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仮のちぎりを いかで結ばん
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「多くの意見を傾聴するため、以下のルールを提案します。
ひとつ、各案ごとの代表者を決め、順番に発言する。
ふたつ、代表者は自説が理解されたと思うまで話を続けてよいこととする。
みっつ、代表者が話している最中、他の人は話をさえぎってはいけない。
よっつ、理解を示すため、聴衆は自分が指示する代表者の発言を補足してもよい。
いかがでしょう。まずは心を同じくする方同士で熟議なさってから、本会議を始める形とします」
「おう、それでいい」
「わかりました。森君の案に賛成します」
幾通りかの異なる主張を持つ生徒たちはいくつかのグループに自然と分かれ、ちょっとした席替え大会が始まる。人数の分布をざっと目で確認して、
八神 修
は猫鳴館住人がとりわけ多いことに気がついた。
(多数決で行けば、あの寮で保護する結果になるな……)
寮での保護。善意から生まれる提案だとはわかっていても、修はそれを認めるわけにはいかないのだ。
生物部部長の
屋敷野 梢
のもとには、部員の
神野 美野梨
、
桜井 ラッセル
が集まった。注目の印にぴっとまっすぐ高く、梢の手が挙げられた。二つの三つ編みが一緒に踊る。
「はーい! 部長権限で発言します! 部の飼育小屋の開きスペースを仮飼育場所として提供しまーす」
「生物部員として、放っておけないわね。屋敷野さんの意見通り、飼育小屋に移すのに賛成です」
美野梨はすぐさまその意見に賛成する。飼育小屋は学内設備の一部であるゆえに、タイムリミットの軽減には影響を及ぼすことができない。それでも、用務員室よりは自然に近いし、ちぎりのためにもよいはずだった。
「世話をしながら一週間だけでもしっかり観察して、細かい変化を記録していければと思うわ」
研究対象としても興味深い、議題の中心たる子ガラスを美野梨はちらちらと見る。ちぎりは誰かを注視しているようだった。視線の先には
氷雨 潤一
がいる。潤一もまた、慈愛に満ちたまなざしをちぎりに送っていた。
(そっか。氷雨先輩は、ちぎりの心を知ることができるんだものね。生物部としては保護を推すけど……ちぎりにはっきりした意志があるなら、尊重したいな。あの子は何を望んでいるのかしら)
ちぎりを見る潤一の目は本当に優しくて、そして少し悲しげで。
(先輩は、ひょっとしたら自分とちぎりを重ねているのかもしれないわ。保護とか、飼育とか、いい気分はしないかもしれない)
賛成したはずだし、観察や研究といったキーワードには心躍る。けれど、美野梨は心の隅っこに小さなもやもやを抱えていると実感する。
鳥のこととなれば黙ってはいられないはずのラッセルも言葉少なだった。出会ってからこの方、バケツに入っている姿しか知らないちぎりに大しては、不憫な弟分のような気持ちさえして来ていた。彼には保護の場所よりも、治療、あるいはリハビリの方法の方が大きな関心事となっている。ラッセルはちらりと他の集団を見やる。猫鳴館チームにいる
雨崎 荒太郎
の姿が目に入った。
(そうだ。雨崎と俺のろっこんで、ちぎりに飛ぶレッスンをしてやれたらな)
その
雨崎 荒太郎
は猫鳴館衆の中でちぎりの当館への保護と、リハビリの必要性について説いていた。
「九夜山で飛ぶ練習をさせてやりたいんだよー。学校からも山は近いし、カラスは目立たないから大丈夫だよね。最高の隠れ家! 地下温泉だってあるし、餌は鶏のでいいんじゃないかなー?」
ふうむ、と
邪衣 士
は首をひねる。
「悪くはない。だが、穴の中だし鳥に長居させていい場所じゃないだろう」
「でもさ、寮に置くのはいいよねー? アクの強い連中ばっかだけど、動物をいじめたり食べたりはしないんだからさー」
(やべぇ……神魂狙うなら食うのもありか、と考えてたぞ。俺)
心の内を見透かされたかのような発言に内心ぎょっとしつつ、士は寮仲間の葵に話を振る。
「み、三ヶ島は、どうなんだ」
「私ー? 中立の立場で事態を見届けたいのでノーコメントだねー」
にやにやしながらそう返すと、すっとその場を離れて行く。
三ヶ島 葵
は窓際に移動して、話し合いの様子を一歩はなれたところから観察し始めた。開いたスペースには
真辺 伸幸
がさりげなく納まる。聞き役に徹するつもりのようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月25日
参加申し込みの期限
2013年08月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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