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【みんなで食べよう!】
「俺、よく朝抜いちゃうんすよねー」
という
紗雪 幽
の言葉が、典型的な現代っ子の代弁といったところかもしれません。
幽は食べる前にパシャリとメニューを撮影して、
「実家にいた時は毎朝食べてたんすけどねー。自分でとなると、作るのも面倒だし。お金もかかるし。朝と昼、いっしょに済ましちゃったほうがラクなんすよね」
「ふむふむ、なるほどー」
メモメモしている
椿 美咲紀
ににかっと笑って、まずは小松菜のおひたしをぱくりと口へ放り込みました。
「おー、美味いじゃんー! ってか、もちろん朝メシ食べたくない、ってわけじゃないんすよね。だから100円でこれが食べられるなら、すっごいありがたいっす」
という幽が選んだのは、玄米、サバの味噌煮、おひたしになめこと豆腐のお味噌汁。彼いわく、これがザ・日本人の朝食! といったところだそうです。
おはしでほろほろとくずれるサバの身を嬉しそうに頬張りつつ。幽がお隣を覗いてみますと、
羽生 碧南
が豚肉のしょうが焼きをおかずに、猛然とたまごのふりかけごはんをかきこんでいるところです。はふはふもぐもぐ、そのお顔からはなんとも幸せ感があふれ出しておりました。
「豚肉としょうがって最強のコンビよね! テンション上がっちゃう。それにこの小松菜のおひたしの食感や瑞々しさも抜群だし、しめじとえのきのお味噌汁も……」
ぱくり、ずずずず。もぐもぐもぐ。ごっくん!
「ぷはー! このシャキシャキ感がたまんないわよね、美味しい! これ全部合わせて100円だなんて、無理しすぎじゃない!?」
「そ、そうですね……」
あんまりにもイイ食べっぷりに、ちょっぴりぽかんとしてしまっていた
岡瀬 結華
も、それには同意です。
確かに目の前に広げられたメニューはとってもゴージャスで、ふつうならとても100円で食べられるようなものには見えません。
うむっ、とうなずいて、教頭先生も言いました。
「だからこそ、期間限定なのだ。単純に魅力的なメニューというだけでなく、きちんと朝食を取りその日の活力を生み出すことの大切さを君たちに学んでほしい、というのが目的のひとつでもある」
「あ~、そっかぁ。これ期間限定なんっすねえ」
しみじみと漏らしつつ、幽はお味噌汁をごくり。その間も碧南のハイペースは止まらず、
「どれも美味しい~。あ、ごはん無くなっちゃった。おかわりもらってこようっと」
「す、すごい食欲ですね……でも確かに、本当に美味しいです。まるで良い旅館で食べる朝ごはんみたい」
こんなとき、結華が思うことはひとつです。
「パパとママにも、味わってもらいたいくらい……あっ」
「あ~、それわかるっす! こんなに美味いと、誰かに教えたくなるっすよね~」
パパママ好きが思わず口をついて出てしまい、結華はほんのり頬を赤くしましたけれど、誰かとこの美味しさを共有したい! という気持ちは、幽もいっしょのようです。
おかずはすっかり綺麗に平らげてしまって、ふりかけごはんもごはん粒ひとつ残さずぺろりと食べ終えた碧南は、すっくと立ちあがります。きりり、と眉を吊り上げますと、
「このメニューが100円だなんて、信じられないくらいの味とボリューム……でも!」
「でも?」
目をしぱしぱまたたいた美咲紀に、碧南は力強く言ったのでした。
「まだ食べ足りない! もう100円、行ってきます!」
教頭先生も思わず目を剥いて驚いたということです。
そんなわけで、碧南がおかわりの玄米にのり佃煮トッピング、白身魚のフライにポテトサラダ、なめこのお味噌汁を怒涛のイキオイで完食した頃。
「ごちそうさまでした! 満足まんぞくー!」
「そ、そんなに食べて大丈夫なのです?」
「放課後もハードな練習が待ってるからね。無問題!」
心配そうな美咲紀にも、碧南はけろりとして言ったものです。
「なるほど。部活やってる人らにも、これはありがたいっすよね~……」
ふーむ、と幽はなにやら思案顔。なにか思いついたらしく、教頭先生へ言いました。
「先生! これ、評判良かったら、今後も定期的にやってもらえるんすよね?」
「うむ。そう聞いている」
「じゃー俺、今から教室行って宣伝してきます!」
ぱんっと手を合わせて、ごちそうさまでした! お腹もいっぱいで大満足な幽は、そんな幸せを誰かと共有したいと考えたのでした。
「100円で朝から美味しいごはんを食べられるなんて、サイコーじゃないっすか! それにいっぺんこんなのを食べたら、朝はちゃんと食べないとなーってみんな思うっすよ、きっと」
「そうですね。私も、クラスの知らない人に教えてあげようかしら」
結華もそう言ってうなずきます。
「部活やってる子には、特に魅力的よね。私もバスケ部のみんなにアピールしておくわ!」
と碧南もぐっと拳を握り込めば、美咲紀も負けてはいられません。
「宣伝なら新聞部にオマカセなのです! とってもとっても評判なら、常設化も期待できるかもしれないですよね」
最初から採算が取れる企画ではないのでしょうけれど、そもそもが生徒たちの正しい食生活、健やかな毎日を願っての100円朝食です。ほかならぬ生徒たちが前向きであれば、エライ人があれやこれやしてくれて、てゆーか言い出しっぺである理事長先生がまた費用をぺいっと捻出してくれたりして、いつでも美味しい朝食が格安で食べられる……なんてことにもなるかもしれません。
「んじゃ、みんなでアピールっすね!」
「よしっ。美味しい朝ごはんのためにー!」
幽と碧南が腕を振り上げると、結華と美咲紀も、
「「おーっ!」」
なんだか前向きでいささかテンションが高めなのは、これも朝から嬉しい100円メニューのおかげかもしれません。
その後、幽は教室へ駆け込み、
「ちょっときーて! なーなー、みんな100円朝食食べた? マジ美味かったから、みんなも食べてみ!」
放課後、碧南は部室でみんなとお着替え中に、
「そうそう、今朝100円朝食食べてきたらね、すっごい美味しいの! 食べてみたほうがいいよ! 評判だったらまたやってくれるらしいよー」
それぞれアピールに励んだのでした。翌朝の学食は、さらに大盛況であったということです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月09日
参加申し込みの期限
2018年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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