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\ オーバータイム!/
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ラーメン食べりゃあ虹も出るのさ
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「なんか、凄かったね」
佐藤 英二
は
御剣 刀
に呟いた。
「ああ……ラーメンであそこまで感動できるのもある意味すごいというか……感受性が豊かなんだな」
刀は出されたラーメンをルヴィアのために小鉢に取り分けてやって、自らもその細麺を口にする。
「まあ……あそこまで言うほどではないにしろ、確かに美味いな……というか、この味、どこかで……」
「うん、シンプルな醤油ラーメンで、まさに昔ながらのラーメンって感じだね」
「いや……これは……」
「こう、特徴的な所はないのに美味しいと、なんというか感動するね。御剣君は、前にもここに来たことがあるの?」
だが、刀は英二の問いかけに応えない。顔を上げて店主の顔を見上げようとするが、不思議と湯気に隠れて、確認することは出来なかった。だが、少なくとも既知の人物ではないことは分かる。
「祖母さんの味……」
「え?」
ぽつりと呟いた刀の一言を、英二は聞き漏らさなかった。
「昔、祖母さんに作ってもらったラーメンと同じ味がする……美味いな……そんな訳ないのにな……」
「へぇ……でも、そういうこともあるかも知れないよね」
「?」
「噂になってたじゃない? この島なら、そういうことがあってもおかしくないよ」
英二は微笑みながらまた一口を運んだ。やっと食べることができたその一杯。その様子を見ていると、刀も不思議と笑みがこぼれた。
「そうだな……不思議じゃない……ああ、懐かしいな……よく祖父さんと食べたっけ……」
昔を懐かしむように、ゆっくりと食べる刀。その味を思い出すと、まるで祖父母と共に食卓を囲んでいるような気持ちになった。
色々と事情があって寝子島に来て、来てからも色々あった。その全てに後悔がないとは言わないが、今は前向きに捉えて歩んでいけるつもりでいる。
そんな心の内にも、思い出せば懐かしいと思える出来事はあるものなのだ。
それは怠惰ではない。停滞ではない。足を止めるつもりはない。
だがふと、自分が確かな温もりに触れていたことを想い出す、そういうこともある。ただ、それだけのことだ。
「……ごちそうさま」
「ごちそうさまでした」
ほぼ同時に食べ終わった刀と英二は、なんとなく笑いあった。
「美味しかったね……御剣君、今日は助けてくれてありがとう」
「いや、偶然通りがかっただけだしな……それに、一人ではたどり着けたかわからないし……」
「はは、そうかもしれないね。でも、こうして一緒に食べることができて良かったよ」
代金を置いて立ち上がった英二は、満面の笑顔を浮かべていた。
「やっぱりさ、誰かと食べるのがイチバン美味しいでしょ?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月13日
参加申し込みの期限
2018年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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