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●再会、そして――
辺りをぐるりと見渡して、
桜庭 円
は赤の双眸を煌めかせた。
「懐かしいなぁ。まずはきゅーちゃんを探してみよっか。……《管理人》さーん!」
呼べばすぐに、『はい、何でしょうか』と声が返る。
「あのさ、吸血コウモリの集まる場所って知ってる? きゅーちゃんって子がいるんだけど」
『きゅーちゃん、という個体は把握しておりません。ですが、吸血コウモリの多い場所なら……』
というわけで、円は、吸血コウモリが多く生息しているという場所へと。
進むにつれ、コウモリ達の餌にもなる毛虫達が足元に増えていくのを踏まないように気を付けながら、
(あの、つぶらな瞳が可愛いんだけど、顔で区別つかないかなぁ?)
なんて、きゅーちゃんの顔を思い出していた。しかし。
「って、思った以上にコウモリだらけだね!!」
辿り着いた場所は、周囲が餌場になっているせいか、コウモリ達の姿も驚くほど多い。
「み、見つけられるかな……?」
と、円が呟いた、その時だ。
『ま、ど、かー!!』
声がして、ぴゅんっと飛んできたのは、1匹のコウモリだった。
自分の周りをくるくると飛ぶコウモリの姿に、円の瞳もぱっと輝く。
「きゅーちゃん! 元気してた?」
『うん、元気! 円は、元気? 円、救世主様になったんだよね?』
「そうそう。きゅーちゃん達の食べ物がそんなに充実してないみたいだし、そこ中心にやってみようかなって」
『僕達のご飯!?』
はしゃぐきゅーちゃんを前に、「見ててね」と、円は手のひらの中の金のタネに願った。
渇いた大地に芽が出る、それはあっという間にすくすくと育ち、
「……まあ、こんな感じかな?」
円達の目の前で、立派な樹になり、真っ赤な実を実らせた。
『この実、美味しそうな匂いがする!』
「ふっふっふー。血の味がする液体を含んでるんだよ! しかも、小川の毒から悪影響も受けない!」
『おおー!』
「食べて飲んでもいいし、地面の栄養にしてもいい! どうだ、きゅーちゃん!」
『円、すごい!』
「えっへん! 葉っぱも食べられるから毛虫くん達も助かるだろうし、何とかなるんじゃないかなーってね」
どやっ! と胸を張ったあとで、円は「それから」ときゅーちゃんに向き直った。
「金のタネは、もう一つあるんだよね」
『それは、どうするの?』
「んっと……きゅーちゃん達、別の姿になりたいとかある?」
――希望するなら、羽のある人形というか羽のある人の姿になってみる? とか思ったんだけど。
円の言葉を耳に、きゅーちゃんは、円の目をじぃと覗き込む。
『円、僕らにはその話、難しいよ』
「だよねぇ。エゴっぽいかなぁとは思ったんだよね。……ただ」
『ただ?』
「道具が使いやすい方が、君達の世界を住みやすく出来るんじゃないかなって思って」
性質そのものは弄れなくとも、外見が変われば、例えば、手の具合等は変わるだろう。
「まあでも、今の姿でも十分可愛いもんね」
と、円は、何やら考え込むきゅーちゃんを胸元に抱き締めた。
『苦しい! 苦しいよ、円!』
「あ、ごめんごめん」
『けほけほ……あのね、円』
息を整えてから、きゅーちゃんが真面目な調子で口を開く。
『円がそれがいいって思うんなら、僕、姿が変わるのもいいと思うんだ』
「え? 本当に?」
『うん。だって、円は救世主様だし、僕達の為にそれをしてくれるんでしょ?』
ありがとう、ときゅーちゃんは言った。
だから円は、頷いて、最後の質問をする。
「じゃあ、強いて言うなら君達はどんな姿になりたいかな? どうしたい?」
『僕は、円に決めてほしいな。皆も、救世主様が決めることに、異論はないと思う』
きゅーちゃんの言葉ににこりとして、円は、最後の金のタネに願いを込めた。
見る間に、きゅーちゃんが、コウモリの羽を生やした、着せ替え人形サイズの人型に変じる。
周りの他のコウモリ達も、(羽がコウモリのものである以外は)妖精に近い姿に変化していた。
恐らく、他の場所でも同じ現象が生じているのだろう。
「さっきの植物、しっかり育ててやってね。種はちゃんと植えてあげて、お水をあげて」
わかった、ときゅーちゃんが笑う。
姿が変わってもなお、きゅーちゃんの目はつぶらで愛らしかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月08日
参加申し込みの期限
2018年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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