退屈してきたようです。
SNSに流れるウワサは、猫好きな人々には実に興味深く、円にブリジット、夏朝もまた調査に乗り出すことを決めた……まではよかったものの、今のところ図書館の本にそれらしい記述を見つけることはできていません。
「やっぱり、ここでは限界があるわね」
不意にブリジットが立ち上がり、言いました。
「探偵は足で情報を探すものよ。行くわよ、円! フィールドワークよ!」
ばばん!
「フィールド、っていったってどこを探すの?」
「あちこちに幻が現れているのだから、現場に行ってみればいいわ。それに円、あなた何日か前に、落神神社の近くでなにか見たって言ってたじゃない?」
こてん、と首を傾けた円。
「ああー! そういえば、ねこっぽい? のを見かけたような……でもあれは、単に気のせいだって思ってたよー。だって不思議なことには事欠かない島だしさ」
「いいじゃない、行ってみましょう? なにか見つかるかもしれないわ」
ブリジットと円は、学校を飛び出して外へ向かうことに決めたようです。
夏朝はまだ図書委員のお仕事がありましたけれど、無類の猫さんスキーとしましては、やっぱり調査に飛び出したい気持ちでいっぱいです。
「それじゃ、僕も仕事が終わったら、遺物っていうのを探してみるね。なにか情報があったら、ねこったーに流すよ」
「うん、お願いー。それじゃぶりちゃんにゃーくん、れっつごーーー」
たったかたったか、軽快に図書室を出ていくふたりを見送ってから、夏朝はスマホの画面を覗き込みます。
そこには友人たちが撮影したという、旅ねこレオの愛嬌たっぷりな一枚が、SNSにて共有されておりました。
「レオくん。はやく会いたいな……、って、あれ?」
ねことの邂逅に思いを馳せていたら、ふと。夏朝は、図書室の外がなんだか騒がしいことに気が付きました。
廊下には何人かの生徒たちが集まっていて、しきりに噂話をしています。
「えっ……寝子高の校舎にも、ねこさんの幻が現れた……!?」
耳に届いたそんな言葉は、夏朝にとってタイムリーかつ、なんとも心躍る情報だったりするのでした。
(まぁぁぁあたフツウくわぁぁぁあああっ!!)
と、思い切り叫びたい気持ちはぐっと胸にしまいこみ、我慢ガマン。なにしろ不思議現象てんこもりな寝子島ですから、毎度毎度叫んでいたら身が持たないというものです。
そんなわけでちょっぴりオトナになった
水上 桜
は、異変やらなにやらにはもはや動じず、おすまし顔で道を歩いておりました。
「ま、私ももう高校生だし。いつまでもフツウフツウと騒いでばかりじゃないわ……えっ、ねこだい文明?」
ねこったーで、寝子島に現れたというねこのまぼろしについての情報を集めていると、ふと聞き覚えのある言葉が目に入ります。
自然と、思い出しました。つい先日です。無人島で遭難&サバイバルに明け暮れた、あの一週間のことを。
「いきなり水着姿で召喚されて、なんの説明もないまま島に放り出されて。野生動物に襲われるわ、嵐に飛ばされそうになるわ火山は爆発するわ……」
思い出すなりフツフツと怒りが湧いてきますけれど、さておき。そんなサバイバル生活のなかで確かに耳にしたのが、『ねこだい文明』なる言葉だったのでした。
「あの時のことと、なにか関係があるのかしら……?」
ちょっぴり興味が湧いてきて、ネット上に流れる情報をまとめてみますと。
「ねこだい文明の遺物? があるところに、ねこのまぼろしが現れる……ってこと? あ、寝子島スポーツセンターでも目撃情報があるのね」
桜が所属する寝子高水泳部では、オフシーズンにスポーツセンターの屋内プールを使用しています。
今日は練習日ではないものの、6月にしては暑い日でありました。あるいはプールで冷たい水にでも浸かりがてら、遺物とやらを探してみるのも良いかもしれません。
少なくとも、フツウに翻弄されてイライラとしているよりは、ずっと有意義でありましょう。
「よーし、決めた!」
桜は、ねこだい文明の遺物探し……にかこつけて、プールで存分に涼んでやろうと心に決めました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月02日
参加申し込みの期限
2018年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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