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【賑やかな三人】
来島 アカリ
は眠たそうに、ふわぁとかわいらしいあくびをひとつ。
「うー……ねむ」
「うん、今朝はなんだかんだで、朝食も抜いちゃったね」
「しょーがないでしょ、先輩のせいであんま寝れなかったんだから……ふぁぁ。あふ」
お隣を歩くのは、
ロベルト・エメリヤノフ
。いろいろあって、今はアカリの家で寝泊まりしています。
はてさて、いったいふたりはなぜ、なにをして夜更かしをしてしまったんでしょうね? なんて聞くのは、野暮というもの。まあきっとふたりして、テレビにでも夢中になっていたのでしょう。ええ、きっとそうです。
そんな眠気に苛まれながらの登校中、きゅう、と鳴ったこれまたかわいいお腹の音に、アカリは切なげにつぶやきます。
「むー……おなかへった……」
「あはは、僕も。っと、そうだ!」
ふと、ロベルトがかばんから取り出したのは、一枚のチラシです。
「理事長にもらったんだ。100円朝食だって」
「へえ……! 学食でそんなのやってるんですね」
なにしろすきっ腹なおふたりです。チラシにも載っているいかにも美味しそうな朝ごはんを、たった100円でいただけるなんて!
思わずふにゃっと笑顔を浮かべながら校門をくぐり、今日はそれぞれ別の教室へ真っすぐに向かうことなく、並んで学食へ。今朝は隣の先輩ともう少しだけ長くいられて、嬉しいかも……なんてのはもちろん、アカリは顔に出しません。
学食に足を踏み入れると、そこはすでに学生たちでわいわいと賑わいごった返していて、大盛況です。
さっそくメニューを選ぼうとカウンターの前へ立つと、ずらり並んだ献立たちが一度に目に入り、なんとも壮観であります。
「どれどれ。うわぁ、けっこう種類があるんだね! アカリはなんにする?」
「むー。どれがいーかな……」
なんてひとしきり悩んでから、それぞれにメニューをチョイス。
ふたりとも、ごはんは白米、主菜にはサバの味噌煮を選びました。ロベルトはそこに焼きのりを乗せ、ほうれん草のゴマ和えときのこのお味噌汁を、アカリは納豆と小松菜のおひたし、しじみのお味噌汁を添えました。見た目にも彩り鮮やかな、素敵な和食御膳の完成です!
空いた席を探しつつ、ロベルトはアカリのトレイをひょいと覗きこみ、
「へえ、なんか意外……」
「? なにがですか」
「いや、アカリも和食系でまとめたんだね。いつも朝に作ってくれる感じとはずいぶん違うなーって思って。ほら、いつもおしゃれなのを作ってくれるじゃない?」
そんなことを言った途端に。アカリはむー、と眉を寄せて、唇をとがらせて言いました。
「……別に。そんなの、先輩に関係ないでしょ」
「ええっ!? あ、アカリが冷たい……」
しゅん、としょげしまったロベルト。
アカリの反応は実のところ、照れ隠しでして。本当は彼が喜ぶだろうと思って……そして多分に個人的な見栄もあって、毎朝洋風のオッシャレー! な朝ごはんを用意してたりするのでした。自分だけの時は手を抜いちゃったり、こうして和食を選ぶことも多いのです。
「しょんぼり」
「もー。そんなことで落ち込まないでくださいよ、俺が悪いことしたみたいじゃないですか……」
肩を落としたロベルトに、ちくりと罪悪感。睡眠不足がたたってうっかり冷たい態度を取ってしまったのを後悔したところで、
「あ」
「うん? どうかしたのかい……あっ」
空席といっしょに、ふたりは共通の友人が浮かべた、にんまり笑顔を見つけました。
「んふふっ」
軽快におはしを進めていますのは、
胡乱路 秘子
です。今ではすっかり学生としての姿も定着した彼女は、のり佃煮をのっけた玄米ごはんをぱくぱく口へ運び、お友だちの言葉に耳を傾けています。そうしている時間が、今の彼女にとってはとても幸せなことなのでしょう。
「しかしまあ、秘子の体力の無さは深刻だからね。朝食を取るために早起きをして学校へ通うのは、健康にも良いだろう。体力作りにもなるかもね」
「んふふ、耳がイタイです」
ご友人、
旅鴉 月詠
はすっかり食べ終えて、ちょうど立ち上がったところです。これから授業が始まるまで、中庭でスケッチでもするつもりなのだとか。
「食費も浮くし、100円朝食の期間中は大いに利用するといい。それではね、秘子」
「ええ、ごきげんよう旅鴉さん……あ! あとでスケッチ、また見せてくださいね?」
ロベルトとアカリがやってきたのは、月詠がひらりと手を振り去っていった、その直後のことでした。
「おはよう胡乱路! 君も食べに来てたんだね」
「おはようございます……胡乱路先輩」
「まあ♪ おはようございます、エメリヤノフさん、来島さん」
にた~、と笑みを浮かべた秘子は、向かいの空席に並んで腰かけたおふたりをなんだか嬉しそうに眺めつつ、ごはんをひょいぱくひょいぱく。
「朝からおふたりの仲睦まじいお姿を拝見できるなんて、ごはんが進みますね。んふふふふ♪」
「またなにかヘンな知識が増えてない? 胡乱路」
いまだにどこか浮世離れしたところのある彼女を、なにかと気にかけているロベルト。思わず苦笑いしつつも……アカリといっしょに、いただきます!
さっそく揃ってさばの味噌煮をぱくり、と口へ放り込むと、
「! これは美味しいね! ね、アカリ、美味しいね」
「そうですね。朝から元気が出そう……」
顔を見合わせて、ロベルトはにっこり! むっすりしていたアカリもついつい頬を緩ませて、ぱあっと瞳を輝かせました。
「おー、このしめじとえのきの歯ごたえがまた……胡乱路はなにを選んだんだい?」
「わたくしはハンバーグと目玉焼きのセットに、マカロニサラダ、ニラとたまごのお味噌汁です。んふふ、少しでも体力をつけなくっちゃ! と思いまして」
「……そういえば。胡乱路先輩って、普段どんなもの食べてるんですか?」
アカリのなにげない質問でしたけれど。秘子はこてんと首を傾けて、
「そうですね。普段は、お店でいただくことが多いです。牛丼とか」
「「牛丼」」
イマイチそんな姿が想像できなくて、ロベルトとアカリはもんもんもん。
「でもこのところは、アルバイトが忙しくって。お仕事を終えて帰ってきたら、疲れてそのままぐっすり寝てしまうこともあるんです」
「ええっ、そのまま朝までってこと? そんなのダメだよ!」
ちょっぴり語気を強めたロベルトに、秘子はきょとん。ただでさえ痩せぎすな彼女ですから、ごはんくらいはきちんと食べてもらわないと、ロベルトとしては心配でたまりません。
アカリもむーっと眉を寄せて、
「ちゃんと食べないと、身体に悪いですよ……?」
「そうですね。んふふ、心配してくださって嬉しいです。ありがとうございます♪ 今度から気をつけますね」
にっこり……ではなくにたりと笑う秘子に、アカリは、大丈夫かな……? と思いつつ、しゃきしゃきほうれん草のゴマあえを頬張りました。
「ふふ。胡乱路、アルバイトに夢中みたいだね」
いつも彼女を見守っているロベルトのこと。秘子がそんなふうに楽しそうにしているのは、彼自身も嬉しいのかもしれません。
「仕事は順調かい? 楽しい?」
ロベルトが尋ねると、秘子はこくんと大きくうなずいて、
「ええ、とっても! やりがいのあるお仕事です。時折、思ってもみなかったお客さまがいらっしゃることもありますし……ね、来島さん? んふふ☆」
「……!? ちょっ、胡乱路先輩、
あの時
のことは……!」
悪戯っぽく言った秘子の言葉に、なにやらアカリがぽわっと頬を朱色に染めて、両手をぱたぱたぱた。
実は少し前、アカリはひょんなことから、秘子がバイト中の女性下着ショップに入り込んでしまい、あわあわてれてれ、ひと悶着があったりしたのでした。
さらに彼女は、ロベルトへのホワイトデーのお返しを探していたアカリのために、プレゼント探しを手伝ってくれたりと、その日はいつになく親切……であったのですけれど。
「わたくし、てっきり。来島さんは、わたくしのアルバイトで扱う商品にご興味がおありなのかと」
「そ、そんなわけないでしょ! もー……!」
「そうですか? きっと、とってもとってもお似合いですのに。わたくし、張り切ってオススメいたしますのに……ああ、来島さんのあんな姿やこんな姿! 想像すると、胸が熱くなってしまいます。ねえ、エメリヤノフさん、そう思いませんか?」
「ええー、なになに? ふたりだけでズルイよ、僕にも教えてよー!」
「実はですね……」
「だ、だ、ダメーーー!!」
なんて三人は騒がしく、そして楽しく、朝のひと時を過ごしたのでした。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月09日
参加申し込みの期限
2018年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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