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メリーさんのホラハウス、なの
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被っていたとんがり帽子の位置を正す。少し曲がっていた鍔を指で直した。
魔女然とした少女はスキップを再開した。
「どきどきの夏を演出なの。今なら無料で楽しめるの」
「こんにちはなのですー」
少女の真後ろから声を掛けたのは
ゼロ・シーアールシー
であった。異国の幼い姫を思わせる純白のドレスを身に纏っていた。
「どこの国の幽霊なの」
「幽霊ではないのですー。ゼロなのですー。お名前を教えて欲しいのですー」
「あたしはメリーさん。かわいい魔女っ娘でホラハウスを宣伝してるの」
「ホラハウスに興味があるのですー。ゼロと一緒に遊びましょうなのですー」
ゼロがメリーさんの手をやんわりと握る。その状態でウェーブした銀色の長い髪を弾ませた。
「息抜きで案内してあげるの」
メリーさんは手を握り返す。二人は手を繋いで洋館の中へと入っていった。
山頂は尖っていた。槍の穂先を思わせる。
ゼロは斜面から頂を眺めた。
「山なのですー。とても高いのですー」
「下に雲があるの。ソフトクリームみたいで美味しそうなの」
メリーさんは前のめりで見詰めていた。横に並んだゼロはくるりと回って背中を見せる。桃色のバックパックを背負っていた。
「山登りの格好なのですー。ゼロと一緒に山を登るのですー」
「たまに歩くと楽しいの」
二人は山頂を目指した。
ゼロはふわふわとした足取りで登る。
メリーさんはスキップで邪魔な石を乗り越えた。
隣にいたゼロが話し掛ける。
「メリーさんはスキップが好きなのですー?」
「今日は何となく、はしゃぎたい気分なの」
スキップの最中、真顔で答えた。
「好きで思ったのですー。メリーさんは好きな人とかいるのですー?」
「奢ってくれる人はみんな好きなの」
メリーさんは片方の口角を吊り上げる。
「とても悪そうな顔なのですー。でも、とてもかわいらしいのですー」
親愛の情を示すかのようにゼロは抱き付いた。メリーさんは相手の肩に顎を載せる。腰を落とし、両手でドレスの腰の辺りを掴んだ。
「はっきょーい、残った残ったなの」
「何か違うのですー。ゼロの命がピンチなのですー」
二人は縺れ合う。山の斜面で激しいチークダンスを踊った。
ふいにメリーさんの動きが止まった。自らの頬を摩る。
「ぷちゅっとしたの」
「唇が触れたのですー」
「お返しなの」
メリーさんは唇を尖らせた。ゼロの頬に押し付ける。
「チューされたのですー」
「チューしてやったの」
二人は手を繋いだ。
「チューされたのですー」
「チューしてやったの」
歌うように繰り返す。二人は繋いだ手を振りながら斜面を登っていった。
「山登りは思っていたよりも大変なのですー」
微笑みの中、ゼロは口にした。
「もう着いたの」
メリーさんは素っ気なく答えた。
数歩を歩いて二人は山頂に到達した。手を繋いだ状態で両手を何度も挙げた。
「バンザイなのですー」
「バンザイよりもゼンザイが食べたいの」
「一緒にごはんを食べるのですー」
ゼロは背負っていたバックパックを下ろした。メリーさんは身を寄せて中を覗き込む。
「バナナがあったのですー。メリーさんにあげるのですー」
「ありがとうなの。美味しくいただくの」
メリーさんは素早くバナナの皮を剥いた。露わになった先端を口に含む。反り返った部分まで口の中に押し込み、そっと噛み切った。
見ていたゼロが顔を近づける。
「大人の食べ方なのですー」
「ナイスバディーは一味違うの」
「ゼロも食べるのですー。水筒があるのですー。紙コップもあるのですー」
近くの平らな石がテーブルとなった。ゼロは取り出した物を並べていく。紙の皿には焼き菓子とドライフルーツが盛られた。
二人は仲よく分け合った。
「甘くて美味しいのですー」
「悪くない味なの」
「ショートケーキもあるのですー」
二人は楽しい時を過ごした。
帰りは一瞬であった。メリーさんの瞬間移動で戻ってきた。
「今日は楽しかったのですー。またねーなのですー」
ゼロは柔らかい表情で手を振る。ふわふわとした足取りで歩いていく。
「また、なの」
澄ました顔でメリーさんは小さく手を振った。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月14日
参加申し込みの期限
2018年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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