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●世界樹の下に命は集いて
状況を理解した
御巫 時子
は、《管理人》にこう問いかけた。
「管理人さんは、この世界について望むことはありますか?」
『望むのは、この世界が滅びてしまわないこと、それだけです』
「なら、頑張らなくてはいけませんね……」
かくして時子は、この世界に生きる存在達への聞き込みを開始した。
しゃがみ込んで、石や草に、そっと話しかける。
「貴方の望む世界はどんな世界ですか?」
『このまま、長く、長く存在していたい。何にも邪魔されずに』
と、石達は歌い、
『食べられるのは仕方がないけど、食べ尽くされずに種(しゅ)として生き続けたいよね』
と、草達は神妙に言った。
彼らに「ありがとうございます」と微笑みかけて、時子は、世界樹の元へと向かったのだった。
「……あら?」
世界樹の根元には、先客がいた。
八神 修
と、そして、
「ああ、こっちの皆は《アーシアン》だよ」
「《アーシアン》さん、ですか。よろしくお願いしますね」
よろしく、よろしく、と、《アーシアン》達がさざめく。
彼らへと微笑を向けたあとで、時子は、金のタネに願いを込めた。
『こんにちは、世界樹さん』
『こんにちは、救世主のお嬢さん。私に、何か御用ですか?』
『幾つか、お聞きしたいことが。もしかして、毛虫さんもコウモリさんも金のタネで生まれたんですか?』
時子の問いに、世界樹は『いいえ』と応じる。
『彼らは私が生み出しましたが、金のタネは、この世界の復興の為に特別に創り出したものですから』
『そうでしたか。なら、そう。私に、クローネさんとの思い出を聞かせてもらえませんか?』
『彼女との……』
『例えば、初めて会った時の事とか』
少し考え込んだあとで、世界樹はゆっくりと語った。
『……初めて会った時。私は彼女を、この世界の正統な主と認めました』
――彼女はこの世界のそのままの姿を愛しませんでしたが、私は、彼女を愛した。
世界樹の言葉を耳に、時子は、その幹に額を当て、手のひらで優しく撫でる。
『私は、この世界が好きですよ。苺の世界も含めて……』
『……私もです。あの世界は、彼女が愛した世界でしたから』
『世界樹さんは、どんな世界を望みますか? 全てを見てきて、何を思います?』
『……私が望むのは、彼女がいたこの世界がなくなってしまわないこと。形は、何でもいいのです』
わかりました、と、幹から身を離して時子は笑んだ。
そして、「そうだ」と、閃きに瞳を煌めかせる。
「世界樹さんの周りに、美味しい実を沢山つける樹を生みましょう」
「おや、それはいいね」
修の言葉に、こく、と時子は頷いた。
そうして、時子は、最後の金のタネに願う。
(この世界の方々がどなたでも食べれる、不思議な実がなる樹を)
渇いた大地に若い芽が続々生まれ、見る間にそれは、ほっそりと若々しい樹へと成長した。
『世界樹さん、この樹には、次々に果実が実ります。それを食べた生き物が、タネを運んで……』
やがて、緑と幸福な実りは、世界中に広がっていく――。
(そう。奪いあうことも無く、分け隔てなく皆の元へ)
若い樹には、既に、林檎の形をした実がなっている。
時子はそれを優しくもいで、口に運んだ。
実は、桃のように柔らかく、苺のように甘くてほんのりと酸っぱかった。
一口食べるだけで、幸せな気持ちになるような、そんな味。
樹の成長を見守っていた《アーシアン》達も、嬉しそうに実へと手を伸ばす。
実を1個食べ切って、時子は、ふふ、と笑った。
『一個でお腹いっぱいになります。美味しいですね』
クローネさんにも食べて欲しいですね、との時子の言葉に、
『そう……そう、ですね』
と、世界樹は、懐かしむように、しみじみとした声で応じた。
「――さて」
修が、晴れた声音で言う。
「少し、周りを見てこようかな。もう、様子が変わっているかもしれない」
幾人かの《アーシアン》も、歩き出した修に続いた。
さわ、と、葉と葉のこすれる音が辺りに微かに響く。
祝福のようなあたたかな音だと、世界樹の傍らで、時子はふっと口元を綻ばせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月08日
参加申し込みの期限
2018年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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