this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
6月の☆ハッピーバースデー
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
【ベーコンレタス?】
響 蒼留人
。
高杉 かよう
。
マーガレット・ライカー
。なんだかんだで仲良しな、いつもの三人組であります。
その日、蒼留人とかようは連れ立って出かけ、マーガレットが住む星ヶ丘寮へと向かっておりました。
「星ヶ丘寮か。行くのは初めてだな」
「おう、俺もだ。これで金持ちの家は壁も天井も金でできてる説、ベッドには天蓋があって祭壇みたいなカーテンがついてる説。それに風呂は金の猫足付き説に、トイレも下着も金色説まで検証できるな。こいつは楽しみだぜ!」
なにやら妄想たくましいかように、蒼留人はため息をひとつ。
「妙な真似はするなよ、高杉」
「分かってるって。検証するだけだから」
もひとつため息、はふう。
こんな調子のふたりがいったいなにをしに、イマイチ場違い感は否めない星ヶ丘寮なぞへ行くのかと言いますと。
なにを隠そう6月は、マーガレットの誕生日! アーンド、かようの誕生日! 仲良し三人組は、ついでだからまとめてお誕生会でもするか? てなことに決めたのでした。
ちなみに蒼留人は当初のところ、ファミレスでふたりに昼食をオゴってやるくらいの、軽い感じを考えておりましたけれど……星ヶ丘寮が見たい! こんな機会はめったにないぜ! とマーガレットのお部屋での誕生会開催を強硬に主張したのはもちろん、かようでありました。
そんなわけで星ヶ丘に向かいつつ。ふたりはその途中、マーガレットへのプレゼントを買っていくことにしました。
かようは腕組み、うーんと首をひねりつつ、
「マガレへのプレゼントか。さすがに、俺には金製品は買えんしなぁ」
「金はさておき、あいつ金持ちだからな。なんでも持ってるだろうし、安物じゃ悪いかな……?」
「あ、誕生石って聞いたことあるな。持つと幸せになるってやつ。6月の誕生石ってなんだ?」
スマホでぺもぺも、調べてみますと、
「真珠? あれ石か? ホントに? つーかどっちにしろ高いよな」
「宝石とかは俺たちには無理だろう。もっと現実的なところでだな」
「あ、名前から攻めるのもアリだな。同じ名前の物を持ってるといいことがあるって聞いた気がする。マガレだから……マーガリン!」
「あいつの名前はマーガレットだろ。マーガレットの花束はどうだ?」
「なるほど、金色のマーガレットだな!」
「なんで金にこだわる……」
あーだこーだ。けんけんがくがく。
一見無駄なプレゼント会議を経て、結局蒼留人はマーガレット柄の可愛らしいハンカチを選び、かようは、
「え? 金色のマーガレットってないの? ここ花屋だろ?」
フツーの花屋さんにひとしきり無茶ぶりをした末に、マリーゴールドとマーガレットのオシャレな花束をゲット。
「よし、作戦準備完了だ。いくぜ響」
「妙な真似はするなよ、高杉。頼むから」
「分かってるって!」
ふたりは意気揚々……なのはおひとりだけかもしれませんけれど、ともかくあらためて星ヶ丘寮へと向かいました。
壁も天井も金ではありませんでしたけれど、星ヶ丘寮がどこもかしこもゴージャスなことに変わりはありません。
「いらっしゃい、高杉君に響君。くつろいでいってくださいね」
にっこり笑顔で出迎えたマーガレットはもちろん慎ましやかなお嬢さまであるので(少なくとも表向きは)、ギラギラびかびかな金色のドレスを身にまとうでもなく、ごくフツーの格好で現れました。といっても、一般ピーポーなかようと響にはじゅうぶん、星ヶ丘的装いではありましたけれど。
「マガレ、お招きありがとう。これが星ヶ丘寮か、いい部屋だな。部屋っていうか家だよなもうこれ」
「ようマガレ! お邪魔するぜ。よし響、さっそく作戦開始といくか。俺がマガレの部屋やら寝室やら調べるから、お前は足止めを頼んだぞ」
「イヤだよ、なに言ってんだ」
「えっ? イヤなの……? なんで? お前、金持ちの金ピカ事情を知りたくないのかよ?」
「知りたくない」
「マジで? なんで?」
「高杉君。私に全部聞こえていたら、作戦の意味が無いのでは?」
とかなんとか、いつもの三人組なやりとりをまずは一発。
ちなみにお誕生会といっても、参加者はマーガレットとかよう、蒼留人の三人のみで、豪華なゲストも来賓もありません。
というかマーガレットの場合、おウチでもっと星ヶ丘っぽいゴージャス誕生日会を設けてくれるはずなので、彼女的に今回のメインは、どちらかというとかようを祝うことだったりします。
「まあ私としては、男の子同士の誕生日パーティーというものに興味があったりしますけれど」
「ん? なんか言ったかマガレ」
「いえいえなにも」
マーガレット腐嬢様は謙虚なお人柄であるので、自分のシュミを声高に主張したりはしません。心へ秘めながらにして楽しむのみです。
ともすればお部屋探検に向かおうとするかようを押し留めつつ、蒼留人はマーガレットへ、プレゼントを贈ります。
「大したものじゃないが。受け取ってくれ」
「まあ、可愛らしいハンカチ。ありがとうございます、大切に使わせていただきますね」
「それと……これは、俺の姉からだ。本らしいが、たぶんロクな本じゃないから、気に入らなきゃ捨ててくれ」
「?」
蒼留人のお姉さまと言えば、マーガレットとはいわば同好の士といったところ。いったいいかなる本なのか、マーガレットはすぐにもピンと来まして。
「……ありがとうございます。後で読ませていただきますね」
「ああ、ぜひそうしてくれ」
蒼留人としても、目の前でアレでソレな本を広げられるのはご勘弁、といったところでありましょう。
本日の主賓はもうひとり、かようもまた6月に誕生日を迎えます。
「高杉。俺からはこれをやる。まあ使ってくれ」
「おっ! 『ニャハローズス』のキーホルダーじゃないか。よく俺が好きだって知ってたな。サンキュー!」
蒼留人からかようへは、彼が大ファンだという野球チームのマスコットのフィギュア付きキーホルダー。マーガレットへ渡したハンカチ同様にちょっとした品物ではありますけれど、かようは大いに気に入ったようです。
かようとマーガレットは、いわばプレゼント交換の形となりました。これはこれで楽しいものです。
「あら、綺麗な花束。マーガレットとマリーゴールドですか? 私に合わせてくれたんですね」
「金色のマーガレットが良かったんだけど、無いっていうからさ。ダメだなーあそこの花屋は」
「なぜに金色……? 私からは、こちらを」
マーガレットがかように贈ったのは、ピッチャーグローブです。彼女は野球に明るくありませんけれど、スポーツ用品店でお店の人に選んでもらった、プロも愛用する一級品とのこと。手触りもよく、なかなかの逸品だと素人目にも分かります。
「おーっ、これいい革使ってんなー。俺でも分かるくらいのいいグラブだ。ありがとう、大事に使わせてもらうぜ。マガレ、誕生日おめでとう!」
「こちらこそ。お誕生日おめでとうございます、高杉君」
お互いお祝いの言葉を贈り合うふたりに、蒼留人はと言いますと、ちょっぴり疎外感を味わいつつも。
「ふたりとも、誕生日おめでとう。ま、これからもよろしくな」
なにかと苦労することも多い友人たちではありますけれど、これからだってやっぱり、三人組。変わらない付き合いでいられたら、と願う蒼留人でありました。
なおちなみに。
(俺の誕生日は3月だから、なにかと忙しくて忘れられがちなんだよな……ま、当てにしないで待っとくか)
その後はマーガレットの計らいで、いかにも星ヶ丘チックなゴージャスごはんをいただいた後に。
「ふう、食った食った。美味かったー。よし! メシも食ったし、そろそろマガレの寝室に潜入……」
「お前、女子の部屋をナチュラルに覗こうとするなよ……」
「高杉君、部屋を見て回るのはいいですけど、寝室には入らないでくださいね?」
「えっ? ダメなの? なんで?」
腐嬢さまのお部屋には、健康的な男子たちには見せられない秘密がいっぱいですもので。つーか普通に覗いちゃダメでしょう!
「かくしてマガレんちの金探しは困難になったのであった。ガーン」
「そんなもんは無いから安心しろ。まったく……」
「まあまあ。ほら、おふたりとも、デザートを召し上がれ」
「「うおっ、うまそー!」」
フルーツ盛り合わせなど仲良くパクつき始めた男子二名の姿を、マーガレットが内心ムフフとほくそ笑みつつ眺めていようとは、当の本人たちも気付くことはなかったということです。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
6月の☆ハッピーバースデー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月04日
参加申し込みの期限
2018年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!